虚ろの輪音

第一部 第一話「始動-私たちの世界-」 - 01

※ここからは、プレイヤー発言も交えてのリプレイになります。

GM
おこんばんは
ヤンファ
しんだ
GM
早いよ。
ソルティア
穢れ5になった
シャルロット
こんばんは、ジャンファさん
シャルロット
今宵はジャン入りでは?
GM
だよね>ジャンファ
ヤンファ
おっと
GM
まぁGMチャットで入って、2つめにジャンするのかもしれないとおもったけど
GM
それだとしゃーぷが入るな
※使用しているチャットの仕様で、NPCとして発言すると名前の前に#が付きました。
 このリプレイでも、解りやすいようにそのままにしてます。
ヤンファ
こっちは入るんだったな

と、チャットに入り直すヤンファPL。気を取り直して。
遅刻気味にエリカPLも登場。

エリカ
若干遅刻ごめんね!
GM
俺も洗濯物干してたから丁度ok
GM
おし、じゃあ技能と命中回避魔力とかを語ったらいこうか。

各々、技能や主要能力を自己申告。

シャルロット・ヘリオドール
器用度 22+2
敏捷度 20+2
筋力  14
生命力 16
知力  21
精神力 18

ファイター      5
プリースト:ザイア  2
レンジャー      1
エンハンサー     1
戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/盾》
5.《防具習熟Ⅱ/盾》
ex.《魔法拡大/数》
秘伝
《地這刃》
《活人撃》
練技・賦術
【ガゼルフット】
装備
〈ブロードソード〉
〈リベリオン-S-〉
〈アラミドコート〉
〈ブラックベルト〉
ほか
ジャン(ヤンファ・シャンリーク)
器用度 19
敏捷度 22+2
筋力  22
生命力 16
知力  12
精神力 12

フェンサー      5
プリースト:ヒューレ 2
スカウト       2
エンハンサー     1
アルケミスト     1
戦闘特技
1.《武器習熟/ソード》
2.《防具習熟/非金属鎧》
3.《武器習熟Ⅱ/ソード》
ex.《必殺攻撃》
秘伝
《瞬刃》
練技・賦術
【キャッツアイ】
【クリティカルレイ】
装備
〈スィンブレード〉
〈アラミドコート〉
〈籠手〉※〈バックラー〉相当品
〈幻のウィッグ〉
ほか
エリカ・ケイ
器用度 12
敏捷度 10
筋力  12
生命力 15
知力  23+1
精神力 19

フェアリーテイマー  5
セージ        3
アルケミスト     1
戦闘特技
1.《魔法誘導》
3.《魔法収束》
5.《魔法制御》
ex.《魔法拡大/時間》
秘伝
《宴は終わらず》
練技・賦術
【パラライズミスト】
装備
〈ソフトレザー〉
ほか
ソルティア
器用度 20
敏捷度 14
筋力  18
生命力 18
知力  23
精神力 21

ファイター      5
ソーサラー      2
エンハンサー     1
戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/金属鎧》
5.《防具習熟Ⅱ/金属鎧》
ex.《マルチアクション》
秘伝
練技・賦術
【ビートルスキン】
装備
〈バスタードソード+1〉
〈チェインメイル〉
〈タワーシールド〉
ほか
シャルロット
あ、GM~
GM
なんだろう
シャルロット
若干自信が無かったので、一応レンジャー用としてスカウト用ツール購入したけど、これでいいのかしら (※ハウスルールによって、レンジャーであってもペナルティはつくものの屋内での判定が行える為)
GM
それでいいわー

GM
では、これから最終話まで長くなると思いますが
シャルロット
はーい。
GM
宜しくお願いします。
シャルロット
よろしくおねがいいたします。
ソルティア
宜しくお願いします。
ジャン
よろしくおねがいします
エリカ
宜しくお願いします。

第一部 「公国陰謀編」

第一話 「始動-私たちの世界-」
送っていたのは、ごく普通の日常。
何の変哲もない、自分にとっては"当たり前"の日々。
境遇が人と違っていても、背負っているものが人と違っていても、まだ、自分には関係ないと思っていた。

