虚ろの輪音

第一部 第五話「二つの導のその先に」 - 01

GM
技能などの成長結果をどうぞ。今日は戦闘まではいかないので命中回避とかはいいです(きりり
GM
あと、データ的には既に渡した新武具ですが、本編では開始時は持っていないということでひとつ。
GM
今日は話し合いからのぉ~ルート選択! したらみんなで揃ってする場所は中断する予定だから
GM
1週間の内にキャラチャを挟みたくなった時に入れる為にな。
シャルロット
じゃあ思ったよりは早く終わりそうな流れなのかし……いや。おわらないな
GM
まあ本編自体は1時くらいにゃ中断になる可能性は結構ある。
GM
その後にエリカちゃんばーさすシャル公とか始まるかもしれないけど。
シャルロット
え、なにその頂上ヒロイン決定戦みたいな
ソルティア
庶民ヒロインとおっぱいヒロインの対決か、、
ソルティア
ファイター6→7、ソサ6、コジャ2、エンハ2で新しく武器習熟/ソードをゲット。専用化出来なかったので前のバッソも持ち越して新しく+1フランベルジュを買いました。
ソルティア
フルメタルアーマーは売り飛ばしてアンネちゃん手製のイスカイアを装備。防弾加工もしてあります。
ジャン
フェンサー 7 スカウト 6 プリースト(ヒューレ) 3 エンハンサー 3 アルケミスト 3
ジャン
7レベルになって致死率がマッハになりました。(※ファイター2名が《タフネス》を習得し、相対的にフェンサーであるジャンHPが低くなった為)
シャルロット
技能はファイターとマギテックが伸びました。後、マルチアクションを習得。ソルティアから教わった《閃電二撃ち》を身に着けました。
エリカ
フェアテが7になりました。ケミが5になりました。
エリカ
……は
エリカ
シックザールさん持つのにガンベルト必要ですか?
GM
せやな。

※身内周りのハウスルールだと、1H〈ガン〉は(すぐに装備できる状態にする為には)、〈ガンベルト〉を装備しておくのが必須というのが基本でした(ガンベルト1つにつき1Hガン2つまで)。
 二挺ガンナーがデリンジャーなどを大量に持ち歩いて撃っては捨てる、を防止するのが主な目的。

エリカ
しまったな……。何処に何を持とう……
エリカ
あ、ガンベルトって背中にも装備できたか。背中でいいや
ジャン
ガンベルトたすきがけで谷間ができ……ないッ!
GM
でき……ないッ!
GM
シャルロット「^^」
ソルティア
でき……ないッ!
ジャン
あ、そういやアクおぼえました
シャルロット
あれ、ジャンがマルアクって意外だな
ジャン
え、最初から予定内だったよ
シャルロット
そうなのか。
GM
うむ。ジャンさんは最初からマルアク取る予定だよ。
ジャン
たぶん言ったことあるな
シャルロット
そういえばヒューレだったな…(忘却
GM
エリカちゃんもマルアク取って
GM
マルアク4人分のCAしない?
ソルティア
なん、、だと
エリカ
ないない。
シャルロット・ヘリオドール
器用度 25+1
敏捷度 24
筋力  16+2
生命力 20
知力  23+2
精神力 19

HP 56    MP 43
ファイター      7
プリースト:ザイア  5
マギテック      3
レンジャー      2
エンハンサー     2
戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/盾》
5.《防具習熟Ⅱ/盾》
7.《マルチアクション》
ex.《魔法拡大/数》
《タフネス》
秘伝/CA
《地這刃》
《活人撃》
《閃電二撃ち》

《咬破魔刃撃》
練技・賦術
【ガゼルフット】
【キャッツアイ】
装備
機剣【シュヴァルツシルト】
〈リベリオン-S-〉
〈アラミドコート〉
〈ガンベルト〉
〈ブラックベルト〉
ほか
ジャン(ヤンファ・シャンリーク)
器用度 27+1
敏捷度 27+1
筋力  22
生命力 19
知力  12
精神力 12

HP 40+2  MP 21
フェンサー      7
スカウト       6
プリースト:ヒューレ 3
エンハンサー     3
アルケミスト     3
戦闘特技
1.《武器習熟/ソード》
2.《防具習熟/非金属鎧》
3.《武器習熟Ⅱ/ソード》
7.《マルチアクション》
ex.《必殺攻撃》
《トレジャーハント》
秘伝/CA
《瞬刃》
練技・賦術
【キャッツアイ】
【ガゼルフット】
【アンチボディ】
【クリティカルレイ】
【パラライズミスト】
【ヴォーパルウェポン】
装備
砦刀【ヴォルフスシャンツェ】
〈アラミドコート〉
〈籠手〉
〈幻のウィッグ〉
ほか
エリカ・ケイ
器用度 12
敏捷度 12
筋力  14
生命力 17
知力  25+1
精神力 27

HP 38   MP 49+2
フェアリーテイマー  7
セージ        6
アルケミスト     5
戦闘特技
1.《魔法誘導》
3.《魔法収束》
5.《魔法制御》
7.《魔法拡大/数》
ex.《魔法拡大/時間》
《鋭い目》
秘伝/CA
《宴は終わらず》
《我らが舞は唯一人の為に》
練技・賦術
【パラライズミスト】
【バークメイル】
【クラッシュファング】
【ヴォーパルウェポン】
【エンサイクロペディア】
装備
魔銃【シックザール】
〈ソフトレザー〉
〈祈りのアミュレット〉
〈ガンベルト:活性弾×12〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか
ソルティア
器用度 26+2
敏捷度 15
筋力  21+2
生命力 20
知力  27
精神力 21

HP 56    MP 45
ファイター      7
ソーサラー      6
コンジャラー     2
エンハンサー     2

戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/金属鎧》
5.《防具習熟Ⅱ/金属鎧》
7.《武器習熟/ソード》
ex.《マルチアクション》
《タフネス》
秘伝/CA
《剛魔撃》
《閃電二撃ち》

《咬破魔刃撃》
練技・賦術
【ビートルスキン】
【キャッツアイ】
装備
〈フランベルジュ+1〉
〈イスカイアの魔動鎧〉
〈スパイクシールド〉
〈ブラックベルト〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか
GM
うーし
GM
じゃあそろそろよろしくおねがいしまーす。
シャルロット
よろしくおねがいします
ソルティア
よろしくおねがいします
エリカ
よろしくお願いします

第五話 「二つの導のその先に」
世界は、確実に混迷し始めていた。
けれど、私たちも、ただ止まっているだけではなかった。

この目で見てきた様々なモノが、少しずつではあるけれど、私たちの前を照らしている。
それらの導を頼りに、私たちは、欠けた破片を求めて、またひとつ進んでいく。

それでも、心の中には、いくつもの不安。
言い知れぬ焦燥感に、得体の知れないものへの恐怖、そして身近な存在への嫉み。

自信を持って歩むには、この世界はまだ、私たちにとって広すぎた。

GM
公都でのライフォス神殿襲撃、及びロートシルト教授の拉致事件が起こってから、1週間の時が過ぎた。
GM
公都へ護送された襲撃者たちは、やはりそのどれもが保守派に属する公国軍の兵士であり、以前の者たちと同じように何も覚えていないと主張しているという。
GM
以前特務兵たちを捕縛した時と違うのは、その規模、仕出かした事の重大さだ。
GM
1週間の時が過ぎる内に、事件は世間に知れ渡っており、公国軍内でも当然、犯行グループの正体は知れ渡っている。
GM
開放派からの保守派に対する糾弾も、激しさを増すばかりだった。
GM
そんな中、ジャンの通信機にロートシルト教授からの報せが入ったのが、昨夜のこと。
GM
詳細については直接話すべきだろうということで、連絡があった翌日である今日、君たちは皆〈宵の明星亭〉に集う事になっていた。
GM
また、アンネリースの主導で改造を施された武具たちもついでに届けるとのことで、君たちは今〈宵の明星亭〉のお馴染みとなりつつある奥の部屋に居る。

GM
その部屋に集っている人物たちは、相変わらず君たちの一部には緊張感を呼び起こさせる面々だった。
GM
いつもと変わらぬ態度のアランやギル、真面目な表情をしているバルトロメウスにバッカス、フェリシアにジェラルドといったところだ。
ジャン
「なんだァ、揃いも揃ってだなァ」
#ギル
「ということで、座った座った」 部屋に入ってきた君たちに着席を促すギル。
ソルティア
「……はい」 ギルに答えて椅子に着席して一礼する。 「お久しぶりです、皆さん」
シャルロット
「失礼します」 ぺこ、と頭を下げて椅子を引いて腰を下ろす
エリカ
「……失礼します」 ぺこ、と会釈しつつ。促されて着席。
#バッカス
「やあ。少々、久しぶりかな。ここ最近はこちらも立てこんでいて、なかなか君たちに会える機会がなくてね」
#バルトロメウス
「先日の件の迅速な対応は、見事だった。連れ去られた者たちにも大きな怪我は無かったのは、君たちの手柄によるものだろう」
#アラン
アランは頭の後ろで手を組んで、椅子にもたれかかってます。
シャルロット
「いえ……」 自分たちの手柄というよりは、そういう結果になっただけのような気がして力なく応える
エリカ
「い、いえ……私達の都合も、ありましたから」
ジャン
「まァ、こっち側も必死だったしな」 手柄っつーかなんつーか
#アラン
「まァさっさと教授を助けなきゃユニットの調査も頼めなかった訳だからなァ」
ソルティア
「ありがとうございます。ですが……今の街の状況は、歓迎できるものではありませんね」 眉を顰めて。
#ギル
「……まー確かにちょーっと今の空気は窮屈だけど、出来る限りの事をやりはしたんだし、さ」
#ジェラルド
「ランベルト教授たちのご到着はもうすぐか?」 とジェラルドがフェリシアに確認する。
#フェリシア
「はい、もう少しで到着なさるはずですが……」
ジャン
「またどっかに捕まったんじゃァねえだろうな」
#フェリシア
「不謹慎ですよ」 きっ。>じゃん
ジャン
「へいへい……」
#フェリシア
「すみません、もう少しお待ちくださいね」 と君たちに言って
エリカ
「いえ、お気になさらず」 少し待つくらい。
シャルロット
「構いませんよ、フェリシアさん」 
ソルティア
「荒れそうな気配が街の中に漂っていますからね……アカシャも、余り外に出さないようにしていますよ。と言っても、今は自分から出たがる事は殆どありませんがね」 多分モニカについてるんだろう。>ギル。
#ギル
「流石にアレのすぐ後じゃ外に出る気にならないよね。君としても気が気でないだろーし」
ソルティア
「えぇ……宿に来るのもかれこれ一週間ぶりですしね」 その間は多分通信機で連絡を取ってたんだろう。
#フェリシア
「ランベルト教授と……今日はもうお一方、マグダレーナ・イエイツ様がこちらにいらっしゃいますので、ご到着の後に話を始めたいと思います」
エリカ
「え」
ソルティア
「マグダレーナ様も、ですか」 それだけで事の重大さが分かるな。
シャルロット
「……え?」 えっ? 大事なことなので二度言いました
シャルロット
「えっ?」 聞いてないですよ、とばかりに困惑顔でフェリシアに視線を向ける
#フェリシア
ちょっと困ったような微笑を浮かべた。>シャル
ジャン
「……ま、そんだけ大事ってこったな」
#バッカス
「まぁ……事が事だからね。彼女が直接この話し合いの場に来るのも致し方なしといったところだ」
ソルティア
「保守派にしてみれば、開放派に一気に追い込まれたようなものですしね。この一件で話が決まるわけではありませんが、開放派が勢いづくのは止められませんから……」
#アラン
「実際問題、5050くらいだったのが7525くらいになってっからなァ」 空気が。>ソル
ソルティア
「むしろそれだけで済んだのが幸いなくらいですよ。市民にしても、保守派への不信感が高まってますからね……開放派が煽れば、一気に国全体のムードが変わりかねません」>アラン。
#アラン
「んだなァ……まだ地味ーな嫌がらせしかしてきてねェのは逆に気味が悪いぜ」
ソルティア
「開放派にとっては好機のはずなのですがね……」
ジャン
「………しっかし」 ちらりとシャルを見る。大丈夫だろうか
エリカ
「……」 そわそわし始めた!
シャルロット
「……」 そわそわしはじめた。
ジャン
「うわァ」 大丈夫じゃなさそうだ
#ジェラルド
「そう緊張せずとも良い、と本人は仰るだろうが……そうも行かないようだな」 あの様子じゃ駄目だわ。
エリカ
(ど、どうしよう……) ヤバイ。流石にお姫様と同席とか場違いじゃないかな、とか考え始めた。
シャルロット
「いち冒険者の宿にじきじきにいらっしゃるなんて思いませんし……」 そわそわ
ソルティア
「僕にしてみれば、雲の上過ぎて逆に実感が沸かないくらいですけど」 あはは、と気楽に笑う。
ジャン
「まァ、これでも神殿長の娘と一緒に仕事してるんだがな、俺ら」 今更感がすごい
シャルロット
「じじじ、ジャンさん何を言っているのですか」 カコカコ
ジャン
「お前ドモり過ぎだろォ……」
#ギル
「それだけこの店も出世したってことさ……」 うむうむ。
エリカ
(もう少しマシな服着てくれば……ってそんなの持ってないし……)
GM
そんな話をしていると、扉がノックされ、エルシオーネの声が響く。
エリカ
びくぅっ
#エルシオーネ
「マスター、マグダレーナ姫殿下とランベルト教授がご到着です」
ジャン
「っと、おいでなすったな」
ソルティア
「……っと、いらっしゃいましたか」
シャルロット
「……」 うわあ。うわあ。
#エルシオーネ
「あ、それとランベルト教授のご息女がジャンさんたちへのおみやげを持っていらしたそうなので、とりあえず彼女はこちらで応対しておきます」
#ギル
「はいはいっと、頼むよエルシオーネ」 といって、ギルは部屋の扉を開けよう。
ジャン
「土産……? なんか手作り料理でも持ってきてくれたってのか」
シャルロット
「お土産……あ、例の」 武器の話かしら
ソルティア
「アンネさんからの、と言う事ですから武具の事でしょうね」
ジャン
「……あァ」 そういやそんなものが
#ギル
「ようこそいらっしゃいました、マグダレーナ姫殿下、ランベルト教授」
エリカ
(ちょ、ちょっ。ま、まだ心の準備が!)
ジャン
「エリカちゃん、ほれほれ、お姫様と対面だぜェ」 焦らせよう
エリカ
「~~っ」 ジャンに言い返す余裕もない! がちがちだ。
シャルロット
「………」 私は笑顔を浮かべて口を閉じて小首を傾げる機械になります。
GM
マグダレーナ・イエイツ。
GM
このダーレスブルグ公国では名を知らぬ者はほぼ居ないだろう。
GM
若干19歳にして、ダーレスブルグ第四軍を束ねる将軍であり、また同時に公王アルフレート三世の姪にあたり、第五位の王位継承権を持つ人物だ。為人も非常に誠実かつ真面目で実直、優秀なザイアの神官戦士であり、国民からの信頼も厚い、といったところだ。
GM
赤茶色の美しい長髪と、凛とした表情に立ち振る舞い、その所作のひとつひとつが一国の姫であるに相応しい風格を感じさせる。

