虚ろの輪音

第一部 第四話「混迷に至る道」 - 03

GM
神殿襲撃事件の犯人を追って、遺跡へと乗り込んだ君たちは、途中人質の内半分を発見する。
GM
ひとまず彼らはそのままにしておき、残りの半分とロートシルト教授の行方を追い、遺跡を更に進んだ所で、犯人グループの一部と交戦。
GM
それを撃破し、鍵束を入手した所から、物語は再開される。
GM
GM
現在、上記地図の右上の部屋。南側から入ってきたので、続く道は西か北だ。
GM
どちらにも扉がある。
ジャン
「さ、て。どちらにしようかな、なんて言ってる暇はねえなァ」
シャルロット
「……今の騒ぎで気づかない……なんてことはないですよね」 おそるおそると、
ソルティア
「何か音が聞こえてきたりはしませんか?」 とりあえず南口近くで警戒しておこう。
ジャン
「どうだかなァ。だがまァ、此処で止まってるワケにもいかねえだろォ」
ジャン
聞き耳だ 2D6 → 5 + 5 + (8) = 18
ジャン
あ、これはやばい
GM
戦闘でへたれるフラグですね。
GM
こちらに近づいて来るような物音はない。
シャルロット
「でしたら、手当たり次第です。あまり念入りな探索をしている時間もありませんし」
エリカ
「まごついてたら、相手の仲間が来るかもしれません。急がないと……」
GM
さて、西か北、どちらの扉の先を調べに行こうか。
ジャン
「………」 顎に手を当て  「西の方は最初の部屋に繋がってる可能性もあんなァ」
ジャン
「北、行ってみっか」
ソルティア
「分かりました」
シャルロット
「どちらでも構いません。私は西の扉で待機しますね」 こっちはこっちで、へばりついて何かが来ないか待機だ
エリカ
「……鍵、開きますか?」
ジャン
ということで、探索かな?
GM
いえ、合う鍵を探せばそれでおk。
GM
がちゃがちゃしてればその内見つかります。
ジャン
あいよ
ジャン
「どれだァ……」 チャリチャリ  「ン、コレか」 開いた
ソルティア
「鍵を使った上で罠、と言う事は無いと思いますが……」 不便だしなそんな所
エリカ
「流石にそこまで込み入った罠は仕掛けないと思います」 きっと。
GM
北の扉を開くと、その先にはごく普通の通路。
GM
少し先で、左に折れている。
ジャン
「っし、行くぞ」
ソルティア
「えぇ」 隊列を元に戻して進もう
シャルロット
「ハイ! 後ろは任せてください」 いつもの隊列構成だ。

ジャン、ソルティア <4m> エリカ <4m> シャルロット

ジャン
えーと、探索の指示はあるのかな
GM
左に折れた先で、また扉がありますので、そこまで一括で。>探索
ジャン
あいお。では探索だ 2D6 → 5 + 1 + (8) = 14
ジャン
一応左に曲がる角で聞き耳も 2D6 → 2 + 2 + (8) = 12
シャルロット
「どうですか?」 後ろなので後方を警戒中
GM
安定の物音なし。
GM
扉や通路には罠は見当たらなかったが
エリカ
見当たらなかったが?
シャルロット
が。
GM
扉には、交易共通語で『資材置場』と書かれた張り紙が貼りつけられている。
ジャン
「……資材置場ァ?」 
エリカ
「此処じゃない……?」
GM
ちなみに鍵束を漁ってみれば資材置場と書かれた鍵もある。
ソルティア
「……なんと言うか、余り良い予感はしませんね。ここで引き返す意味もありませんが」
エリカ
「一先ず中を確認してみましょう」
ジャン
「此処までくれば片っ端からだろ」 鍵で開けますよ
ソルティア
「この先に扉がある可能性もありますからね。まずは確認してみないと」
GM
鍵を挿し込み、回して扉を開く。
GM
中は張り紙通り、倉庫の役割を果たしているようだ。
GM
あちこちにダンボール箱やら金属製のラックやらが置かれ、さまざまな部品や資材が雑多に保管されている。
シャルロット
だんぼーるばこ・・・!