そんな中に訪れた転機。
ある者にとっては、大きな変化。けれど、ある者にとっては、些細な変化。

新しい道を選ぶのは自身の意志か、それとも他者の意志か。
……その答えは、自分自身では、まだ出せそうになかった。

そんな私たちをよそに、私たちの周り(せかい)は、緩やかに、けれども確かに変貌を始めていた。

GM
大陸新暦308年。かの《大破局》より、およそ300年の時が過ぎ、人々は災厄から立ち直り、再び繁栄を遂げていた。
GM
しかし、まだまだ魔動機文明(アル・メナス)期の人族最盛期には程遠く、今も尚その爪痕は色濃く残り、同時に人々は当時の文明の復活を願っていた。
GM
今から始まる物語の舞台は、ザルツ地方北端に位置する、“橋の国”ダーレスブルグ公国。
GM
この公国は蛮族の領域であるレーゼルドーン大陸のエイギア地方に隣接することから、常に戦いが絶えることがない。橋を越えた先でいくつもの砦、要塞を建設し、多くの兵士たちを駐屯させ、蛮族の侵攻から身を守りつつも攻め込む機会を窺い続けている。
GM
だが、彼の国の抱える戦いはそれだけではない。エイギア地方の開拓に積極的な「開放派」とレーゼルドーンに至る橋を閉ざして蛮族に備えるべきだという「保守派」の対立、そしてかつてダーレスブルグ公国を支配下に置いていた大国ルキスラ帝国の脅威も忘れてはならない。
GM
それだけ多くの戦いを抱えるだけに、この国では冒険者が重要視される。一口に冒険者と言っても、己の生活の為、大切な者を守る為、はたまた希望や野望を叶える為……その目的は千差万別だ。
GM
どの様な理由であれ、君たちは冒険者として〈宵の明星亭〉と呼ばれる新進気鋭の宿に集まり、これから多くの戦いの渦中に引き込まれていく事になる

GM
シャルロット、ヤンファもといジャンの両名は今〈宵の明星亭〉の扉の前に居た。軒先には看板が掲げられ、扉の外までも中の賑やかな様子が伝わって来るようだ。
GM
ジャンには既に入り慣れた場所だが、シャルロットにとっては未開の地。殊箱入りで、外の全てが新しく感じられる君にとっては否が応でも胸が高鳴ってしまうだろう。
GM
一方、エリカとソルティアは妹たちを神殿へと送り届けた後に、既に店内へと到着していた。
GM
中では多くの冒険者たちが依頼や食事で騒がしくしているが、この店、なんと給仕は一人しか雇っていない。
GM
無表情で接客態度はどちらかと言えば悪いような気がするはずなのに、何故か一部の客から妙な人気を誇るルーンフォークの給仕と、店主でありながら忙しなく店内を走りまわる壮年の男性、その二人だけがこの〈宵の明星亭〉の店員だ。
GM
店主の名はギル・ケンドール。剃り残しなのかわざとなのか、少しばかりの無精髭が目立つ男で、元軍人。しかしそれを感じさせないような愛嬌を持っている。

GM
給仕のルーンフォークはエルシオーネという。この店が開かれた当時から給仕をしているという話だから、ギルとはそれ以前からの付き合いなことは確かだ。それ以上はよくわかっていない。最近の趣味は「マスターを侮辱することです」とは本人の談。
GM
そんな場面から、君たちはそれぞれロールを開始して欲しい。
ソルティア
「……と言うわけなんです。 なので失礼ですけど、どうか宜しくお願いします」 と店主のギルさんに、義妹達がお弁当作ってくれるからここで食べていいですか的交渉をしているのだ。
エリカ
「お願いします」 はい。ソルティアの隣で同じくお願いしてます。
#店主ギル
「ん? ああ、いいよいいよ。そんなの気にするなって青年。別にこれからウチで飯食ってくれないって訳じゃあないんだしね」
ソルティア
「はい。義妹達もそれなりに忙しい身ですから、毎日と言うわけにはいきませんしね」 はは、と笑って店主の言葉を肯定する。
エリカ
「ありがとうございますっ」 ぺこ、と頭下げ。
#エルシオーネ
「わたしの料理はともかく、マスターの料理は不味いと評判ですから。ソルティアさんとエリカさんがお弁当に走るのも、時には仕方のないことです」
ソルティア
「そ、そんな事は無いと思いますけど……」 微妙な笑顔で答えた。
エリカ
「べ、別にそういう理由でお弁当を食べるわけじゃないから!」
#店主ギル
「あー、二人とも妹さんは神殿通いなんだったっけ? いやぁ、いいねぇ……おじさんも若い頃に戻りたいよ」
#店主ギル
「教会学校でのシスターとの禁断の恋……『ああっ、いけません……!』みたいな」
#エルシオーネ
「……はぁ……」 店主は無視して、別の客の注文を取りに行った
#店主ギル
「突っ込みもなし……!?」
エリカ
「………」 しらーっとした目で店主見た。
#店主ギル
「若者たちの視線が痛い……!」
ソルティア
「それだと女性同士になっちゃいますね!? 幾らアカシャとはいえそんな趣味を認めるわけには……!」 何の話だ。
エリカ
「なんかわざわざこの人に許可取る必要なかったんじゃないかって気がしてきた……」 はあ。とため息つきつつ。
ソルティア
「まぁギルさんも神殿に通えばそういう事があるかもしれませんが……」 と、開いた扉に気づいてそちらを振り返り。
#店主ギル
「おっさんはもう歳だからねぇ……」
エリカ
「そもそも、そういう不純な動機で通うところじゃないですから、神殿っていうのは……」
 