#マグダレーナ
「では、失礼する」
#ギル
「少々狭く感じられるかも知れませんが、どうかご了承ください」 恭しく二人に言うものの、あまりがっちりとした印象はないのはいつものことか。
#マグダレーナ
マグダレーナはギルを気にしないでくれ、と言わんばかりに片手で制して
#ランベルト
「遅れてしまい申し訳ありません」 と、その横にはランベルト教授の姿も。
ジャン
……っと」 流石に目の前にすると少し気が張るな
ソルティア
「お初にお目にかかります」 席を立って一礼しよう。
シャルロット
「……え、えーと……はつにおめにかかります?」 やや言葉尻が怪しいのは、発言に困ったからだ。
ジャン
「あァー」 シャルがやべえな  「まァいいか。ジャンだ」 とりあえず自己紹介をしてやろう。偽名の。
エリカ
「……」 うわあお姫様キレイだ、と思いつつ。同じ場に自分がいるのが酷く気重い。逃げ出したい。
#マグダレーナ
「ああ、初めまして」 ソルティアたちを真っ直ぐと見つめて返した。
#アラン
「あ、ちなみに初対面なのはお前らだけだからな」 他は挨拶する必要ねーんだーと。>4(?)人
ソルティア
「ソルティアと申します。何分一介の冒険者ですから、礼節の欠いた面があるかもしれませんが、どうかご容赦ください」 >マグダレーナ様。
ジャン
「ソルティアはもうちっと緩くいくべきだと思うがなァ」 カッカッカ
ソルティア
お許しが出たらそうしますよ、とばかりにひらっと手を振るのだ。>ジャン。
ソルティア
「ランベルト教授も、お久しぶりです。娘さんは相変わらずのようですね?」 お土産の報告的に、教授に笑いかけつつ。
#ランベルト
「ああ、育ち盛りだというのに毎日遅くまで研究に励んでいてね……。情熱は嬉しいが、なんとも複雑な所だよ」 苦笑した。
シャルロット
「あはは……あまり他人事ではないので、なんとも」 自分も遅くまで訓練してるしなあ
#ランベルト
「君も、あまり無理はしないように。同じ年頃の娘が居ると、人事ではないのでね」
シャルロット
「はい、気をつけます」
ソルティア
「遅くまで情熱を持ち続けられるのは若さですねぇ……健康には宜しくないですから、勧めたくはありませんが」 ははっと笑い。>ランベルト教授。
#ランベルト
「その情熱自体は尊重してやりたいものでね……。親心というのはなかなかに複雑だ」
#マグダレーナ
「マグダレーナ・イエイツだ。ダーレスブルグ第四軍の将を務めている。以後、見知り置きを」 上位階級の人間である嫌味を一切感じさせない様子で、マグダレーナが君たちに名乗る。
エリカ
「……」 ぱくぱく。口が数回空振ってようやく。 「……は、はじ、め、まして」
#アラン
「まともに喋れてねェぞォ」
ジャン
「~~~ッ!」 エリカちゃんやばい。噴出しそうになった
シャルロット
「シャルロットヘリオドールと、申します」 こわばりは、エリカとは違う種類のものだが、僅かに堅く言葉を返す >まぐだれーな
#フェリシア
「……こほん!」 わざとらしく咳払い。>ジャン
ジャン
「おォう」 説教喰らう前に控えよう
#マグダレーナ
「ジャンに、ソルティアに、シャルロットにそちらの君も、そう緊張しないでくれ」
エリカ
「え……エリカ・ケイ、です」 言いつつ会釈。して頭が上がらないまま。 「あ、い、いえ、すいませんっ」 びくっとしつつ。
#マグダレーナ
「謝る事は何もない。ただ、普段通りに接してくれればいい。慣れない内は少し難しいかも知れないが」 ふっと笑って、席につこう。
エリカ
「は、はい……っ」 普段通りとか無理無理無理無理、と心のなかで叫びつつ。
シャルロット
「……」 ふと気づくと、エリカがえらいかっちこっちになっとるわ
ジャン
「頑張れ頑張れェ」 エリカちゃん大変だぞこれから
ソルティア
「お目にかかれて光栄です」 と胸に手を当ててもう一度礼をして。 「緊張しないのは少々難しいですね。ですが、出来る限りは冒険者の流儀でいかせてもらいます」 顔を上げて小さく微笑む。>マグダレーナ様。
#マグダレーナ
「ああ、それでいい。私としても、そちらの方が気が休まる」
ソルティア
「ありがとうございます。市井の噂通りの方で、こちらも安心しました」 とマグダレーナ様に答えつつ着席を見てこちらも座ろう。
#マグダレーナ
「ランベルト教授も、わざわざ帝国よりご足労いただき、真に感謝の念に堪えません」
#ランベルト
「いえ、お気になさらず。既にご報告申し上げた一部にある通り、あのユニットは我々の開発した通信機の構造が絡んでいる可能性もあります。私とて、まったくの無関係とは言えないでしょうから」
ソルティア
「ほら、エリカちゃん、落ち着いて。偉い人が相手でも、ここは冒険者の宿なんだから。ね?」 いつもの笑顔で笑って背中をぽんと叩こう。>エリカちゃん。
#ギル
「そーそ、おっさんもこんななんだからさ。気楽でいーのよ」 って本人がいってるから。>エリカ
エリカ
「は、はい……」 背中叩かれて若干気持ちマシになったような、 「……」 逆に恥ずかしいような。
シャルロット
「……」 なんとも、対応に困る場だ。なまじフェリシアと話をした後ではぎこちなくなる
シャルロット
「確かに、気楽に構えられるほうがいいのだとは思うのですが」 困り顔だ
#バッカス
「はっはっは、それぞれ独特の反応で実に面白いじゃあないか」
ジャン
「個性溢れる良いパーティだろォ」 ハッハッハ
#バッカス
「いやまったく、羨ましい限りだよ」 ビバ青春。
#ジェラルド
「ともあれ、これで皆揃ったか」
#バルトロメウス
「エリカ君が落ち着いたら、話を始めるとしようか」
エリカ
(具体的に名前言わないでください……っ) 顔真っ赤。
ジャン
「それ話始まるのか?」
#アラン
「1時間後くらいかもな」
ソルティア
「さすがに一時間待たされるのは困りますねぇ」 ははは
エリカ
「だ、大丈夫です……」
#フェリシア
「……うぉっほん!」 さっきよりでかい。>ジャン、アラン
ジャン
「あら怖いわねェ」 ヒソヒソ>アラン
#アラン
「ほんと、やァねェ」 ひそひそ。
#フェリシア
「…………」 あいつら撃ちたいわぁ。
シャルロット
「もう、みんなして酷いですよ」 ソルティアももうちょっとなんかフォローしてやれよう、とばかりに唇を尖らせる
ソルティア
「こんな姿を見れるのも今のうちだけだと思うとつい」 HAHAHA
ソルティア
「なんだったら、手でも握っててあげようか?」 はは、と冗談っぽく笑い。>エリカちゃん。
エリカ
「~~大丈夫ったら大丈夫ですっ!」
ソルティア
「はは……まぁ、今は話を聞くことに集中しようね」
シャルロット
「もう……」 やれやれだ。呆れて力も抜けてしまった
#ランベルト
「我々のように年を重ねて面の皮が厚くなってくると存外平気なものなのだが、やはり若い子たちには少々インパクトが大きいか」
ジャン
「そろそろ本題に入りましょうか」 じゃないとヤバい。俺らが。
エリカ
「……」 くそう、もうどうにでもなれ。
#マグダレーナ
「ふふ。仲睦まじい姿を見せてもらった所で」 顔を引き締めて。 「話を始めるとしようか」
GM
マグダレーナの一声で、アランを含めた全員の顔が引き締まる。まあアランは姿勢悪いままだけど。
シャルロット
「……はい」 背筋を伸ばして、真剣な表情へと移り変わる
ジャン
「へいへい」 気だるげな返事だが、真剣な眼差しに変わる
#フェリシア
「では、ユニットの調査状況、公都の現状、我々がこれから成すべき事についての話を始めましょう」
ソルティア
「はい、お願いします」 背筋を正して。
#フェリシア
「まずは、一番把握の容易な公都の現状の確認から参りましょう」
#フェリシア
「ライフォス神殿襲撃事件の犯行グループは、残念ながら全員が保守派に属する人間でした」
#フェリシア
「……その中には、少し前から行方が知れなかった者もいれば、襲撃の前日まで公都にて職務に当たっていた人間もいます」
シャルロット
「……」 全員、というのは、概ね思っていた通りだ。小さく頷く。
#マグダレーナ
「事件の前日まで、彼らは非常に真面目に職務に励んでいる者ばかりで、不審な言動をしていた者は居なかった。あくまで、思想面での話だが」
#マグダレーナ
「行動には、彼らにも少々不審な点があったようだ。それが、襲撃用の馬車の準備に繋がる。彼らの中には、最近になって頻繁に帝国との連絡馬車の管理に携わっていた者が多い」
#マグダレーナ
「……そして、襲撃事件の後、私たちは秘密裏に保守派の人間一人一人を調べた。流石に時間の制限もあり、全員とはいかなかったがね」
#フェリシア
「その調査で、〈HRユニット〉を身につけていた者が若干名見つかりました」
#フェリシア
「一見普通に保守派の兵士として職務に当たっていた彼らですが、問い詰めるとやはり襲撃事件の犯行グループと同様の目的を持っていたようで、仕方なく武力による制圧を行いました」
#フェリシア
「彼らを気絶させて落ち着かせるべく介抱すると……以前、街道での猟犬の事件の際の犯人たちと同様、〈HRユニット〉に関する記憶や彼らのしていた事の記憶がすっぽりと抜け落ちていた様子でした」
ジャン
「……へェ」
#マグダレーナ
「そしてこれは、襲撃事件の直接の犯人たちにも、やはり共通している」
#マグダレーナ
「先日の事件に関する報告は、現在はこんな所だ。ここまでで、何か質問等があれば受け付けよう」
シャルロット
「……」 妙な話が多い。口元に手を当てて考える
ソルティア
「……妙な話ばかりですね」 腕を組んで
エリカ
「……」 わけがわからないことばかりで、逆に質問も何も。
#アラン
「まァぶっちゃけぶっ飛んだ事しか成さすぎて何から突っ込んだものか、って感じだなァ」
ソルティア
「全くです。証拠が一切無くてもいいのなら、開放派の陰謀だと言ってしまってもいいくらいですよ」
#バルトロメウス
「可能性はあれど、何の証拠もない状態ではそのような事を主張する訳にはいかない」
ソルティア
「えぇ、分かっています。勿論僕もそう声高に主張するわけではありません」
ソルティア
「ここまで大きな事件を起こした事や、それに関与してるのが保守派の人間しかいない事、そしてことごとく関わってくるHRユニットとそれに付随する記憶喪失……すべてが不審で、どこから手をつければいいのか分かったものではありませんね」
ジャン
「ユニットの装着者が若干名、ねェ」
#ジェラルド
「そしてその者たちは、一見普段と変わらぬ生活を送っていた、と」
#ギル
「あのユニットはそんな風にも操れちゃうもんなんですかね……」 とランベルトに視線を。
#ランベルト
「そちらについては、後ほど」 とギルに。
シャルロット
「これといって今の点に質問などは……もうひとつ、解析結果については?」 多分そっちが肝要だ
#ランベルト
「先に襲撃事件と公都の現状を話した後に、私から話させてもらうつもりだ」
シャルロット
「そうですか……」 じゃあ、ちょっとまっていよう
ジャン
「そいつらが不審な行動を取る直前までの姿を、最後に見た奴はいるのか?」
#フェリシア
「襲撃事件の犯人たちに関しては、襲撃事件の起こった日の朝、同僚たちに姿を見掛けられた者も居ます」
ジャン
「そうかァ……ユニットをそんな警戒されずに取り付ける機会ってのもそう無いと思うんだが」 流石に解らん
#フェリシア
「……もっとずっと前から、より自然な形で、何者かによってユニットを取り付けられていたのかも知れませんね」
シャルロット
「自然な形で……?」
#フェリシア
「記憶を操る事が出来るのならば、誰から受け取ったか、あるいは装着させられたかも左右出来てしまうでしょうから」
エリカ
「……」 ぞっとする話だ。
ジャン
「……おっかねえ話だなァ、オイ」
ソルティア
「……まさか僕にもついてたりしませんよね。耳掃除はちゃんとしていますけど」 耳の辺りをぐりぐりしながら。
ジャン
「最悪、『お前はいつもどおりの仕事をしろ』とか命令されてるワケだろォ」 ぞっとするわ
#フェリシア
「例えばの話ですが、気心の知れた人間から『通信機の新型だ』などと言って渡されれば、あまり抵抗なく受け入れてしまうものも多いでしょう」