GM
スネークごっこにひとついかが?>シャル
シャルロット
! の効果音を用意しないといけません
エリカ
隠密判定に+4?
GM
見張りは置いていないのか、あるいは今居ないだけなのか、中に人の気配はない。
エリカ
「どうですか?」
ジャン
「見張りは無し、文字通り、資材置場だが……」
ジャン
「あの連中が『資材』ってほざいてんのは、ロクな資材じゃァなさそうだな」
GM
資材は分類ごとに場所が分けられていて、それぞれの用途が記されている。
GM
魔動機械の砲塔用だの、機銃用だの、ユニットの作製用だの。
GM
あとはまぁ、資材の中には兵士たちの使っているであろう武具もちらほらと。
ソルティア
「一体なんの資材なんでしょうね?」 何があるかだけざっと確認しておこうか。
エリカ
「でも、今探してるのはそういうのじゃないですし……」
ジャン
「時間も取れねえ。シャル、手伝え」
シャルロット
「後で検分にしませんか? その、人命優先のほうが良いのでは」
ジャン
「……それもそうかァ」
エリカ
「さっきのところに戻りませんか」
ソルティア
「どれもこれも魔動機の素材ですか。これだけでは、この場所の用途や今回の事件の目的などは分かりそうもありませんね」
ジャン
「パッと分類の文字見たところ、魔動機械の砲塔だとか書いてんなァ」
シャルロット
「こういう場所は逃げ出したくても簡単には持ち出せないものですし。戻って皆を探しましょう」
GM
ちなみに、君たちが入った場所から見て左側に、別の扉があるよ。
シャルロット
南側か。
シャルロット
じゃあそっちへいってみません?
ソルティア
「いえ、あちらの扉から出ましょう。戻るのは非効率ですし」 南側の扉を指差して。
エリカ
「この先に続く道もないなら……と」  「扉、あるんですか?」 じゃあそっちだ。
ジャン
「まァ、この先に魔動機がある可能性もある、ってコトが解っただけでも十分だな」
エリカ
「……そうですね。パーツがあるって言うことは、組み上がってる本体があるでしょうし……」
シャルロット
「あはは……が、頑張ってくださいね」 その言葉はソルへと向けたものだ
ソルティア
「はは……今回は大丈夫ですよ。肉体的には」 財布的には聞くな。<頑張れ負けるな
ジャン
では扉の方へ、聞き耳してから行こう 2D6 → 2 + 3 + (8) = 13
ソルティア
武器庫兼用か。ハードロックでもかけて追加の武装を用意出来ないようにしとくか?
ジャン
まあ別に良かろう。一応急いではいるしな
シャルロット
その辺は手間だし良いでしょう。人の動きがそもそも薄いみたいだし
GM
うむ、相変わらず物音はなし。
GM
扉は、こちら側は内側なので、普通に鍵は空けられるようになってます。
ジャン
「気配はなし。行くぜ」
エリカ
「はい」
ジャン
ということで進むよ
シャルロット
後ろを続くのであります
ソルティア
「えぇ、行きましょう」
GM
扉を開くと、また通路。
GM
今度の通路は、T字路になっている。
GM
向かって左右に伸びている。
GM
ジャン
「……っかし、迷路みてえだな。連中が作ったのか、元々あったのか」
ジャン
ん、ということは
ジャン
現在から見て左に行くとさっきの部屋に続いてるっぽいな
ソルティア
「東に進むと、先ほどの部屋でしょうかね」
ジャン
「っぽいなァ」
ジャン
「なら、右の方だ」
ソルティア
東の通路を見ると先のほうに扉が見えたりする?