ジャン
「何度も確認するが、名前は間違えんなよ」 入口から少し離れて小声で念入りに確認する
シャルロット
やってまいりました。ヤ、ジャンさん。ここがあの冒険者の宿というものですね!」 きこえません。
ジャン
「…………」 好奇心が走ってて耳に入ってねえ…
シャルロット
「ばっちりです!」 てへぺろの顔
シャルロット
「早速入りましょう、……ジャンさん! 冒険が私たちを待っています!」 なんともいえない間は、名前を呼ぶのに消費した時間だ
ジャン
「間違えたらゲンコツだからな」
シャルロット
「げんこつはご容赦くださぃ……」 痛いのです。
ジャン
「まァ、肩の力抜いて適当にやりきんぞ」 めんどい
シャルロット
「任せてください!」 ばっちりです!
ジャン
「…………」 力すごい入ってるじゃないですか
シャルロット
ふんすふんす。意気込みが眼に見えるようだ。
ジャン
「………」 ふー、と息をついて  「ま、入るか」 ぎぃ、と扉を開く
GM
扉を開いたジャンとシャルロットの耳に届く喧騒。冒険者の店らしい、耳に心地よい騒がしさだ
シャルロット
ジャンの後ろに、隠れるようについていこう。
#エルシオーネ
「いらっしゃいませ」 ぺこり、と入ってきた二人に挨拶した
ジャン
「おー、いるいる。ギルさん……って、取り込み中か」
#エルシオーネ
「ジャンさんと、そちらの方は?」
シャルロット
「わぁ、わぁ……こんな賑やかな場所、来たことありません。すごいですね!」 微妙に小声で、盛り上がりを見せている。挙動不審の塊で、きょろきょろと見回しまくりだ
#エルシオーネ
「お客さん、ハジメテ?」 覗き込んでカタコトで問うた
#店主ギル
「って、ちょっとちょっとエルシオーネ! いかがわしい店みたいな言い方は駄目だって!」 カウンター側から慌てたように叫ぶ。
ジャン
「よォ、エルちゃん。今日も可愛いなァ」 へらっと笑いつつ。 「はじめましてだ」
シャルロット
「はじめて! あ、違います。はじめまして!」 カコカコ、という擬音の聞こえる挙動で手をあげてエルシオーネに返答
#エルシオーネ
「ですね」 今日も可愛いな、に同意した。
「あ、初めまして。店主もとい給仕のエルシオーネです」
ソルティア
「こんにちは、ジャンさん。 今日は彼女がご一緒なんですか?」 ちょっとからかうように笑ってみせる。
エリカ
「?」 はてな。 「ソルティアさん、知り合いですか?」
ソルティア
「えぇ、依頼で数回パーティを組んだくらいだけどね。 その時エリカちゃんはいなかったから……」
エリカ
「へえー、あ、じゃあ此処の所属の人なんですね」 初めて見たわ。
ジャン
「こんなご時世の助けになりてェってな、冒険者で働きたいんだとよ。俺の幼馴染だ」
#エルシオーネ
「それは何とも殊勝な。このお店を選んだことが後に黒歴史になりそうですが」
シャルロット
「シャ」 あれ。名乗るのはいいんだっけ? 小首をかしげてジャンを見る
ジャン
目で別にそれはいいぞ、と頷く。
#エルシオーネ
「シャ、さんですか。変わったお名前です」
シャルロット
「(こくこくうなずいて) シャルロット=ヘリオドールと申します、よろしくです、エルシオーネさん!」 握手握手
#エルシオーネ
「はい、宜しくお願いします。あ、マスターの加齢臭には目を瞑ってあげてくださいね」 握手した
#店主ギル
「おーおー、幼馴染たぁ青年も隅におけないねぇ……」 髭をさすりながらやってきた
ジャン
「いやァ、単に世話が焼けるだけのガキンチョだよ」 肩をすくめて
#店主ギル
「またまたぁ、ンなこと言っちゃって実はこれとかなんでしょォ?」 小指立てつつジャンに
ジャン