#フェリシア
「尤も、記憶の操作が可能なら、夜道で襲撃して気絶させたところにでも装着してしまえばいい話ではありますが……」
#ジェラルド
「それが広がっているのが軍の内部だけならばまだ良いが……最悪の場合、市井にも広がっている可能性はある、か」
シャルロット
「……それは、人間不信になりそうなお話です」 それこそどうにでもやれてしまいそうだ
ジャン
「……警戒は更に怠れない、ってか」
#アラン
「毎日耳掃除はちゃんとしとけよ、お前ら」
シャルロット
「して防げるものなら、被害も減りそうですね……」 そうだといいなあ、なんてゆるい笑顔で
ソルティア
「そうですね……今追えるのは、HRユニットの性能について。それと……」
ソルティア
「……事件に関わった人達に命令を下していたのは誰か、分かっているんですか?」
#マグダレーナ
「いいや、襲撃を行った者たちは、皆一様に何も覚えていないと主張している」
ジャン
「だろうなァ」 都合良くできてて困る
#アラン
「が、そこに関してはちと面白い話もあるんでな。もうちょっと待ってな」
シャルロット
「記憶が無い、というのは、どうにも手が出しにくいです。本当に無いのか、それともあるのか本人にしかわからないことですし」
#マグダレーナ
「少なくとも、私は彼らの覚えていないという言葉に嘘はないと信じているよ」
ジャン
「拷問はそんな甘くねえぜ。記憶があるなら吐いてるだろうよ」
#フェリシア
「…………」 そういうことをシャルロットの前で言うな、と言いたげな顔になりつつ。
ジャン
「………」 過保護な視線感じるわぁ
シャルロット
「それは、そうなのかもしれないんですが……」 うーん
#バルトロメウス
「主に質問は、ユニットの解析結果に繋がるものが多いようだ。ユニットの話に移る前に、先に市井の話をさせてもらおうか」
シャルロット
「あ、はい。構いません、バルトロメウスさん」
#バッカス
「君たちももう噂は耳にしているだろうが、当然ながら、今回の事件は到底隠しおおせるようなものでもなければ、それが赦される事でもない」
#バルトロメウス
「公民たちの保守派への反感は高まり、開放派からの糾弾は言わずもがな。帝国大使館にまで苦情が来ている状況だ」
#バルトロメウス
「これは一般市民たちに限らず、公国議会でも同様のようだが」
#バッカス
「……すまないねバルト君。私が保守派寄りの姿勢であることが、悪く響いてしまって」
#バルトロメウス
「いえ、閣下がお気になさることではありません。今の状況は、誰にでも予測出来るものではありませんし、閣下の思想が間違っているとは私も思っておりませんので」
ソルティア
「市民には保守開放に関わらない人も多かったんですが、その傾向も変わってきているでしょうね……」
エリカ
「……」 あんなことがあれば当然だろうな、と思う。
#ジェラルド
「各宗派の神殿にも、市民たちからの問い合わせが多く寄せられている」
#ジェラルド
「保守派が信用できないではなく、軍そのものへの不信を募らせている者も居るようだ」
ジャン
「……そいつは困るなァ」
シャルロット
「そうではない、と……そんな説明は、きっと無為におわってしまうんですよね」 だって、状況が状況だ。
#フェリシア
「……残念ながら」
#ジェラルド
「街の警護を、軍ではなく神殿の方ですべて担当してくれないか、などと言った要求も来ている」
ソルティア
「反論する証拠がありませんからね。ユニットの事は、市井に説明するには危険すぎますし」
#マグダレーナ
「説明した所で、今は混乱を招くだけだろう」
ジャン
「だいたい、信じる奴がどんだけいるんだよって話だしなァ」
#ジェラルド
「それらの意見を受けて、各種神殿が連携して街の警邏の増員を測っている、といったところか」
ソルティア
「ただ、今実際に動いているのは過激な人達が主でしょうからね。ここで流れを止められるかが瀬戸際になるでしょう」
#アラン
「そーそ。正念場って奴だなァ」
#バッカス
「簡単ではあるが、市民たちの様子はこんなところだね」
シャルロット
「ですが……市井への対応はともかくとして、開放派の方々には説明を施せないものでしょうか?」
#マグダレーナ
「開放派の者たちにユニットの説明を?」
ジャン
「勢いがついた開放派の連中に何言ったって聞く耳もたねえだろうよ」
ソルティア
「しても無駄でしょう。開放派にしてみれば保守派を追い落とす好機ですし、下手をすればその開放派の中に今回の事件の黒幕が居かねない状況ですからね」
ジャン
「ま、黒幕がどこにいるのかも定かじゃァねえがな」
#アラン
「……黒幕、なァ」
ソルティア
「ユニットのことを下手に説明してその話が市井に流れたらより危険ですし、そうでなくとも難癖を付けられて責められるのがオチでしょう」
#バッカス
「……そうだね。今開放派に対してユニットの情報を大々的に伝えるのは、あまり得策とは思えないが」
シャルロット
「具体的な理由や、背景はともかく……この状況は開放派側にしてみれば“都合が良すぎる状態”です。あちらが裏で関わりがあるにしろないにしろ、一石投じて見るのはいけないでしょうか?」
ジャン
「その試みは悪くねえが、少なくとも今のタイミングだと混乱招くだけだ」
#アラン
「確かに、考え方としちゃ間違ってはいねえ。けどよ、結構リスクが高い選択肢だと思うぜ?」
#アラン
「その一石で、どうやってアイツらを揺さぶるか。それが決まってなきゃ、こっちが余計に被害を受ける可能性がある」
ソルティア
「今のところは、一石を投じた結果が悪い方向へ向かうしか想像出来ませんからね……」
ソルティア
「話すにしても、人を選ぶ必要はあるでしょう。せめて、今は街の騒動を治めるのが先決と考えられる人に伝えたいものですが……」
ジャン
「あとまァ、こう言っちゃァなんだが」
ジャン
「俺らもこの一件に深く関わっちまってる状況だ。下手なこと言えば俺らが悪者にもされかねないぜ」
シャルロット
「そう……でしょうか。今現在起きた事件が、損しか発生しないのが実情です。私でも気付けたことに、開放派の上層は察しないものですか?」 
エリカ
「……実際に事件を起こしてるのは保守派の人だし。下手したら、保守派がこんな危ないユニット作って悪巧みしてる、なんて言われかねないと思うけど」
#ギル
「現状、実際その通りな訳だからね」
ソルティア
「開放派にすれば得なんですよ、現状はね」
ジャン
「察したところで好機には変わりねえからなァ」
シャルロット
「……そういうもの、ですか」 変な好機なんて、危険な気配しかしないと思うのは違うだろうか。
ジャン
「そういうもんだ。人間、ゴールが見えたら喜んで走っていくだろ。警戒する奴なんて少ねえ」
ソルティア
「開放派で今一番考えやすい行動は、保守派を生贄にして市民を宥めて、開放派が実権を握る、と言うところでしょうしね……」
#アラン
「案外開放派の全員、頭をやられちゃってたりなァ」 けらけら笑いながらいった。>あからさますぎる好機に疑いをもたない
ジャン
「否定できないのが怖いトコだわ」
ソルティア
「何かしらの危機感を抱いている方は、開放派にもいらっしゃるかもしれませんがね。少なくとも僕は心当たりがないですね……」
エリカ
「……わざわざ、啀み合ってる相手を助けたりしないと思うけど」
シャルロット
「いえ、おかしなことを言ってすみませんでした。続けていただけますか?」 議事進行役っぽいフェリシアに
#マグダレーナ
「ふむ……」
#フェリシア
「……シャルロットさんの仰る事にも一理あるかも知れません」
#フェリシア
「やはり、証拠を掴むまではなんとも言い難いものですが」
ジャン
「形のある証拠なんて、現状ユニットぐらいしかねえしなァ」
ソルティア
「少なくとも現状は、開放派へのリークは止めておいた方がいいかと思います。先の話を聞けばまた変わってくるかもしれませんが……」 「はい、お願いします、教授」
エリカ
「……」 それこそ本当に開放派に黒幕がいて、その決定的な証拠でも見つからない限り、もうどうしようもないんじゃないだろうか、この現状は。
#マグダレーナ
「開放派へのアプローチは検討しておくとして、次に行こうか」
#ランベルト
「では次は、私から〈HRユニット〉の解析結果について話をさせていただきます」
#ランベルト
「結論から言ってしまえば、この〈HRユニット〉を使って人の心を操り、記憶を操作することは可能です」
シャルロット
「……」 やはり。小さく頷いて続きを促す
ソルティア
「……そうですか」 肯定されたはされたで頭を抱える問題だな
#ランベルト
「実験こそ行なっていませんが、ユニットから発されている特殊な不可視の波が生物を様々な形で狂わせる事は、理論上証明できました」
#ランベルト
「ただ、〈HRユニット〉にはその波……魔動波のまがい物ですね。それを発する機能はありますが、それを“作り出す”機能は備わっていません」
エリカ
「……?」 どう違うんだろう。
ソルティア
「……つまり、発信元があると?」
#ランベルト
「魔動波の紛い物を、区別する為に《呪素》と呼称することにしましょう」
シャルロット
「呪素……」 いやな響きだ。
#ランベルト
「ああ」 ソルに頷いて。 「どこかから作り出されて発信された《呪素》は、大気を伝わる間に磨耗し、その効力を失ってしまいます」
#ランベルト
「しかし、〈HRユニット〉を介することで、その摩耗した呪素は再び増幅され、対象の聴覚器官に、そのものを狂わせるだけの力を持って侵入する」
#ランベルト
「……ふむ」 エリカの顔を見て、通信機を取り出した。
#ランベルト
「この通信機が、〈HRユニット〉のようなものだと思ってくれればいい」
シャルロット
「……とと」 講義が始まった。手を上げて聞こうとしたけど、ちょっとまとう
エリカ
「……」 とりあえず説明を聞くのこころ。
ソルティア
説明は教授に任せるのだ。ソル君はシャルちゃんが受けてたフェリシアさん特別講義に最初の頃同席して基本部分を教わっただけだからな。
#ランベルト
「通信機だけでは魔動波という“音”は作り出されない。あくまで、受け取った声を魔動波へと変換しているだけだからね」
#ランベルト
「その声を作り出している元通信に関してならば、人が居るということだ」
#アラン
「教授ゥ、結局難しくてよく分かんねェよ」
#ランベルト
「……む、そうだったか」
ソルティア
「通信機一つでは音も何も聞こえないでしょう? どこかから、その通信機に向かって音を出さないといけません」
ジャン
「ようは、ユニットが媒介ってことでいいんじゃァねえのか」
#アラン
「まー」
#アラン
「平たく言や、〈HRユニット〉単品じゃ、意味がねえってことだよ」
エリカ
「……ええと、それはなんとなく解りましたけど」
エリカ
「それじゃあ、あくまで〈ユニット〉が出す音が危険なだけで、《呪素》自体に害はないんです……か?」
ソルティア
「ユニットと言うのは魔動波を、えぇと……受信ですか? することしか出来ないんじゃないでしょうか」
ジャン
「さっきの説明からすると、害がないっつーより、普通は無効化される、って感じじゃァねえか」
#ランベルト
「いや、《呪素》そのものが一種の音だ」 人間の耳には聞き取れないような。 「そして、その呪素そのものが非常に危険なものではある」
#ランベルト
「だが、ジャン君の言う通り、呪素は大気中に飛び出すと非常に速い速度で磨耗し、消滅していく」
#ランベルト
「だから、ただ発生しただけでは一切害はでないようなものなんだ」
エリカ
「……そう、なんですか」
エリカ
「………」 それって。危険物が今現在、そこらを飛び交ってるってことなんじゃないだろうか。
ソルティア
「要するに、攻撃魔法の射程外みたいなものなんですね」 ソーサラー的発想
シャルロット
「……それは、発生しても届いていないだけですよ、ソルティアさん?」 ちがうとおもうよ?
ソルティア
「その本来射程外になってしまう魔法の距離を拡大するのがユニットと……え、違うんですか?」 シャルと向き合って
シャルロット