GM
分岐点まで行くと、左右それぞれの先に扉は見えます。
ジャン
じゃあ右の方まで探索一括だと読んで。右の方へ。探索 2D6 → 3 + 4 + (8) = 15
GM
君たちから見て右、つまり西方面へと進んでいく。
GM
その先の扉は、今までのものよりも厳重だ。
シャルロット
「判りやすい構造だとは思いますが……何でしょうね、この施設」 うす気味悪げに見回している
GM
扉には交易共通語で、『生産区画』と記されている。
ジャン
「ン……」
ジャン
「生産区画……オイオイ、なんの生産だよ」
エリカ
「生……産……?」
ソルティア
「……言葉的には普通なのに、どこか禍々しいですねぇ……鍵は合いますか?」
エリカ
「……良いものじゃないのは間違いない気がします」 眉根顰め。
シャルロット
「……魔動機でも作ってるんでしょうか」
ジャン
中を聞き耳だ 2D6 → 4 + 4 + (8) = 16
GM
扉が厚いからか、やはり物音は響いて来ない。
ジャン
「合う筈だ。待ってろ」
ジャン
じゃらじゃら、と再び鍵を探してあわせるよ
GM
これまでと同様に鍵を探せば、合う鍵はすぐ見つかる。
GM
鍵穴にすんなりと入り込み、回すのにも力はそう要らない。
ジャン
「……ちょいと気ィつけて入るぞ」
ジャン
と言いつつ、慎重に扉を開こう
シャルロット
「……どうぞ。後に続きます」
ソルティア
「えぇ……」 小さく頷き
エリカ
「……」 こく、と頷き。

GM
扉を開く。
GM
これまでの場所には、すべて照明がついていたが、扉の先は暗闇に閉ざされていた。
シャルロット
「……誰も居ないんでしょうか?」 
ソルティア
灯りはジャンが持ってたっけ。
シャルロット
ジャンが剣だな
GM
まあライトの持続時間なら多分まだ切れてないでしょう。
ジャン
「暗ェ……刃抜くかァ」 刀身を露にして灯り代わりにします
GM
では、部屋の一部が灯りで照らされる。
GM
照らしきれない程度の広さを持った部屋で、灯りの範囲では特別何かが置かれている様子もない。
GM
部屋の周囲を流れる水の音が少し聞こえて来る程度か。まぁこれは通路でも聞こえて来るけど(省略してた。
ソルティア
「広い部屋ですね……壁沿いに南に行くと、一番最初の部屋に繋がっていそうですね」
エリカ
がらんとしてるのか。
GM
がらんだ。
ジャン
「………何も動いてねえのか」 ゆっくりと辺りを照らしつつ、前へ進む
シャルロット
「明かり、増やしましょうか?」
GM
では
GM
ジャンが一歩足を踏み入れた瞬間、ぱっぱっぱっと次々に部屋の照明が付いていく。
エリカ
「あっ……」
シャルロット
赤外線……っ
GM
天井の一部は、ガラス張りになっているらしい。地下1階の何処かと繋がっているのだろう。
ソルティア
「……灯り……だけ、ですか?」 警戒して辺りを見回そう。
GM
灯りがつくと同時に
ジャン
……」   「罠、じゃァねえのか」
#
ようこそ、お客様?」 部屋の奥から、声が響く。
#
以前に聞いた事のある、背筋を冷たい指先で撫で上げられるような、恐怖と悪寒を催す声だ。
エリカ
「っ」 びく。
ソルティア
「ッ!」
ジャン
「……!!!」
シャルロット
罠、みたいですよ」
#ルナティア
「思ったよりは、早かったわね。……まぁ、アレだけ分かりやすくしたんだし、当然よね」
#ルナティア
黒の服に赤い瞳、そして身長以上程のサイズの鎌を携えて、部屋の奥に佇んでいる。
エリカ
「……また貴女なの」
#ルナティア
「またあなた……それは、こっちのセリフだけど」
ジャン
えらいデケえ罠だなァ、鼠取りってレベルじゃァねえぞ」
シャルロット
「……止めに来ましたよ」 ずい、と前に出よう。