「あァー、恋人いたらいいなァ」
#エルシオーネ
「給仕との禁断の恋とかどうです?」
ジャン
「おォ、エルちゃんとだったらいくらでも頑張るぜ」
ソルティア
「なるほど、幼馴染ですか」 小さく笑みを浮かべたまま。 「ソルティア、と申します。 冒険者の店は初めてのようですね?」
シャルロット
「は、初めてです。右も左もわかりませんが宜しくお願いします!」 ぺこぺこ
ソルティア
「そんなに緊張なさらずとも、取って食うような方はいませんよ。 僕も冒険者を始めて精々一年ほどの若造ですから、どうか気楽にお願いします」 見た目と反比例するような穏やかな微笑み。
ジャン
「っと、挨拶遅れたな。ソルティアも久しぶりだ」
ソルティア
「はい、お久しぶりです。 近頃はお忙しいようですね」
ジャン
「ちょっと野暮用でなァ。そっちはどうだ、ガールフレンドなんて連れちゃってよ」
ソルティア
「はは、確かにガールフレンドには違いありませんがね」 女性の友人、的な意味で。
ジャン
「なんだァ、ホントにスミにおけないねェ」
シャルロット
「お部屋の角に置いてはいけないんですか?」
ジャン
「あんまり下手なこというとお前の馬鹿っぷりがすぐ露見すんぞ」
シャルロット
「ば、馬鹿ではありません! 学業もきちんと身に着けています!」
ジャン
「そういうところが馬鹿なんだろ……」
ソルティア
「友人は大切なものですからね。 大事にするに越した事はありませんよ」 くすり、と小さな笑いでからかいを流す。
ジャン
「ち、相変わらず平然とした顔でかわしてくるなァ……」 つまんねー、って顔
ソルティア
「亀の甲より年の功、と言いますから」 と言う見た目15歳の青年であった。
ジャン
「…まァ、そうだな」 歳については何も言わんが
ソルティア
「ちなみに、“隅に置けない”、は例えですよ。 意外と侮れない、と言う感じの意味ですね」
シャルロット
「例えでしたか。勉強になります」 なるほどなー
エリカ
「エリカ・ケイです。ソルティアさんとはよく一緒に組ませて貰ってます」 とりあえずジャンとシャルに挨拶しつつ。
シャルロット
「あ、よろしくおねがいします、エリカさん!」 ぺこぺこ。
ジャン
「ジャンだ。俺も見たのは初めてだな。最近始めたのか」
#店主ギル
「と……登録なら帳簿持ってこないといかんわな。エルじゃなくて俺が行こうか……」 どうせ聞いてくれない。
#店主ギル
「あー、ごめん、エリカちゃん。ちょぉーっとこれあっちのお客さんに持ってってあげてくれない?」 と、トレイに乗ったいくつかの食事を示しつつ
エリカ
「はい? あ、はいはい、いいですよ」 トレイ受け取ってー。
エリカ
「なんか慌ただしくてごめんなさい、また後で!」 ジャンに謝りつつ、ぱたぱたとトレイ持ってその場離れつつ。
#店主ギル
「悪いね、この時間はどうしても人手が足りなくなっちゃってさ」 エリカに謝罪のウインクしつつ。
エリカ
「代わりに良い仕事回してくださいねー」 ぱたぱた。
#店主ギル
「で、そこのえーと、シャルロットちゃんだったね。君はこれを書いてくれるかな」 テーブルに案内して帳簿とペンとインクを。
シャルロット
「ちょうぼ、ですか。名前を書けばよろしいのです?」 ちら、ちらっ。ジャンをしきりに見て自分におかしなところがないかを伺う姿勢。
ジャン
「あァ、そこに名前を書いて登録すりゃいい」 別にフルネじゃなくてもいいよな
シャルロット
「はい、お任せください」 ペンを受け取って、流暢に記入をする。きれいにフルネーム
#エルシオーネ
「お客様にトレイを運ばせるとは一体何事ですか……」
#店主ギル
「はいはい君は本職を全うする! これとこれとアレとそれ、持ってく相手間違えたら駄目よー」 エルシオーネに指示しつつ