「どちらかというと、完全な初心者が唱えたスリープみたいなものですよ」 基本的に抵抗できるけど、HRユニットがあると達成値が激増して危ないのだ。>普段は無害、あると有害
ソルティア
「低魔力と魔力の拡大ですか」 旧SWの達成値拡大ですね分かります
#ランベルト
「だから、もし〈HRユニット〉が公都の住民中に普及してしまえば……とんでもない事態になってしまうだろう」
#アラン
「まぁ逆に言えばユニットがなけりゃただのゴミッカスだってこった」
ジャン
「……つーか」
ジャン
「〈ユニット〉の拡大版がもし現れたら、相当ヤバいワケだよなァ」
#フェリシア
「ええ、それが最悪の事態です」
ジャン
「今はそんなちっせえので済んでるが……寒気するわ」
#マグダレーナ
「だからまずは、その呪素の発生源を破壊することが何よりも優先すべきことになる」
ジャン
「目星がついてるなら、な」
#アラン
「ま、その辺りは次の話でいいだろ姫さん」
#アラン
「目星もついてねェのにこの俺様が来てると思うなよ?」
エリカ
「解るんですか?」
ジャン
「ほォ、そいつは期待させてもらうぜ」
#アラン
「俺は能ある鷹だからなァ」
エリカ
「……」 また言ってるし。
#ジェラルド
「これからの話へ移る前に、皆の認識が食い違っていないか確認しておこう」
#バッカス
「ふむ。私の方はひとまず問題ないが」
#バルトロメウス
「私も、特に問題はありません」
#ギル
「おっさんとしてはここで若者と同じような質問をして若さアピールをしたいんだけど、特に質問が思いつかないのよねぇ」
シャルロット
「私も、概ね。……あ、ランベルトさんへお伺いしたいことが」 呪素のしくみなのだけど
#ランベルト
「何かな」
シャルロット
「一つは、呪素の発生源について。……拡散するにつれ磨耗して危険度は減る状態のようですが、発生物に接近した場合の影響度合いは検討が付いている状態なのでしょうか?」
#ランベルト
「元々、自然界に存在する要素のひとつではある。ただ、自然界の呪素は“方向性”を持っていない。ユニットだけが存在しても無害なのはこの為だ」 これこれおかしくしちゃうぞーっていう方向性ね。
ジャン
「存在としては俺らが吸ってる空気みたいなモンか」
ソルティア
「と言う事は、取り付けられていた動物達が暴走したのは元々存在する《呪素》を増幅されて、と言う事ではないんですね。明確な送信元がある、と……」
#ランベルト
「これはあくまで理論を立てた上……的中率は9割強と言った所の話になるが」
#ランベルト
「呪素は、発生源から1m離れれば、その99.9%が失われる」
シャルロット
「あ、それほどに拡散するものなのですね……」
エリカ
「……だから、耳につけられてるんですね」 ユニット。
#ランベルト
「呪素は濃度が100%を超えなければ効力を発揮しない。だから、発生源にぴったりと耳を付けでもしない限りは影響は皆無といっていいはずだ」
ソルティア
100%を超える?」
#ランベルト
「発生した時よりも強くならなければ、効果を表さないと思えばいい」
ソルティア
「ユニットは、それだけの増幅が出来る、と言う事ですか」
シャルロット
「ではもう一つ」 と続けて
シャルロット
「通信機とは異なり、多方面へ無差別へ発信しているように聞きうけましたが……個々人に対して個別の指示を出せるものなのでしょうか?」 そうでなければ、一連の事件の説明が難しくなってしまう。
#ランベルト
「そこは、通信機と同様だろうね。ユニットにも、それぞれ識別番号がある」
#ランベルト
「誰がどのユニットを身につけているかが分かっていれば、発生装置からその識別番号へと向けて、目的となるベクトルを持った呪素を送信すればいい」
#ランベルト
「……あまり言いたくはないのだが、言ってしまえば魔動通信の応用、悪用だ」
ジャン
「で、その送信をする奴がいる、と」
#ランベルト
「そうだね。機械単体では複雑な命令を適宜送信することは難しい。操っている者がいるのは明白だ」
シャルロット
「……なるほど。《デュークダム・ピラー》(※公都の中継塔の名称)のような中継塔ではなく、それ本体が呪素を送る発信塔なのですね」
#ランベルト
「ああ。呪素発生装置が通信機+人間の声、中継塔と受信側の通信機が〈HRユニット〉と考えれば、似たような図式になってしまう」
エリカ
「……」 まあ。だいたい分かった。ような。
シャルロット
「仕組みは理解しました。ありがとうございます」 こっちは聞きたいことは聞いた
ソルティア
「……それにしたって、手が込んでいますね。その《呪素》の判別……どうすれば人を思い通りに操れるか、と言うのは、そう簡単に解析出来るものなんでしょうか?」
#ランベルト
「……解析は、実際に私たちにも可能だった。だが」
#ランベルト
「それを作り出す発想など、とても私には出て来ないよ。だから、理論上はという言葉を多用させてもらった」
#ランベルト
「人道的な意味も無論あるが、それ以上に技術的な問題で、ね」
ジャン
「それだけの技術力を持った奴、ねえ」
ソルティア
「……相当長い間研究されてきたものなんでしょうか。それもまた妙な話ですね……」
#ランベルト
「現代に伝わる魔動機術で、こんなシステムを作り出す事が出来るとは考え難い」
#ランベルト
「……とはいえ、実際に存在しているのだからそれを認めるしかないのだが」
シャルロット
「昔から存在したもの? ……いえ、そこの詮索は恐らく無為ですね」 きっといまかんがえることじゃない
ソルティア
「長く研究されてきたものなら、それだけの研究ですからそれなりの研究施設なり見つかるかもしれませんが……遺跡から出てきたものだとそれを探すのも意味なく終わるかもしれませんしね」
#アラン
「ま、んな所までは分かりそうにねェわな」
#アラン
「教授の言う通り、あるんだからあると認めて、それに対処すんのが先決だ」
エリカ
「……ええと、それじゃあ、逆にその……《呪素》っていうか、それに乗った命令を打ち消すようなことも難しいんですか」
#ランベルト
「妨害することは可能だ。これもあくまで、理論上はという言葉が付いてしまうがね」
エリカ
「それも、作るのが難しいっていうこと……ですよね」
#ランベルト
「開発には……そうだね。不安定なものならばすぐに作れるだろうが、効果をまともに期待出来るものとなると、2,3年は必要になるだろう」
ジャン
「まァ、それじゃァ間に合いそうもねえな」
シャルロット
「一朝一夕にはできるものじゃないですよね。そもそも、魔動機術も広まってきたとはいえ、過去ほど繁栄しているわけではありませんし」
ソルティア
「今は何よりも、その送信元を潰すのが先決、でしょうか」
#フェリシア
「それについてを、最後のお話にさせていただきたいと思います」 ソルの言葉に。
ソルティア
「分かりました。とりあえず、《呪素》とユニットについての質問は僕からはもうありません」
#マグダレーナ
「では、皆が良ければ最後の話題に移るとしようか」
ジャン
「へいへい」 いつでもどうぞ
エリカ
「は、はい」 よろしいです。
シャルロット
「はい、お願いします。……マグダレーナ様」 ぉ、って小さく出たのはきのせい
ソルティア
「はい、お願いします、マグダレーナ様」
#マグダレーナ
「君たちに今日此処へ来てもらったのは、それらの説明に加えて、頼みたい依頼があるからだ」
#マグダレーナ
「ひとつは、今話にあった呪素発生装置の破壊。もうひとつは、レーゼルドーン大陸における“朽ちたる都”ハーゼ近辺の調査。このいずれかを、君たち4人にこなして欲しい」
#マグダレーナ
「まずは、呪素発生装置の破壊についてから行こう。アラン、君から説明してやってくれ」
#アラン
「はいよォ」 身体を起こして、テーブルに身を乗り出した。
#アラン
「んーと、そうだなァ」
#アラン
「最初にお前らがユニットを発見したっつー地下水路と、街道で猟犬襲撃事件が起こってた場所、それに加えてこの前の襲撃事件に、生産施設」
#アラン
「そのどれもが公都の近くで起こってた訳だが……」 ばさーっと公都とその周辺の地図を広げて、その3地点を大まかにチェックしていく。
ソルティア
「はい」 地図を覗き込みつつ
ジャン
頬杖つきながら地図を除き見よう
#アラン
「さっきの教授の話じゃ省いてもらったが、呪素発生装置から出た呪素を〈HRユニット〉が感知出来る距離にも勿論限界がある」
シャルロット
「……」 身を乗り出して地図を見る
#アラン
「それを考えると、必然的にこの3箇所に呪素が届くような位置にしか、発生装置はおけない訳だ」
#アラン
「というわけで、俺ァここ数日その場所を探ってた訳だが」
#アラン
「丁度いい場所が、この辺にあんだよな」 3地点線で結んで、その重心の辺りをぐるーりと円で囲む。
ジャン
「……近ぇな」 となると
エリカ
「……」 もしかしなくても、この前報告に来てたのはそのことか。
#アラン
「……で、これがどこかっつーと」
シャルロット
「丁度いい場所……」 地図で言うとどこになるのかな
ソルティア
「ここは?」
#アラン
「《響の楽園》の一角が、この辺の地下にある」
エリカ
「それって……」
#アラン
「そしてこの場所は、前回お前らが行った《響の楽園》の研究施設からもつながってるし、公都の地下水路からも繋がってやがんだ」
#アラン
「今日までに間に合うように調べて来た俺を褒めてもいいんだぜ?」
ソルティア
「あそこから……あの時は人質優先で隅々まで調べることは出来ませんでしたが……」
シャルロット
「……さすがです、アランさん。とても私じゃできないですよ」 手放しで絶賛だ
ジャン
「どうせ良い褒美でも待ってたんだろォ?」
#アラン
「いや……そこの鬼に脅されてな」 ひそひそ。
#フェリシア
「……何か?」
ジャン
「ひぃ」 棒読みである
エリカ
「地下とはいえ、そんな近くからなんて……」
シャルロット
「……ここに」 じぃ、と地図を見て
#アラン
「で、進入する方法は襲撃事件の犯人たちが逃げ込んだ場所からか、地下水路から行くかの二択だが」
#アラン
「前者は無理だ。あの遺跡はアレ以降、マジでありえねェくらい開放派がびっちり固めてやがる」
#アラン
「冒険者の調査がひと通り終わった後で、な」
ジャン
「……ンだと?」 初耳だ
ソルティア
「……開放派が?」
シャルロット
「確かに、そうされてもおかしくはないのでしょうが……」 それもそれでおかしいはなしだ
#アラン
「保守派も、この状況じゃ強く言えねえもんで」
エリカ
「保守派じゃあ、証拠隠蔽する気だとか言われそうですもんね」
ソルティア
「更に陰謀の香りですね……ま、この現状では保守派の人間を遺跡に送るのは難しいですが」 頭を掻いて
#アラン
「まーぶっちゃけ、お前らもさんざん言ってたが」
#アラン
「どう見ても馬鹿みたいに得して、怪しいのはアイツらしか居ねェんだよ」
#アラン
「で、だ」
ジャン
「………」 ふぅむ
#アラン
「臭いのを度外視すりゃ、地下水路は複雑に入り組んでる。進入するならそっちからだろうな」
#アラン
「此処にその場所までを記した地図も作成済みだ」 ぴらぴら、と
シャルロット
「くさいのは……が、がまんですよね」 いけますよ。おっけーです
エリカ
「……まあ、仕方ないですよね」 そこは。
ソルティア
「匂いについては大丈夫ですが……」 生い立ち上の関係で
ジャン
「終わった後は歓楽街行けねえなァ」
#アラン
「こっちを請ける場合は、そこに進入して、呪素発生装置を破壊してくること」
#マグダレーナ
「もうひとつについては、私から説明しよう」
シャルロット
「もう一つといいますと?」
ジャン
「調査っつってたな」
#マグダレーナ
「先程も言ったろう? ハーゼ近辺の調査依頼だ」
ソルティア
「レーゼルドーン大陸まで、ですか……」
#マグダレーナ
「2,3ヶ月程前から、少しずつレーゼルドーン大陸の蛮族の動きが活発化してきている事は、知っている者も居るだろう」
#マグダレーナ
「ここ最近になって、その動きがいやにはっきりとしてきている」
#マグダレーナ
「最前線であるインミスティ付近では、毎日のように小競り合いが発生している程だ」