#ルナティア
「止めに来たって、何を?」
シャルロット
「今やってること、全部です! 連れ去ったひとたちも返してください!」
ソルティア
「ルナ……連れ去った人達は、一体どこに?」 険しい目でルナを見て。
#ルナティア
「連れ去った人たち……? ああ」
ジャン
「………」 此処は任せよう。自分はいつでも交戦できるように気を張っておくべきだ
シャルロット
連れ去った一太刀、になって思わずひらがなにしちゃった
#ルナティア
もう、死んだわ」 口の端を釣り上げ
ジャン
なッ……!」
エリカ
、     は……?」
ソルティア
「………」
#ルナティア
「聞こえなかった? 死んだ、って言ったのよ」
ジャン
「馬鹿なコト言ってるんじゃねェ……おふざけも大概にしやがれ!」
ソルティア
「……ルナ。僕は、どこにいるのか、と聞いたんだよ?」
#ルナティア
「……ふふ、冷静になったら?」
ジャン
「はッ、俺はお前みたいなのがいけ好かないんでなァ」
シャルロット
「……嘘を吐くのは止めてください」 表情は硬いまま、静かに言う
シャルロット
「そんな冗談に付き合っている暇はありません。貴方方が、今連行した方々を殺す理由はどこにもない」
エリカ
「……そ、そうよ! みんなを返しなさいよ! 何処にいるの!」
#ルナティア
「……つまらない」 シャルロットの言葉に、興が削がれたように悪態をついた。
エリカ
「つまらない、って……」
#ルナティア
「もっと面白い反応を期待してたのに」
エリカ
「面白いとか面白くないとか、そんな話はしてないのよ!」
シャルロット
「私は真剣で、しかも怒っています。貴方の“遊び”なんかに付き合う時間は無いんです」
#ルナティア
「……そう。私は、今はもっとあなたたちと遊びたい気分なのに、残念だわ」
シャルロット
「それに、もし死んだのだとしたら、貴方はきっとこういいます。“この先に居るから、助けに行けば?”と」 ずん、と足を強く前に踏み出して
#ルナティア
「……っふふ、あはは! そこまで読まれてるなんて、驚きだわ」
#ルナティア
連れて来た人たちは、奥に居るわ」 ソルティアと、エリカに向けて。
ジャン
「……はァ」 連れ去った上で、居場所を軽々と応えた。ということは……
ソルティア
「……そうか」 奥、と言われたのでそっちの方を向こう。ルナ自身は他の人が見てくれてるだろうし。
シャルロット
「私は貴方に意地でも負けたくない」 見えない闘志をたぎらせて、ぎらりと眼を光らせる
#ルナティア
やっぱり、生まれ持っての才能って、恐いわね。あなたなんて、要らないんじゃない?」 >ジャン
ジャン
……ッ」
ジャン
「て、めェ……ッ」 握る柄に力が入る
シャルロット
「何を言っているんですか! ジャンさんが要らないなんて、そんなことありません!」
ソルティア
「ジャンさん!」 声に怒気を感じて、声をかける。
ジャン
「………ちッ」 ソルティアに名を呼ばれ、頭を横に振る
エリカ
「……そんなどうでもいい話するなら、邪魔せずに何処かへ行って」
#ルナティア
「……はあ、あまり嫌われたくはないし、早く済ませてあげた方がよさそうね」
#ルナティア
「分かったわ。でも、最後にひとつだけ聞いていい?」 >エリカ
エリカ
「何よ。私達、急いでるの、解ってるでしょう」
#ルナティア
「妹が死んだ、って聞いた時、どう思った?」
シャルロット
「何を……」 ルナティアの問いかけの意味がわからず、戸惑う
#ルナティア
「悲しかった? 寂しかった? 虚しかった?」
#ルナティア
それとも、ほっとした?」
エリカ
「っ……!?」
エリカ
「、っ、馬鹿言わないでよ! なんで、私がそんな!」