#エルシオーネ
「仕方ありません……本気を出さざるを得ないようです」 背中についた変な装置から可動式マジックハンドを取り出して合計4本の腕で配膳を始めた
シャルロット
「繁盛されているようで……大変そうです」 ギルに帳簿を返しつつ、呟きを洩らす
#店主ギル
「いやぁ、まさに嬉しい悲鳴ってやつだね。君みたいな新人さんも来てくれた訳だし」
シャルロット
「はい。みんな笑っていて、とても良いことだと思います」 微笑んでうなずく
#店主ギル
「っよぉーし、これで君も正式にウチの冒険者。これから頑張ってちょうだい」
シャルロット
「はい! がんばります!」 胸の前で両手を握り締めてガッツポーズ
エリカ
 \はーいおまたせしましたご注文の品でーす/
GM
\うおぉー/ レアキャラエリカちゃんの登場に湧き上がったモブたち。
エリカ
 \あ、いらっしゃいませー。あちらの席にどうぞ/
#店主ギル
「ああ、エリカちゃんありがとうね。あとで何か一杯サービスするから」
ジャン
「おォー、働きモンだねえあの子。俺もサービスして貰うか」
#店主ギル
「おいおい、いくら青年だからってエリカちゃんに手を出すのを見逃す訳にはいかないねぇ」
ソルティア
「あまりからかわないであげてくださいよ? あの子は純情なんですから」 のんびりエリカを眺めて。
ジャン
「純情か……いやァ逆にそそるな」 へへっと笑う
シャルロット
「ヤジャンさん、すごい顔です」
ジャン
「おおっと、見なかったことにしてくれ」
#店主ギル
「おっさんはソル君の事だって実は監視してるんだよ……?」 エリカちゃんに手を出してないかな、と
ソルティア
「いやぁ、照れますねぇ」 ははは
ジャン
「逆にそれはギルのおっさんがやべえよ」
#エルシオーネ
「……これが流行りの……」 ぼーいずらぶ……とソルティアとギルを見た。 「……」 うげ、って顔した
#店主ギル
「はっはっは、冗談冗談。若者は大いに恋すべし、おっさんは生暖かく見守らせてもらうよ」
エリカ
「ギルさーん、あっちの席Aセット一つBセット2つです」 ぱたぱたと戻ってきつつ。
#店主ギル
「おっと、了解。すぐに出すから待っててちょーだい」
エリカ
「にしても、まぁたそういう話ですか。ホント好きですね」 はーやれやれ。
#店主ギル
「俺はいつまでも少年の心を忘れないのさ」 またウインクした
エリカ
「もう少し自分の歳を考えた物言いした方がいいですよ、おじさん」
#店主ギル
「おっさんなのは自覚してるけど若者に面と向かっておじさんと言われるとショック……!」
ソルティア
「まあ、日ごろお世話になってる分、いい人を見つけてあげないといけないから。ねぇ、ギルさん?」 はは、と明るく笑って。
エリカ
「ソルティアさんまでそういうことを言う……」 はあ、と溜息吐きつつまた配膳に向かう。
#店主ギル
「そうだねぇ……変な虫がついちまったら妹さんにも顔向けできないわ」
シャルロット
「変な虫」 一瞬思案顔。そのあと手を叩いて納得顔。
ジャン
「普通の意味の虫じゃねえぞ」 先手をとる
シャルロット
「……そうなのですか!?」 さらに驚愕。
ジャン
「そんなこったろうと思った」
#店主ギル
「はっはっは、こりゃまた面白いお嬢さんを連れてきたもんだねぇ青年」
ソルティア
「素直でいい子じゃあないですか。毛色の良さそうな感じですし、ねぇ?」 とジャンに意味深な視線を向けて。
ジャン
「そうかァ?」 ただの馬鹿だろ、と添えて
ソルティア
「いいじゃないですか。元気が一番ですよ」 にこにこと年長臭い事を言う、シャルと同じくらいにしか見えない男。