“開放の狼煙(のろし)”インミスティ

 カシュカーンと霧の街の丁度中間地点あたりに築かれた街です。
 魔動機文明時代の都市の廃墟を改修して急速に発展を遂げ、現在のレーゼルドーン奪還の拠点となっています。
 この街は蛮族の領域であった地域を《蒼き北伐》によって解放し、人族の新たな拠点として拓くことで成立しました。
 人口は1500人程で、カシュカーンから流入してきた開拓者や冒険者たちが多く存在しています。成立から間もないに関わらず、冒険者の店も複数存在しており、また街の住民たちも蛮族からの独立に歓喜し、精力的に生産活動に取り組んでいる為人口からは想像も出来ない程の活気に溢れています。
 しかし、当然周囲は蛮族の領域。シェス湖にも近く、暗闇の森などの脅威もあり、不安の種が尽きる事はありません。
 守りの剣はひとつですが、人族の勢いを示威するかのように街の中央に備えられており、常に厳重な警備体制が敷かれています。街の住民たちの中には、まるで神殿に礼拝に行くかのように街の中央広場を訪れ、守りの剣を拝んでいく者も存在します。
 その守りの剣をはじめとして、現在ではインミスティは霧の街開放に向けたシンボルとなり、ダーレスブルグ国民や軍の士気に大きく貢献しています。
 その街を成立させる切欠となった《蒼き北伐》は蛮族から解放された人々を始め、ダーレスブルグの「開放派」から高く評価され、ユリウス・クラウゼへの信頼に繋がっています。これだけの功績がある為に、「保守派」としてもいくつかの問題を認識していながらも強く批判することは出来ず、《蒼き北伐》以降ダーレスブルグでは「開放派」がその勢いを増してきています。
ジャン
「で、このタイミングでその調査を依頼するってことは、何か今の件に引っかかることでもあんのか?」
#マグダレーナ
「ああ」 頷いて
#マグダレーナ
「“朽ちたる都”ハーゼについて知っている者は?」
シャルロット
「いえ……あまり。すみません」 中身もあんまり頭に入ってません
#マグダレーナ
「レーゼルドーン大陸の最南端、カシュカーンの街の北西に位置する廃墟群の事だ」
ソルティア
「いえ……」 俺の中身もあんまり入ってない
ジャン
「俺もあの辺は知らないなァ」 俺の中身もry
エリカ
「基本的なことなら……」 基本=ルルブにあること
GM
ルールブックⅡの174頁を見るがいい。
ソルティア
うちの出身村とはあんまり関係ないよね?>GM
GM
ないな。>ソル
#マグダレーナ
「《蒼き北伐》の後は、そこも我々公国の領域といって差し支えないものになったのだが」
エリカ
「……」 北伐。
#マグダレーナ
「その近辺で、ここ最近になって蛮族の姿が目撃されていてね。斥候役が、そう報告して来ている」
#マグダレーナ
「……そしてそれらと一緒に、人族らしき者の姿を見たとも、ね」
ソルティア
「人族……ですか」
ジャン
「………」 これは、案外思惑が嫌な方向に当たっているのか
シャルロット
「……」 依然話した内容が真実味を帯びてきてしまった
#マグダレーナ
「……現在、レーゼルドーン駐在軍とインミスティやカシュカーンの冒険者は、前線の維持に奔走する日々だ」
#マグダレーナ
「そして、私も含めて、保守派の軍人たちはこれからレーゼルドーン大陸に渡り、駐在軍の援護をしなければならない」
エリカ
「人型の蛮族、っていうわけじゃあ……その辺りを調べてくる依頼、っていうことでしょうか」 人族が蛮族と悪巧みしてるのかどうか。
#マグダレーナ
「この状況では、それも疑ってかからねばならないと思ってね」 言外に人族と蛮族の癒着を示唆した。
エリカ
「……」
#マグダレーナ
「……この私たちの出征も、開放派の圧力によるものだ」
#マグダレーナ
「とはいえ、実際に駐在軍が手を焼いているのだから、手助けに向かわない理由もない」
ソルティア
「………」 あちらもこちらも危険な状況ってわけか。
シャルロット
「えと、マグダレーナ様ご本人もそちらに?」
#マグダレーナ
「ああ、その予定だ」
ジャン
「……成る程、それを罠と見てるワケだな」
ジャン
「で、先手を打つために俺らを派遣することを考えた」
ジャン
「そんな感じか」
シャルロット
「………」 非常に悩ましげに視線を左右に揺らしている
#マグダレーナ
「公都には、フェリシアを中心とした一部の者たちを残し、彼女たちに任せる事にしている」
#マグダレーナ
「余程の事でもない限り、彼女ならば上手く対処してくれるだろう」
#フェリシア
「恐縮です」
#マグダレーナ
「君たちにそれを依頼したいというのは、軍の中では人手が足りないし、冒険者といえど、事情をあまり知らぬ者に向かわせるのも得策ではないからだ」
#マグダレーナ
「どちらを選ぶ場合も、仔細はまた私からさせてもらうが、今はひとまずどちらを請けるかを決めて欲しい」
#アラン
「お前らが選ばなかった方は、俺がきっちりやっといてやるから気楽に選んでいいぜ?」
シャルロット
「……どちらか、ですよね」 当然だが。
ソルティア
「……どちらか、ですね。分かりました」 こくり頷き。
#バッカス
「橋を渡ればすぐとはいえ、流石に距離はあるからね」
#バッカス
「君たちで両方を、とは行かないだろう」
ソルティア
「さすがに、身体は一つしかありませんからね……」 苦笑して。
ジャン
「……そうだなァ」
エリカ
「……あの」 微妙に躊躇い気味に。
ジャン
「ン、どうしたエリカちゃん」 珍しい
#マグダレーナ
「どうした?」
エリカ
「報酬は、それぞれいくらになるんですか」
#マグダレーナ
「ああ、すまない」
#マグダレーナ
「どちらの任務も、完遂すれば一人あたり12000ガメル支払わせてもらう」
#バルトロメウス
「自分たちがより確実にこなせるのはどちらかをよく考えて選ぶといい」
ジャン
「選ぶ基準はまァ、それぞれ異なるだろうが」
エリカ
「……どちらも、12000」
シャルロット
「……み、みなさんはどうお考えでしょうか?」 どっちにするか決めきらず、仲間に問いかける 
ジャン
「この事件の真相を間近で見れるのは、《呪詛》の発信源へ向かうこと、だろうなァ」
#ジェラルド
「…………」 ジェラルドは依頼の話以降、ただ静かに君たちの様子を見守っている。
ジャン
「何か見れないモンが見れると思うぜ」
エリカ
「……なら、私は発信装置の破壊を請け負いたいです」
ジャン
「へェ、エリカちゃんにしちゃ珍しくパっと決まったじゃァねえか」
ソルティア
「……そうですね。僕も、発信装置を破壊する方を選びたいと思います」
#アラン
「選択権をやったのにわざわざ臭い方を選ぶとはな……」
ジャン
「臭いからこそ、だろうよ」
#アラン
「二重の意味でな」
ジャン
「しまったァ、それは気づけなかったァ…!!」
エリカ
「臭いを気にしたって状況が良くなるわけじゃありませんから」
エリカ
「……」 じろり。>じゃん
ジャン
「エリカちゃん怖い」 どうどう
#アラン
「ま、きな臭ェのはハーゼの方も変わんねェんだけど」
#フェリシア
「……」 あいつマジで悩んでるとか嘘じゃないの。
ソルティア
「今まで僕らが深く関わってきたのは、ユニットに関しての事ですからね。その決着は自分でつけたいというものあります」
ソルティア
「それに……個人的な事情で申し訳ありませんが、今は余り、公都を離れたくないもので」 申し訳無さそうに顔を伏せて。
シャルロット
「……そう、ですか」 みんな発信機破壊がいいんだな。
#マグダレーナ
「シャルロット、君はどうだ?」
シャルロット
「二つ、強い気持ちがあって悩んでいましたが……他人任せのようで気が引けますけど、私も発信装置を叩きに向かいたいと思います」
#ジェラルド
「それは、どのような思いだ?」
#マグダレーナ
「良ければ、聞かせて貰えるだろうか」
ジャン
「なんだァ、戦場に出たいか」
ジャン
「とりあえず言ってみろよ」
シャルロット
「そんな想いも無いではないですが。やはり見ぬ地は見たいものです」
ソルティア
「………」 無言でシャルロットを見つめて。
シャルロット
「単純なお話です。マグダレーナ様の傍らでお力になりたいと」 危険な地に行くのだ。自分が盾にならずにどうする。
ジャン
「………」 力になりたい、か。こいつは自分が守られる立場だってことを忘れてるんじゃあないだろうか
#マグダレーナ
「嬉しい言葉だが、私にはバルクマンも居る。心配には及ばないよ」
#マグダレーナ
「それに、どちらの依頼を請けたとしても、私の傍で力を貸してくれている事は変わらない」
#マグダレーナ
「共にこの国の為、という志を持ってくれている限りはね」
シャルロット
「それでもです。私が、そうしたかったのです」 傍らでというのが、比重の大きいところだ。いままで、傍にはいられなかったから
#マグダレーナ
「……ふふ、参ったな。そこまで言われてしまうと、照れてしまう」
エリカ
「………」 国の為、か。
ジャン
「……やれやれ」 お堅い話になりそうだ
ソルティア
「愛されていますね、マグダレーナ様は」 思わずふふ、と笑ってしまう
#マグダレーナ
「ああ、有難い限りだ」 あまり構ってもやれていないのに。
#ジェラルド
「シャルロット、あまり姫殿下を困らせるものではない」
シャルロット
「え、いや。そういう意図は全く」 カタカタ
#マグダレーナ
「いや、いいんだ」 とジェラルドに。
「君がその気持ちを持ち続けてくれているならば、近いうちに隣に立って事に当たる時も来るだろう。どうかその時まで、我慢していて欲しい」 >シャルロット
ジャン
「俺も愛してるぜェ、お姫様」 
#マグダレーナ
「有難う」 素直にそう返した。>ジャン
ジャン
「くっ」 流石に効かねえな。動じないとは
#フェリシア
「……」 いい笑顔を帰してくれる人も居るよ。>ジャン
ジャン
ぁ、やベ、と小さく漏らした>フェリシア
ソルティア
「シャルロットさんにこれほど好かれていると言うだけで、マグダレーナ様のお人柄が分かるようですよ」 小さく笑いながら。
シャルロット
「そ、ソルティアさんもジャンさんも、あまり私をからかわないでください!」 したってるしたってるって!
#マグダレーナ
「君まであまりおだてないでくれ。これ以上照れると人前に立っているのが辛くなってしまうよ」 と冗談らしくいって。
シャルロット
「……ですが、それよりも気になるのです」 “音”にまつわる、その呪素が。
#アラン
「ま、呪素は今のこの事件の中心だろうからなァ」
シャルロット
「それに、探し人は橋の向こうにはいないでしょうし」 ルナティアのことを思い返しつつ言う
エリカ
(……やっぱり、場違いだな、私) シャルロット達のやり取り見て。
#アラン
「…………」 若干眉を顰めてエリカの方を見た。
#ギル
「大丈夫かい?」 場違いのおっさんが此処にもいるよ?>エリカ
エリカ
「えっ、な、何がですか?」
#ギル
「いや、何かむずかしそーな、落ち込んでそーな、複雑な顔してたからさ」
エリカ
「そ、そんなことないですよ」 やだなー、と。笑み浮かべ。
ソルティア
「………」 アランの表情でエリカの様子に気付いて少し眉を顰めて。 「アランさん、どうかしましたか?」
#アラン
「いんやァ、何でも?」
ジャン
「………」 エリカの様子を横目で見つつ  「で、結論だが」
ジャン
「《呪詛》の発信源へ向かう、でいいんだなァ?」
シャルロット
「ええ。結論としてはそれでかまいません、ジャンさん」
エリカ
「はい、私はそれでいいです」 とジャンに。
#フェリシア
「呪素発生装置の破壊を請けていただける、ということでよろしいですね」
ソルティア
「えぇ、異存はありません」 ジャンとフェリシアに頷いて。
#バッカス
「では、今日の話し合いはこんな所だろうか」
#マグダレーナ
「はい、わざわざ御足労頂き、ありがとうございました」 バッカス、バルト、ランベルトにそれぞれ。
#バルトロメウス
「いえ」 と短く言って席を立とう。
ジャン
「それは自分に対する言葉だろ」 カッカと笑う>マグダ
#マグダレーナ
「私は依頼をしに来た立場だ。自ら足を運ぶのは当然だろう」
ジャン
「そういう心持ちのお偉いさんが増えれば良いんだがなァ、世の中そうもいかねえんだわ」