ソルティア
「………」 どこか困ったような顔でルナとエリカを見る。
シャルロット
「ほっとするわけ、ないじゃないですか! 何を言っているんですか!」 本当に憤慨した様子で、ルナティアに叫ぶ
#ルナティア
「……ふふ、私の考えは読めるのに、エリカの気持ちは読めないのね」
#ルナティア
「憤るのは、図星の証拠よ」
シャルロット
「エリカさんの、気持ち……?」 考えてもみなかったことに、応えに詰まる
ジャン
「………」 ギリ、と苦虫を潰したような表情になる
エリカ
「……っ、話にならない! もういい、私たちは奥へ行くの。邪魔しないなら何処かへ行って。邪魔するなら、力ずくでどかせる」
#ルナティア
「まぁ、いいわ。今は、それも必要のないこと。ただ、私が聞きたかっただけだから」
ジャン
「……人の神経逆撫でしてえだけじゃァねえのか、てめえは……!」
#ルナティア
「……さぁ? 私の狙いも分からない内は、私を殺す事なんて出来ないわよ」
ジャン
「殺すのは一応こっちの盟約にも反するんでなァ」
ソルティア
「……ここは通してくれるかい、ルナ?」 ルナが言った奥の方を視界の端で確認しつつ。
シャルロット
「……妨害しないんですか?」 今にも立ち去りそうな雰囲気に、躊躇いを覚える
#ルナティア
「……そうね、個人的には通しても構わないんだけど、一応、そういう契約なのよね」
#ルナティア
ぶん、と片手で鎌を振って構える。
シャルロット
「気乗りしないが仕事、ということですか」 今のあいまいな態度に、そういう理由付けをして納得する
#ルナティア
「あまり、あなたたちに嫌われたくはないもの」
エリカ
「……」 どの口がそんなことを言うのよ、と内心で思う。
ソルティア
「よっぽど気に入ったみたいだね。……珍しい」 困ったように少し笑って。
ソルティア
「やっぱり、雇われなのかい?」 とルナに問いかける。
#ルナティア
「雇用した側が、必ず優位だとは限らない。それだけは、言っておくわ」
ソルティア
「……優位ではない、か」 少し考え込むように視線をめぐらせる。
シャルロット
「……」 僅かに眉をひそめて、ルナティアの表情を伺う
ジャン
「居場所をあっさり応えたってことは、元からこうするつもりだったんだろォが」
シャルロット
「違いますよ、ジャンさん。そういうことじゃないんです」
ジャン
「あァ?」
シャルロット
「……行きます」 ジャンへの説明は、後回しにして剣を構える
#ルナティア
「……ふふ」 ジャンやエリカの反応を愉しむように笑みを浮かべ 「さて、それじゃあ、始め
#ルナティア
ましょうか、と継ごうとした所で、ルナティアの動きが止まり、彼女は天井を訝しげに見上げる。
エリカ
「言っておくけど、ソルティアさんの知り合いだからって手加減はしな……?」 言いかけ。ルナティアの様子に怪訝な顔を。
ソルティア
「……ルナ、上に何か?」
#ルナティア
「……残念だけど、みんなと遊ぶのは、また今度になりそうね」
#ルナティア
そう言うと、ルナティアは軽やかに一歩、バックステップする。
ソルティア
「? 一体何を……」 ルナと同じように天井を見上げ、また視線を戻す。
エリカ
「……え?」
ジャン
「はァ……?」
シャルロット
次、会う時は必ず剣を交えます」
#ルナティア
その直後、天井のガラスを突き破って、いくつもの弾丸が、先程までルナティアが立っていた空間を貫く。
#ルナティア
地面に穿たれるいくつもの弾痕。
#ルナティア
……」 それを鬱陶しそうに眺め。
ソルティア
「ッ、ルナッ!」
エリカ
「っ……!?」 びくっ。
ジャン
弾丸…下がれ!」
シャルロット