#エルシオーネ
「……ふぅ。これで朝食ラッシュは大体処理し終えたはずですね。あ、皆さんも何か注文されますか?」
ソルティア
「そうですね、何か軽食と、コーヒーをお願い出来ますか?」 多分朝方だよね、時間。
#店主ギル
朝方です。
#エルシオーネ
「ではあまりも……もとい豪華朝食セットZとコーヒーですね」
シャルロット
「ごはん、頂いていきますか?」 忙しそうですが。
ジャン
「気ィ遣う必要はねえよ。これがあっちさんの仕事なんだからな」
#エルシオーネ
「そういうことです。どうぞ遠慮無くご注文ください」
シャルロット
「そう……ですか? でしたら、ええと……先ほど聞こえてきたAセットというものをおねがいします」 内容は知らないが好き嫌いはない。
#エルシオーネ
「分かりました。Aセットですね」
ジャン
「ま、俺は珈琲だけでいい。」
シャルロット
「そんなに食べないからお肉がつかないんですよ。お父様はもっとがっちりしていらっしゃったのに」
ジャン
「ちゃんと必要分は食ってるって」
ジャン
「………(さて、適当に仕事見つけて、二人を仕事に誘う流れでいいか)」 エリカが落ち着いてきているのを見つつ
#店主ギル
「ああ、エリカちゃん。後は俺で出来そうだから戻っていいよー、ありがとうね」
エリカ
「はいはい、どういたしまして……ふう」 (ようや)く椅子に腰下ろしつつ。
#エルシオーネ
「おまたせしました。Aセットとサービスのドリンクです」 シャルロットに。 「ジャンさんがコーヒーで、ソルティアさんが残ぱ……Zセットにコーヒーですね」
#エルシオーネ
みんなの前にそれぞれ朝食おいた。Aセットはステーキサラダだ。朝から重いね!
#エルシオーネ
オリーブオイルがたっぷりだ。もこみち的な意味で
シャルロット
おもいね!
ジャン
重いワロタ
エリカ
重てぇー!
ソルティア
重いっ、、
ソルティア
「エルシオーネさんが作ったものなら、なんだってご馳走ですよ」 と笑顔と共に歯が浮くような台詞を言ってセットを受け取る。
シャルロット
「おおおぉ……このボリューム。冒険者とはこのような食事を済ませないとやっていられないお仕事なのですね……いただきます!」
エリカ
「……」 なんか面白い子だなーと思ってシャルを見てる。
ソルティア
「エリカちゃんも、何か食べる? 一段落したら、依頼を見繕ってこようと思うけど」
エリカ
「ああ、はい。じゃあBセットでも……」
#エルシオーネ
「そう云うと思って既にBセットを用意しておきました」 すちゃっ。基本的な洋食の朝食がでてきました。
#エルシオーネ
「と、これは先程のお手伝いのお礼です」 エリカに何かドリンクひとつ渡した
エリカ
「早っ……って、あ、どうも」 ドリンクも貰った。
#エルシオーネ
「先程エリカさんがBセットの注文を受けた時に、『あ、わたしBセットな気分』という顔をしたのを見逃さなかっただけです」 早かった理由
エリカ
「注文が早く出てくるのはいいことだけど釈然としないものを感じる……」 そんな顔した覚えないよ!
#エルシオーネ
「エリカさんもこの店で唯一の給仕として働けば、自然と理解出来る日が来ます
エリカ
「それはちょっと解りたくないかな
#エルシオーネ
「無念です」
ジャン
「ふー……」 ズズズー、と珈琲を啜りつつ  「で、久々に見たけど最近どうなんだソルティア。仕事はそこそここなしてんのか」 きっと同じテーブルに座ってる
ソルティア
「そうですね、そこそこです。 冒険者の流儀も大体把握しましたから、そろそろ大きな仕事に手をつけようかな、と言うところですね」
ジャン
「へェ。俺もこいつ(シャルロット)の仕事につき合う為に、ちょいと大きめなモンでも請けて大変さを教えようと思ってんだ」
ジャン
「なんか良い仕事が回ってきたら一緒してもいいか?」
ソルティア
「はい、こちらこそお願いします。 見たところ、シャルロットさんは神官戦士のようですし、この四人ならバランスも良さそうですしね」
ジャン
「まァ、才能はある。戦いに於いて言うならコイツを連れてっても足は引っ張らないと思うわ」
ソルティア
「ジャンさんがそう言うなら、相当なのでしょうね。 期待させてもらいますよ」 そして俺は誰も気づかないうちにセットを食い終わっていた。
シャルロット
(もぐもぐ) 見た目との恐ろしいギャップを見せ付ける、気持ち悪い健啖ぶりを発揮してステーキを食べている。
#エルシオーネ
「……とんでもない健啖家のようで」
ジャン
「すっげェ、普通に食ってやがる……」
エリカ
「……」 う、うわァ……
シャルロット
「ほうひはんへふは?」 もっきゅもっきゅ。このぐらい朝飯前だ。あ、ちがう朝飯だ
#エルシオーネ
「ほうひはんへふはってなんですか?」
エリカ
「あの、喋るなら飲み込んでから、ね?」 何言ってるかわからないよ!
ジャン
「口に入れながら喋んな馬鹿」 お前品性ぐらいもってなきゃいけねえだろうが。
シャルロット
「(ごくんと嚥下して) ……ン、ン。いけません。思わず興奮してしまいました」 普段しないようなことを。
シャルロット
「いえ、私のことをびっくりした顔で見られていたので、どうしたのですか、と」 理由はまだわかっていない。