ソルティア
「アランさんも遠出になりそうですし、気をつけてくださいね?」
#アラン
「おうよ。この辣腕冒険家アラン様に任せとけってんだ」
シャルロット
「宜しくお願いします、アランさん」 自分はいけないので
#アラン
「直接姫さんを守る仕事じゃァないがな」 まー頑張るよ、と。
#アラン
「面白ェ話でもあったらお前らにも知らせてやんよ」
エリカ
「そう言うならアランさんもくだらない話はやめてくださいね」
#アラン
「俺がいつ下らない話をしたんだよ」
エリカ
「むしろ面白い話したことありましたっけ」 >あらん
#アラン
「面白い話ばっかだろうがよ」
ジャン
「スカートの中見たら男だったとかなァ」 カッカッカ
#アラン
リアルの話はやめろwwwwwwwっw>ジャン
エリカ
どういうことなの……
ジャン
今日の俺です<スカートの中見たら女装でした
ソルティア
「では、こちらも面白い話を用意しておかないといけませんね」 小さく笑って答える。
#アラン
「飯がうまくなる話で頼むわ」
ソルティア
「美味い飯なら用意できるんですけどねぇ。義妹がですけど」
#アラン
「じゃ、帰ってきたら作ってくれって言っといてくれや」
ジャン
「じゃァ俺の分もな」
ソルティア
「えぇ、伝えておきますよ。あの子もこのごろ塞ぎこみがちですから、気が紛れるでしょうしね」
#アラン
「なら、ぱーっと明るい話でも持ってってその気分も吹き飛ばしてやんなきゃなァ」
#アラン
「じゃ、姫さん。出発は明日だったな。俺ァそれに合わせて準備してくんぜ」
ジャン
「おォ、敵のメスオーガに見とれてやられたりすんなよ」
#アラン
「ないわァー……」
#バッカス
「……さて、バルト君、次の予定はなんだったかな」 とばるとに聞きつつこちらも立ち上がり。
#バルトロメウス
「これからは公国議員の方々と会食。その後に会議になりますが」
#バッカス
「ああ、そうだったね。どうも歳を取ると物を忘れやすくなって困る」 はっはっは、と笑いながら立ち上がって
ソルティア
「お疲れ様です、バッカス様、バルトロメウス様。お忙しい状況ですが、休息はしっかりとってくださいね? こちらも早く現状が治まるよう、努力しますので」
#バッカス
「ああ、ありがとう。君たちも、無理はしないようにね」
#バッカス
「では、私たちは一足先に失礼するよ」
#バルトロメウス
「武運を」 といって二人は出ていこう。
シャルロット
「ええ、ありがとうございましたバッカス様」 そっとおみおくりしよう
ジャン
「お疲れさんだ」
ソルティア
「ありがとうございます。お気をつけて」 一礼して二人を見送りつつ。
#ジェラルド
「私も、行くとしよう。警邏の増員についての手続きも進めておかねばならない」
エリカ
「あ、ええと、お疲れ様です」 ぺこりと退室する人々に会釈しつつ。
ソルティア
「お疲れ様です、ジェラルド様。娘さんに悪い虫が付かないようしっかり見張っておきますので」 はは、と冗談っぽく言って。
#ジェラルド
「見ての通り、世間知らずの娘でね。君たちのような監督役が付いてくれるのは、嬉しい限りだ」
ジャン
「………」 そんな会話を聞いて少し複雑な表情になった
シャルロット
「……」 そんな周りの会話はあまり頭にはいってこない。どこか遠目に、ぼんやり考えている
#ジェラルド
「では」 と立ち上がろうとしたところで、シャルロットの様子が妙なのに気付いて動きを止める。
ソルティア
「彼女でしたら、それも愛嬌ですけどね」 はは、と笑い。 「……ジェラルド様? シャルロットさん?」 こっちも様子がおかしいぞー
エリカ
「……」 愛嬌、ね。
#フェリシア
「シャルロットさん?」
シャルロット
「あ、はいっ!? なんでしょうか!」 ぼーっとしとったわ
#フェリシア
「いえ、何かぼうっとなさっていたので」
シャルロット
「いえ……大丈夫ですよ。考えることが多すぎて、ちょっと大変なだけですよ」
#フェリシア
「……どうかしましたか?」 続いてジャンもおかしかった。そちらにも声を掛ける。
ジャン
「ン、あァ、気にするなよ」 ちょっと思うところがあっただけだ
#フェリシア
「ならいいけど……」
#マグダレーナ
「色々な事が続いていて大変だとは思うが、まずは、自分に出来る事から着実にやっていくといい」 
#マグダレーナ
「あまり難しい事を考えずに、ね。……これはシャルロットだけでなく、君にも言えることだが」 と、エリカの方を見て
エリカ
「え、あ、は、はいっ!?」 急に話し振られて声が上ずった。
シャルロット
「……?」 なんだろう。耳を傾けて
#マグダレーナ
「目まぐるしく状況が変化していて、なかなかそれらに上手く対応、適応していくのは難しいだろうと思う」
#マグダレーナ
「だからこそ、その中で、本当に自分の望む事、自分にとって大切なものを見極めて、その為に、自分を偽らずに頑張って欲しい。そんなところかな」
シャルロット
「……はい。頑張ります」 こく、と。小さく頷いて
エリカ
「は、はい……解り、ました」
ソルティア
「………」 皆若いなぁ、と腕組んで遠い目をする男が一人。
ジャン
「………」 親子そろって言ってくれるねえ
ソルティア
「……ありがとうございます、マグダレーナ様」 小さく頭を下げて。皆の思いは分からないでもないが、上手い助言が出来るほど大人でもないのが現状なのだ。
#ジェラルド
「……」 あとはマグダレーナに任せて良さそうだ。 「では、私も失礼する。何かあれば、神殿か私に直接連絡をくれ」
#ジェラルド
「それでは殿下、失礼致します」 とマグダレーナに礼をしてから出ていこう。
#マグダレーナ
「ああ、ジェラルドもご苦労だった」
シャルロット
「あ、はい」 お父様、ありがとうございました。そう返してみおくる
ソルティア
「お気をつけて、ジェラルド様」 こちらも礼をして見送って。
#アラン
「おーし、真面目な空気に押しつぶされがちだったが俺も行くわァ」
ジャン
「お疲れさん」
エリカ
「お疲れ様、でした」 ぺこり。
#アラン
「じゃ、頑張れよォ」 と手を振って出ていこう。 「あ、明日7時だっけ? 早すぎるだろ常識的に考えて……」 とマグダレーナに時間を確認してからばいばいしました。
シャルロット
「頑張っておきましょう、アランさん」 みおくりだ
ソルティア
「はい、大陸の方はお願いしますね。お気をつけて……」 アランにもお辞儀をして見送り。
#マグダレーナ
「フェリシアと君たち4人は、すまないが、この後北防衛区の駐屯地まで来て欲しい」
シャルロット
「防衛区ですか?」 なんだろう
#フェリシア
「はい。引継ぎを行わねばならぬ案件も多くありますし、そのつもりです」
ジャン
「ン、あっちにか」
ソルティア
「はい、分かりました。そちらで詳しい依頼内容を?」
#マグダレーナ
「ああ」
エリカ
「駐屯地……ええと、解りました」
#マグダレーナ
「ついでだ。皆で話でもしながら行こうか」
エリカ
「え゛」 マグ様と街なかを話しながら歩く……だと
シャルロット
「は、話ですか、マグダレーナ様」 話すとかやめてください。うっかりしそうでs。
#マグダレーナ
「ただの世間話さ。どんな食べ物が好きだとか、そういう他愛のない話をね」
エリカ
「……」 話の内容の問題ではなく!
ソルティア
「分かりました。お供させていただきます」
ジャン
「街中をかの“姫将軍”と歩くとはなァ」
ソルティア
「街の人に嫉妬されないように気をつけないといけませんね」 くすっと笑い。
#ランベルト
「すみませんマグダレーナ殿下、その前に彼ら4人を少しだけお借りしてもよろしいでしょうか」
#マグダレーナ
「ん、ああ。そういえばご息女が何か御用があると仰っていましたね」
ソルティア
「……? 教授、何か?」
#ランベルト
「娘から、君たちに渡すものがあるからね。それを今のうちに渡しておかなければ」
シャルロット
「もしかしなくても、お伺いしていたものが完成したんでしょうか」
ソルティア
「あぁ、アンネリースさんの作った……」 そういえばその為に魔動機術集中講義を受けてたんでした。
エリカ
「……あ、そ、そういえば、おみやげがどうとか言ってましたね……?」
ジャン
「あァ、そういやァ」 わすれとった
#ギル
「アンネリースちゃん、でしたっけ? 今エルシオーネが相手してるはずですけど」
#ギル
「おっさん一足先に様子見て来ようかな」 といっておっさんもだばだば出ていきます。
#ランベルト
「どうにか今日に間に合わせることが出来てね」
シャルロット
「ありがとうございます! 楽しみにしてたんですよ、アンネリースさんのお話はとても面白いですし」
ソルティア
「僕は異界の言語でも聞いてる気分になりますよ……」
#フェリシア
「では、彼らがそれを受け取った後に出発といたしましょうか」
#マグダレーナ
「そうだな。……ああ、そういえばこの店では何でも珍しい飲料を提供しているとか? 一度飲んでみたいと思っていたのだが、一緒にどうだろう」>フェリシア
ソルティア
「えっ」
エリカ
「えっ……」
#フェリシア
「……」 いつか見た何かを思い出した。 「い、いえ、私は遠慮しておきます。マグダレーナ様も、お飲みにならない方がよろしいのではないかと……」
#マグダレーナ
「……うん? 君が好き嫌いをするなど珍しいな」 「……?」 >ソルティアとエリカの反応
ジャン
「好き嫌いって問題じゃァないと思うんだがなァ」
シャルロット
「面白い飲み物がおおいです」 おいしくいただいております
#マグダレーナ
「君がそう言うのならば安心だ。私も是非いただくとしよう」
エリカ
「ちょッ……」 なんて余計なことを!
エリカ
「あ、あー……いや、あの、やめておいたほうが……」
#マグダレーナ
「大丈夫だ。私は好きはともかく、嫌いな食べ物はない」
エリカ
「いや、そういう問題じゃあ……」 そういうもんだいじゃないんですぅぅ。
ソルティア
「……マグダレーナ様、好奇心と言うものにお気をつけください。それはけして治らない、死に至る病です……」 何故か異様に真剣に
#マグダレーナ
「何、私は猫ではないよ」 死なないよ。
ジャン
「………やれやれだなァ」 好奇心のたえない姉妹だ
ソルティア
「その上で進むというのなら、止めはしません。……皆、行こうか」 何故か悲壮だ
#ランベルト
「……と、ともかく4人はあちらの部屋へ移ってくれるかい?」
ジャン
「ま、行くとすっか」
#マグダレーナ
ということで、マグダレーナとフェリシア、ランベルトも移動を開始しますよ。
シャルロット
はーい
エリカ
「ああ……」 なんてこと……
#フェリシア
(……今日は当たりの日でありますように……っ)
GM
部屋を移しまして
GM
どこかのテーブルでは、エルシオーネがにこやかな笑顔でマグダレーナとフェリシアに茶色くて黒い液体を提供していましたが
エリカ
(うわあ……) ヤバイってアレ。
#フェリシア
(……見た目からして人間の口に入れるものじゃないじゃない……!) 青ざめてますけど無視して。
GM
それはさておき
#アンネリース
「あ、話、終わった?」
#アンネリース
別のテーブルで魔動機を広げていたアンネリースが君たちに気付いた。
#ランベルト
「待たせたな」
ソルティア
「はい、終わりました。ついでに魔動機術基本講座もちゃんと受けてきました」 ぐっ >アンネちゃん。
#アンネリース
「ぐっ」 b
ソルティア
「お陰で専門用語に魘されて起きる数日を過ごしましたが過去の話です」
シャルロット
「魔動機術、属性付与までできるようになりました!」 あんねせんせい!
#アンネリース
「早すぎ。私でももっと掛かったのに」
シャルロット
「もうちょっとで十全に魔動機術を扱えそうです」 そんなことはない、とアンネにいいつつ。
ソルティア
「最近の子の習熟速度って言うのは本当に早いですよねぇ……そういう時代なんでしょうか……」 そうか?
ジャン
「で、どんなイカしたモンを作ってくれたんだ」
#アンネリース
「……とりあえず」 テーブルの上にはいくつかの武器と、テーブルの横にどでーんと布に包まれた鎧らしきものが。
エリカ
「……なんか、色々あるね……」
#アンネリース