「平気です! ちゃんと引いてます!」 とソルへ。それより、とばかりに天井を見上げ
GM
次の瞬間には、天井のガラスを突き破り、君たちの前へとひとつの影が降り立つ。
エリカ
「な、何……!?」 言いつつ、数歩下がり。
ソルティア
「くっ……この連射は、魔動機……!?」
シャルロット
ともかく剣を構えてエリカのフォローへ
GM
君たちとルナティアの間に降り立った影は、魔動機ではなく、小柄な少女だった。
ジャン
「……魔動機、じゃねェ?」
GM
鈍い金髪と、赤いゴシックな衣装。微かに、君たちにも見覚えがあるかも知れない。
エリカ
「ひ、と……?」
ジャン
「………ぁ……」 この女は
#赤い服の少女
「好機かと思ったんだけれど、流石に一筋縄じゃいかないみたいね」
#赤い服の少女
首に見える硬質素材から、彼女がルーンフォークであることが窺える。
エリカ
「あ、あの時、イーヴさんのところにいた……? どうしてこんなところに」
ソルティア
「イーヴさんの所に……?」
ジャン
ソルティアはすれ違わなかったな
ソルティア
僕見覚えナカッター
シャルロット
「……っ」 見覚えはあるが、現状敵味方の区別がつかない。割り込む隙をうかがう
#ルナティア
「不意打ちなんて、卑怯な真似をしてくれるじゃない。危うく、蜂の巣よ」
#赤い服の少女
「アンタみたいな手合いに言われる筋合いはないわね」 その両手に持った二丁の拳銃を、ルナティアに向け
#赤い服の少女
貴方たち、奥へ行きなさい」 前を見据えたまま、君たちに声を掛ける。
ソルティア
「なっ……」 ソル的には見知らぬ誰かがやってきて幼馴染(紆余曲折有り)に銃を突きつけたと言う何ともアレな状況。
エリカ
(……味方、なの?) ルナティアに銃口向けるのを見。
ジャン
(……好機か)
シャルロット
「……ジャンさん、皆と一緒に奥へ。私は残ります」 小声で伺う
ジャン
「……馬鹿なこと言ってるんじゃねェ。お前がいたって足手まといだろォが」
ジャン
「言われた通りに行くぞ」
#赤い服の少女
「そこの男の言う通りよ。この奥には、強力な魔動機もあるはず。いいから、4人で行きなさい」
ジャン
「名前も知らねえが、礼を言うわ。今度ディナーでも予約しとくぜ」
#ルナティア
……」 つまらなさげに赤い服の少女を見て。
シャルロット
「……ですが!」 目の前に相手したかったやつがいるのに!
ジャン
「てめえはいいから言うこときけってんだよ!」 シャルを引っつかむ
シャルロット
「……っ」 ジャンに掴まれて、流石に抵抗する気になれずおとなしく動き出す
エリカ
「……」 状況が読めない、が、こうなったからには行くしかない。 「行き、ましょう……!」
ソルティア
「……ごめん、ルナ、ここは先に行かせてもらう!」 奥へと目を向けて。
#ルナティア
「ええ、どうぞ。この人を止めながら、あなたたちも止める、なんて流石に出来そうにないから」
ソルティア
「ジャンさん、お願いします……!」 シャルロットは任せて、先頭になって奥へと向かおう。
ジャン
「行くぞ!」
エリカ
「はい!」
#ルナティア
「……約束してあげるわ。近いうちに、あなたと、絶対に戦ってあげる」 >シャル
シャルロット
「必ず……!」 無念さと、後はわずかばかりのルナティアの安否に表情を曇らせて走る
ジャン
「………ッ」 シャルの様子を見、苛立ちながら苦渋の表情
ソルティア
「………」 無理はしないようにとか怪我はしないように、とか言おうにも言いづらいので、戦闘が始まる前にそういう意思を込めた視線だけルナに送っておこう。
GM
二人の脇を抜けて、君たちは部屋の奥へと駆ける。
GM
放たれる弾丸と、ぶつかり合う金属の音を背に、君たちは部屋の奥にあった扉を開く。