エリカ
「あ、いやいや何でもないの、気にしないで」
#エルシオーネ
「気持ちのいい食べっぷりでした」 拍手した。
シャルロット
「ご馳走様でした! いえ、なんというか絶品でした」 つやつや。もう完食。
ジャン
「早っ」 珈琲噴きそうになった
#店主ギル
「そうねぇ……ソル君とエリカちゃんも大分経験を積んできてくれてるし、実力も申し分ない」
#店主ギル
「そろそろ、頼む仕事のランクをあげてもいいかも知れないね」
ソルティア
「はい、お願いします。 そろそろ遠出もしてみたいところではありますけど……何かいい依頼が?」
#店主ギル
「んー……遠出かどうかは分かんないけど、そうねぇ、もう少ししたら丁度いい依頼が入ってくるかも知んないね」
ソルティア
「いつものギルさんの直感、ですね。 でしたら、もう少し待ってみるとしましょうか」
ジャン
「ふゥん……?」
#店主ギル
「いやァ、今日は直感でもないんだけどね。ま、とりあえず話でもしながらゆっくりご飯を食べなよ」
#店主ギル
「シャルロットちゃんはもう食べ終わってるみたいだけど……」
シャルロット
「ばっちりです」 コーヒーをいただきながら大きくうなずく。
#店主ギル
「そういう話が来たら、君たちに優先的に回すからさ」 ぴ、とウインクと共に人差し指と中指を立てて合図してカウンターに引っ込んでいった
ソルティア
「はい、お願いします」 去っていくギルに頭を下げて。
#エルシオーネ
「ばっちぃです、って言ってあげると喜びますよ、あの人」 シャルロットに耳打ちした
シャルロット
「ばっちぃです? 喜ばれるのでしたら今度お伝えしたほうがいいんでしょうか」 はて。
#エルシオーネ
「期待しています」
エリカ
「ええとそれで……仕事の話ですよね」 ソルティアとかギルの方に視線向けて。
エリカ
あ、のろのろと食事進めてます。 なんか貰ったドリンク口にしたりしつつ。
ソルティア
「仕事と言うより、仕事の気配、かな」 そして俺は誰も気づかないうちにセットを食い終わっていた。
エリカ
「別に今すぐ何かある、ってわけじゃありませんでしたか」
シャルロット
「……あの、皆さんのようなベテランと、私がご一緒しても大丈夫ですか……?」 最初は簡単なものを受けるものだとばかり思っていた
ジャン
「むしろベテランだからこそ、一緒に請けたら手ほどきもラクだろ」 俺が。
シャルロット
「それはそうかもですが……物事には順序というものが」
ジャン
「ま、そう言わずに長いモンには巻かれとけよ」
シャルロット
「マフラーですか。あれは暖かいですが別にベテランでは」
エリカ
「別に長いものに巻かれるってそういう意味じゃあ……」
ジャン
「あァそうだなァ、マフラーいいな。うんうん」
シャルロット
「そうでしょうそうでしょう。今度ジャンさんにも手編みをプレゼントします」 こくこく
ジャン
「ちなみにマフラーは嫌いなんだ俺」
シャルロット
「そうでしたか……仕方がありません。手袋でいきましょう」 違う話題に
#エルシオーネ
「すごいボケ力を感じます……」
#店主ギル
「あの子なごむわぁ……」
ソルティア
「ジャンさんが突っ込まない辺り、地の性格なんでしょうねぇ」 のんびり
ジャン
「俺の苦労がお前らにもそのうち解るぞ」
ソルティア
「まあ、僕らもベテランと言うには程遠い。駆け出しを抜け出した程度のものですから、お気になさらず」 にこにこと手を横に振り。
エリカ
「私なんか、まだ一年ぐらいだし……」
ジャン
「あれ、一年もやってんのか」
#店主ギル
「そーそ、エリカちゃんも地味に長いのよ。まぁ一年が長いかって言われるとびみょーな所だけど」
エリカ
「まあ、ソルティアさんも言いましたけど漸く駆け出し抜けたところですしね……」
シャルロット
「私はようやく三十分といったところです」 きりり
ジャン
「でも一年やってて俺とエリカちゃんが会わなかったんは……あァそうか。俺が来るのは大抵夜だったからか」 ということにしよう
エリカ
「ああ、そうなんですか。私は大体日中でないと顔出さないからなあ……」 そりゃ会わないね。
ソルティア
「僕が冒険者を始めた頃に一緒しましたからね……ジャンさんとはタイミング悪く、会った事は無いみたいですけど」
#エルシオーネ
「ちなみに先程のマスターの話をネタバラシをすると、予め今日依頼を持っていらっしゃるお偉方が居るという話があっただけです」
ジャン
「へェお偉いさんが?」
ソルティア
「なるほど。 確かに、少し大きい仕事になりそうですね……」
#エルシオーネ
「ええ。で、丁度良さそうな人を見繕おうと思っていたのですが、まぁ皆さんが丁度良い所に、といった形です」
シャルロット
「いったいどなたでしょうか?」 微妙に友達感覚で洩らしている、感覚マヒの箱入り
#店主ギル
「規模は正直まだ分かんないけどねぇ」 と答えつつ他の冒険者を処理し始めた。さっさ。
エリカ
「お偉方……」 ほむ。
#エルシオーネ
「それは見てのお楽しみ、ということで。楽しめるかはわかりませんが」
GM
そうこうしている内に、店内からは次々と依頼に出て冒険者たちが掃けていきます
#店主ギル