「これがシャルロット、これがジャン、こっちがエリカで、これは言わずもがなソルティアね」
#アンネリース
それぞれ布に包まれたブツを示して、君たちに手渡そう
#アンネリース
鎧は手渡せないので示すだけ。
シャルロット
「……皆の分まで。すごいです、アンネリースさん」
#アンネリース
「パパにも手伝って貰ったから。あと、何だかんだで兄さんも」
ソルティア
(既に弾丸を入れるような機構が垣間見えるッ……!) 凄い顔になってる
エリカ
「……? 私の、って……」 え? 銃?て顔
ジャン
「エリカちゃん転職?」
#アンネリース
「取説」 はい。>エリカ
エリカ
「アンネちゃん、渡す相手間違ってない……?」  「わ」 取説……
#アンネリース
「エリカのは、ガンを妖精魔法の媒介にしたもの」
#アンネリース
「妖精とより親和性の高いマナを利用して、使用者の負担を軽くするのが目的」
ジャン
「え、妖精を射出すんの?」
#アンネリース
「ビジュアル的にはそう見えることもあるかもしれない」
エリカ
「……確かに、宝石はついてあるけど……」
ジャン
「容赦ねえビジュアルだなァ」
ソルティア
「……鎧にもあるんですか?」 取説。
#アンネリース
「はい」 取説。>ソル
ソルティア
「……… !」 取説の分厚さに硬直する
シャルロット
「これ、もういじってもいいですか?」 wktk
#アンネリース
「もちろん」 はい取説。>シャル
#アンネリース
「ソルティアのは、〈イスカイアの魔導鎧〉への対抗品」
#アンネリース
「その名も、〈イスカイアの魔動鎧〉」
ソルティア
「イスカイアの魔動……あれ、文字が違う……」 文字=漢字って事だが
シャルロット
「……」 ぺらぺらと取扱説明書をめくっている
エリカ
「……」 ぺらぺら取説めくりつつ。要所だけ誰か教えてほしい……
#アンネリース
「詳しいことは、多分今のソルティアなら理解できると信じてる」
#アンネリース
「シャルロットは説明するまでもなさそうかな」
ジャン
「で、俺のは……と」 刀剣を手に取り
#アンネリース
「ジャンのは、この中だと一番シンプル」
#アンネリース
「兄さんが言ってたけど、あなたの戦闘スタイルには、魔動機術による下手な小細工は必要ない、って」
#アンネリース
「だから、純粋に速度を加速させるだけ」
ジャン
「ンだこの機械……位置的に、抜く速度を補助でもすんのか」
ジャン
「まァ、あんま術が合う戦い方できねえしな」
#アンネリース
「それをどう扱うかは、あなた次第」
ジャン
「ま、ありがたく使わせてもらうぜ」 逆手に持って、鞘を腰につける
ソルティア
「弾丸の射出力で……攻撃軌道のトレース……えっ? 攻撃精度の上昇……?」 宿の隅っこでうんこ座り状態になって取説とにらめっこしてるぐぬぬ
ジャン
うんこ座りワロタ
#アンネリース
うんこ座りわろ。
ソルティア
要するに隅っこで小さくなってる状態だ
#アンネリース
「あ、これ簡易版取説」 今更出した。>エリカ
#アンネリース
専門用語を極力排除した地球に優しい取説だ!
エリカ
「……先にそっち渡して欲しかった……」 受け取りつつ。
ソルティア
「こっちに簡易取説は!?」 がばっ
ジャン
「なんだァ、解説してやろうか」
#アンネリース
「流石に時間がなかった」 てへぺろ。
ソルティア
「この取説で解説するなら同じです……!」>じゃん。  「なん……だと……」>あんね。
シャルロット
「失礼します」 鍔鳴りを響かせて少し刀身をむき出しに。 「すごい、弾層……3発? わ、輪胴じゃない」 きゃっきゃ
#アンネリース
「うん、シャルロットの方は問題なさそうね」
シャルロット
「任せてください、ソルティアさん! そのぐらいでしたら1時間で読み込んでおきます!」 びしっ
ソルティア
「い、いえ、この程度なら自分でなんとか……なんとか……」 また隅っこで小さくなった。
シャルロット
「折角の鎧ですし……ほら、こことか。外部接続端子がありますよ」 つんつく
ソルティア
「ガ、ガイブセツゾクタンシィ?」 外国語でも話しているかのようだ。
ジャン
「あァほれ、そこの弾丸を使って魔力を射出してだなァ」 適当なこと言って混乱させる
ソルティア
「だ、弾丸を魔力で放出……?」
ジャン
「まァ俺ちゃんと読んでないけどな」 適当言った
ソルティア
「適当じゃないですかァー!」
エリカ
「……あ、これならなんとか解りそう……」 簡易取説ぺらぺら。
エリカ
「ええと……つまりこれ、妖精の召喚をよりうまく出来るようになる、ってこと……でいいんだよね」 ふむむ。
#アンネリース
「大体合ってる」
#アンネリース
「あ、銘はシャルロットのが【シュヴァルツシルト】、ジャンのが【ヴォルフスシャンツェ】、エリカのが【シックザール】ね」
ジャン
「【ヴォルフスシャンツェ】、か。中々洒落た名前じゃァねえか」
エリカ
「魔動機術の回復魔法に使う弾丸を使うんだ……」  「……魔晶石も大きいのが必要……なんだ」
#ランベルト
「ソルティア君、難しければ、今からでも私が簡単に説明を記したものを書くが」
ソルティア
「い、いえ、これ以上お手を煩わせるわけには……と、とりあえず論理はすっ飛ばして使い方だけ理解すればオーケーですし!」
#マグダレーナ
「これは、新しい味だな……」
シャルロット
マグダレーナァアアアアア!w
ジャン
「oh...」 なんかきこえてきた
#フェリシア
「ま、マグダレーナ様っ……無理してお飲みにならなくても……!」
エリカ
「……」 ウワァァァ
#マグダレーナ
「……いや、出されたものを残してしまうというのは失礼に当たる。注文したのは私だ。最後までその意志は貫かねば」
#ギル
\ちょ、ちょっとまって! まじでエルシオーネ何やってんのぉぉお!?/
シャルロット
「……」 おねえさまのひめいがきこえる
#エルシオーネ
「はぁ……どこかの国で古くから伝わるというそれはもう製法を口にするのも恐ろしいレベルの飲み物ですが」
シャルロット
ン……?
シャルロット
「ちょっと失礼を」 そそくさと部屋から出てマグダレーナ様のところへ。
#マグダレーナ
「……おや、シャルロット?」 若干顔が青いのは多分気のせいだ。強い子だから
シャルロット
「喉が渇きました! ちょっと分けてください」 ひょい、ごくごく。きゅっぷい  「マグダレーナ様、ごちそうさまです!」けろり
#マグダレーナ
「シャルロット……!?」 いきなり何を。
#フェリシア
「シャルロットさ……ん!?」
GM
なんていうか、臭い、まずい、臭う、臭い。の4点だ>シャル
ソルティア
3臭1不味か、、
エリカ
良い点がひとつもない……
ソルティア
事故ってレベルじゃねー!
#マグダレーナ
きっとトンスルを更に間違った作り方した感じの何か。
ジャン
「えらい騒がしいなァ」 大丈夫かこの店
シャルロット
「エルシオーネさん、ちょっと頂いちゃったのでコーヒーでも新しく淹れてさしあげてください」 特に問題なさそうな顔でけろりとして。何だか大変そうだったので
#エルシオーネ
「……シャルロットさん、強敵です。畏まりました、すぐにお淹れします」
シャルロット
「では」  そそくさと戻ってきて  「ちょっと香りのほうは改善の余地ありでした」 きゅっぷい。私のキャパシティでぎりぎりだった。
エリカ
「……」 なんでけろりとしてるんだろう……舌がおかしいのかな……いや、頭が……?
ジャン
「お前口くせえぞ」
ソルティア
「あ、シャルロットさんおかえりなさ何か異臭がする!?」
シャルロット
「後でゆすいできます……というか、今しときます」 冒険者道具の水筒があったはず。
#マグダレーナ
「フェリシア……思いの外、強く育っているようだな……」 これは誰にも聞こえないくらいの大きさでいった。
#フェリシア
「……申し訳ありません」 何故か謝った。
#エルシオーネ
その後お待たせしましたーと何食わぬ顔でコーヒーが持っていかれましたとさ。ギルさんは頭がおかしくなってテーブルの角に足をぶつけて死んでた。
エリカ
そっと距離を取った。>におうシャルロット
ジャン
「エリカちゃん酷い」
エリカ
「ごめん……ちょっと無理
シャルロット
「あははは……」 ごしごし。後でもうちょいキレイにしておこう
ソルティア
「今日のは外れでしたか……というか当たりに当たったのが一年以上通って数回しかないんですが……」
#アンネリース
「えーと……あっちは大惨事みたいだけど、こっちはだいじょぶ?」
#アンネリース
鼻をつまみつつ。
シャルロット
「平気ですよ? ちょっとにおいがなので。後でマグダレーナ様共々香水なり使うことにします」
#ランベルト
「……」 オトナとして鼻は摘まないけどね。
#アンネリース
「いや、臭いじゃなくて武器の方」
ジャン
「ま、こっちはオーケィだ」
エリカ
「あ、うん、なんとか使えそう……かな」
ソルティア
「一から理解しようとして熱暴走を起こしかけて危ないところだった事以外は。大丈夫デフラグしました」 そういう単語は分かるのかよ
シャルロット
「ソルティアさん、後で着てみて説明しますよ。頭は良いんですから、わかる単語に置き換えたらすぐ使えます」
ソルティア
「後で読み込んでおきますね……」
ソルティア
「な、習うより慣れろの精神で!」
#アンネリース
「ん、じゃあだいじょぶそうだし、いいかな」
#アンネリース
「パパ、行こ。次の研究、難しくても急いだ方がいいでしょ」
#ランベルト
「ああ、そうだな。急ぐとしようか」
#ランベルト
「我々は、間に合うかは分からないが、出来る限り呪素の無効化について研究を進めるつもりだ」
エリカ
「……」 一度試しに使いたいところだけど、消費するモノがモノだけに難しい……。
(ぶっつけでやるしかないのかな……)
#ランベルト
「我々は我々に出来ることをする。君たちも、頑張ってくれ」
エリカ
「あ……は、はい」
ソルティア
「え、えぇ。お互いに、ですね」 こくり頷き。
シャルロット
「しかし、アンネリースさんもランベルトさん、本当にありがとうございました。こんないい剣、他にはないです」
#ランベルト
「何、元々それが君たちに対するお礼なんだ」
#アンネリース
「パパを助けてくれたお礼、ね。あと半分は趣味だから、気にしないで」
エリカ
「いえ、ありがとうございます」 ぺこ、と頭下げ。
シャルロット
「はい! ありがとうございます、精一杯頑張らせていただきます!」
ジャン
「そっちも変に首突っ込まないようになァ」
#ランベルト
「少なくとも息子に関しては問題ないと思うが、私と娘については気をつけておこう」 あと多分母もどっかで冒険ひゃっはーとかいってるから。
#ランベルト
「ではね」
#アンネリース
「またね」
GM
と、二人も去っていきます。
ソルティア
「えぇ。お疲れ様でした、お気をつけて」
シャルロット
「えへへ、楽しみだったのでガンベルトとか買ってきちゃったんですよね」 背負い袋から出てくる銃弾とりつけられるベルトと弾丸4ダース。
エリカ
「よ、用意いいね……」
ソルティア
「行動早いっすねシャルロットさん……」
ジャン
「それでガン関係なかったらどうすんだよ……」
シャルロット
「一応、小さい銃の購入もよていしていましたので」 でりんじゃー
エリカ
「これ使うなら、私も買ってこないとな……」
「……どこで売ってるんだろう」 やっぱマギテック協会?
シャルロット
「後は……マグダレーナ様に声をかけて……」
\フェリシアさーん、洗うものと香水ありませんかー/
ジャン
あとは駐屯地いって終わりなのかな
GM
駐屯地いって終わりだな。
GM
最後にひとつイベントを挟みます。駐屯地での詳しいイベントは今日はありません。
シャルロット
じゃあ、そのイベント一つで終わり?
GM
うむ。
#マグダレーナ
「すまない、そちらは大丈夫だろうか」 復活したマグダレーナたちが君たちの方に顔を出すよ
エリカ
「あ、は、はい大丈夫です」
ソルティア
「ご無事(?)のお帰りで何よりです……」 「ともあれ、こちらの用事も終わりました。いつでも行けますよ」
#フェリシア
「では、駐屯地の方に参りましょうか」
ジャン
「あいよ」
GM
では、場面を移していいかな。
シャルロット
はーい

GM
〈宵の明星亭〉を出て、マグダレーナ、フェリシアと共に新市街から北防衛区へと歩いていく。
GM
人々の見る目が少しいつもと違って厳しいものに思えるのは、公都の北部は開放派が主流となっているからであろうか。
GM
そんな折、前方から数名の人々が歩いてくる。
GM
物々しい様子で歩いてくるその集団は、数名の武装した兵士たちの中心に、一際威圧的な空気を放つ人物を据えている。
GM
何度か顔を見たことがある者も居るだろう。それに、以前一度、彼が演説している所を目撃したことがあるはずだ。
GM
中心の男ギルモア伯爵は、マグダレーナを目にするとすれ違う直前に声を掛けて来る。
#ギルモア
おや、姫殿下。どちらへ向かわれるのですかな」 口調こそ丁寧ではあるが、その様子はまさに居丈高という表現が相応しい。
#マグダレーナ
「ギルモア伯か。これから、こちらの冒険者諸君に依頼の仔細を話した後、レーゼルドーン大陸へ向かう所だ」 君たちとの会話を止めて、表情を変えずに答えた
シャルロット
「……」 あんまり下手なことは言うまい。後ろに控えて黙っていよう
ソルティア
「………」 小さく一礼するだけに留めておこう。
#フェリシア
「……」 フェリシアは、若干バツの悪そうな顔でいるが、マグダレーナの手前、それもよろしくないので、努めて無表情に。
エリカ
「……」 あまり好きに慣れない手合いだ。視線も合わせたくない。
#ギルモア
「……」 伯爵はまるで値踏みするかのように君たちを見、ふんと鼻を鳴らす。 「成程、冒険者ですか」
#ギルモア
「まぁ、冒険者を起用することに関しては文句は言いますまい。人手が不足している現状では、まさに猫の手も借りたいくらいですからな」
#ギルモア
「尤もその人手不足を加速させたのは、一部の保守派の売国奴のようですが」 目を細め、マグダレーナを睨みつけるように言い放つ。
#マグダレーナ
「確かに、例の襲撃事件の犯人たちは保守派に属する者だった。彼らの事を見抜けなかったのは、私の過失だろう」 威圧されども、動じる事なくギルモアの顔を見上げて
#ギルモア
「聴取の結果も芳しくなく、皆何も覚えていないの一点張りとお聞きしますが?」
#マグダレーナ
「ああ。だが、私は彼らの愛国心を信じている。彼らはそう易易と祖国を揺らがすような事は仕出かさない」
#マグダレーナ
「故に、私は必ず真実を突き止め、貴方の目にも突きつけてみせよう」 マグダレーナは一切揺るがず、強い意志を持った目でギルモアにそう返した。
#ギルモア
「……ふん。まぁその真実などを求める前に、保守派の者たちにはまずレーゼルドーンにて蛮族を食い止めて貰わねばなりませんな」
シャルロット
「……」 想像できていた会話の内容だ。思ったとおりすぎて、憤りもうせてしまった
ジャン
……」 眼鏡の奥から、鋭い目つきでギルモアを見た
#ギルモア
「売国奴の仲間である可能性を持つ者たちを公都に置いておけば、公民たちの不満も募るばかり。まずは、蛮族どもを撃退していただき、少しでも信用を回復していただかねば」
#マグダレーナ
「分かっている。公国を脅かすものは、何人たりとも許しはしない。蛮族からも、事件の裏に隠れた者たちからも、必ず彼らと協力して公民たちを守ってみせる」
#マグダレーナ
そう言って、マグダレーナは君たちを見た。それに続いてギルモアも君たちを睨むように見る。
#ギルモア
諸君らも、今後もこの公都で過ごすつもりならば、あまり売国奴と疑われる輩と関わるのは止しておくことだ」 ジャンの睨みに鼻を鳴らしながら、君たち4人にそう告げた。
ジャン
「……はッ」 その高慢な態度に鼻で笑った
#フェリシア
「……っ……」 フェリシアは静かに怒りを抑えている。その右拳は強く握られている。
エリカ
「……」 特に言葉を返す気はない。相手もまともな返答など期待してはいまい。
ソルティア
「ご忠言、耳に留めておきます」 いつものような笑顔でギルモアを見返す。だがよく知る人物には、固定されたような笑顔で心情が分かる事だろう。
#ギルモア
「……ふん」
#ギルモア
「行くぞ」 それだけ言うと、ギルモア伯爵は数名の兵士に囲まれたまま歩きさっていく。
#マグダレーナ
「……」 黙ってその姿を見送って。
シャルロット
「……」 何だか仲間面々から憤りのオーラを感じながらも、大して怒る気にもなれず白けた顔で背中を見送った。
ジャン
「舌のよく回るこった」
#フェリシア
「……いくらこの状況とはいえ、あの言動はあまりにも度が過ぎています」
ジャン
「それだけ余裕があるんだろうよ」
ジャン
「言い過ぎても痛手が返ってこないっていう確信があるんだろうが」
#マグダレーナ
「すまない、嫌な思いをさせてしまったかな」
ソルティア
「いえ。僕のような庶民には、縁の無いお方ですからね」 暗に縁を持つつもりも無いと言いつつ。
エリカ
「……私も別に。存在自体嫌な感じの人ですから、仕方ないと思いますよ」
シャルロット
「私がこの程度で嫌な思いなどすることはないですよ?」 このぐらい大したものじゃない。自虐的な響きを孕ませた声音で応える
#マグダレーナ
「シャルロット……」 その言葉に含まれた思いを察して、決まりの悪そうな顔になった。
シャルロット
「あの人は、間違った人ではないようですし」 性格が悪いとか、態度が悪いという意味ではなく
ジャン
「まァ、あの余裕を潰すためにも動かねえとなァ」
#マグダレーナ
「……昔は、あのような御仁ではなかったのだがね」
エリカ
「……あ、いえ、すいません……」 うっかり毒を吐いてしまっていた。
ソルティア
「それに、わざわざ威圧をかけてきているんです。その事自体についても、何らかの理由があるのでしょうね」
シャルロット
「怖いんでしょう。今の時勢が。兵士を連れていることや、問い詰めても仕方ないことを威圧するなんて、怯えている証拠です」
ソルティア
「それだけ、彼が今回の事件と関わりが薄いと言うことなんでしょうが……」 腕を組んで考え込み。
シャルロット
「でなければ、もっと余裕がある……いたぶるような言動になるとおもいますし」 あれは不満をぶつけるほうだ。得もできてないきがする
#マグダレーナ
「私とて、この状況に薄ら寒さを覚えないではないがね」
#マグダレーナ
「ここまで開放運動に積極的になり始めたのは、《ネベール会戦》以後のことだ」
ジャン
「……《ネベール会戦》か」
#マグダレーナ
「彼は随分と公王陛下を慕っていた。……その辺りが、彼の変化と関係しているのかも知れないな」
ジャン
「あの会戦だよなァ……」 ふう、と空を眺め  「……色々と狂いだしたのは、よォ」
#フェリシア
「……そうね、目に見えて公国が変わり始めてしまったのは、あの頃からかしら」
エリカ
(……もっと前からよ) 最も、そんなのは自分の家庭の話だけで。世間様はまた違うのだろう。
ソルティア
「……あれから2年ですか。これだけの変化が起こるには、時が早いような気がしますね……」
#フェリシア
「それまででも……大きな変化はいくつもあったけれど」
ジャン
「……あァ」 そして、親父が死んだことで継ぐことになったのも、あの戦いのせいなんだ
シャルロット
「……」 この今の状態が、自分の誕生と始まっているように思えて、どこか遠い目だ
#マグダレーナ
……」 より深く話していけば、事はもっと前に辿りつくのだが、それは今言う事ではあるまい。言葉を飲み込んで
#マグダレーナ
「行こうか。今日は、風も冷たい」
ソルティア
「……それでも、今やるべき事が目の前にある。その事だけは、感謝するべきかもしれませんね」
シャルロット
「そうですね。
ジャン
「っと、浸っちまったな。行くとすっか」
#フェリシア
「はい、参りましょう」
エリカ
「……はい」

GM
と、本編は今日はここで中断どえす。
GM
この後PCたちはマグダレーナから詳しい話を聞くことになりますが
GM
依頼の決行タイミングは、アランのアドバイスで2日後がいいだろう、となりますので
GM
次回までの間、その2日の準備期間中に、好きにキャラチャとかしてくださってかまいません。
GM
その為の2日後とも言う。
GM
GMについても、何かあったら言ってくだちい。わんわんおとキャラチャに登場します。
エリカ
はい。
シャルロット
はぁい
ジャン
おk
エリカ
はーい
GM
では解散! お疲れ様でした!