「ふゥー……これを終わると一日の仕事したァーって感じになるわぁ」
ソルティア
その間にそこのあほの子にのんびり冒険者のやり方講座でも開いていよう。
#エルシオーネ
「一日はまだ始まったばかりですけどね」
#店主ギル
「そうなのよねェ……おっさんにはきついわ」
#エルシオーネ
「人生はもう半分終わってますけどね……」
エリカ
「な、なんでそういう微妙に暗めな方向に!」
ジャン
「エルちゃんの嫌味が今日も輝くなァ」 いい顔
#エルシオーネ
「マスターもぼちぼち40ですからねぇ……」
シャルロット
「ギルさん、私のお父様とおなじぐらいなのですね」
#店主ギル
「ぐさっ……!」
エリカ
「……あ、凄い今刺さった」 ギルとシャルのやり取り見つつ。
#エルシオーネ
「シャルロットさんのお父様と同い年くらいなのに、未だ独り身で子供もいないとは……」
シャルロット
「?」 かなりダメージを受けた様子。当人は不思議そうに首を傾げつつ
#店主ギル
「この子……隠れドSだわ……」 テーブルにつかまりながら起き上がって
ソルティア
「悪意はないようですけどね……」
#店主ギル
「余計質が悪いわ……」
ジャン
「何でも悪意が無いから困るんだけどなァ」 やれやれといった顔だ
シャルロット
「それにしても、随分みなさん、そろって出られるんですね……」 急にスカスカになるのを見て、若干躊躇いを覚えつつ
ソルティア
「まぁ、朝の時間が終われば、寝過ごしたり用事が他にあったりした人がぽつぽつやってくるくらいですからね……」
#店主ギル
「まぁ、朝飯食ってその足で依頼を取ってって、って感じだから、この時間に集中するのよ」
ジャン
「そりゃ、パーティを組んでやるからな。あァ、皆で祝うパーティーじゃねえからな」 釘を指しながら
シャルロット
「……ジャンさん、いつのまに読心の魔法を習得されたのですか!?」
#店主ギル
「手馴れてるねぇ」 ジャンのシャルの扱いも、エルシオーネの毒舌も……
ジャン
「パーティってのは、仕事をするために数人で一緒に行動するモンなんだよ」 シャルをスルーしつつ説明してやった
シャルロット
「パーティ、つまりは仲間ということですね」 なるほどなー
ジャン
「そういうこった」
#エルシオーネ
「です。大体4~5名で1つのパーティとなり、依頼に当たるのが基本となっています」
ソルティア
「固定された面子でパーティを組む人もいますが、大抵はその場にいる人でバランスを合わせて組む事が多いですね」
シャルロット
「なるほど。お父様からお伺いしていたお話と合致します。そういうことだったのですね」
#店主ギル
「でも、これからランクの高い依頼を請けてくとなると、固定メンツのが良くなるかも知れないね」
ジャン
「最初にソルティアと組んだ時は神官が二人いて相手が涙目だったなァ」 とか適当に言いつつハッハと笑う
ソルティア
「そうですね……ランクが高いと、パーティ内の意思疎通も問題になってきますし。 何人か声をかけようかと思う人もいるんですがね……」
エリカ
「大体は戦士なんかが二、三人と神官や妖精使いみたいな癒し手が一人、あとは他に魔法使いとか射手がいたり……とかそんな感じだよね」
#エルシオーネ
「ですね」 エリカにノムリッシュっぽく同意した
エリカ
「そういえば年の話に戻るけど、シャルロットちゃんはいくつなの?」
ジャン
「いくつだっけお前」 15とか16だっけ
シャルロット
「私ですか? 今年で16になります」 首を僅かにかしげ、顎に人差し指を置いて一拍。思い出して応える
ジャン
16か。エリカちゃんもそんぐらいじゃねえのか」
エリカ
16……うん、それなら私の方が1歳お姉さんね」 ドヤ。
ソルティア
「………」 メアなので年齢に話には関わらず冷めちゃったコーヒーをすする24歳である。
ソルティア
あ、ちなみにナイトメアって事は多分ギルと、辛うじてエルシオーネちゃんくらいしか知らないと思います。
ソルティア
明言してるのはその二人だけって感じで。 基本異貌しないタイプだし。
ソルティア
まぁ実年齢と外見年齢で薄々感づいてる人はいるだろうけど。
#店主ギル
おk
エリカ
はははナイトメアなんてそんな身近に居るわけないじゃないですかー><
シャルロット
「そういえば、私たちが組ませて頂こうと思っている方ってどなたでしたか」 私の頭の中のパーティーメンバーは、シャル・ジャン・ジャン・ヤン……ジャンさんです。
ジャン
俺がいっぱい
ソルティア
ジャン三人わろ
#店主ギル
ジャンばっかじゃねーか
エリカ
ジャンだらけ
シャルロット
名前を反復していたら上書きされました。
ジャン
「えーと、だな」 公言していいのかそれと思いつつ
GM
君たちがそうして和やかに談笑していると、入り口の扉が開かれる。
#店主ギル
「お……来たかな」
ジャン
お、来たのか」 いいタイミングだ
シャルロット
「来た、とは?」 ほえ? と、ドアに眼を向ける
ソルティア
「?」 コーヒーを飲み終えて、入り口へ顔を向ける。
エリカ
「ん……」 誰かきたみたい。
GM
心地良いドアベルの音を慣らして入店したのは二人の男性。一人はギルよりも更に人の良さそうな笑顔を浮かべた年の頃50歳程の男性、もう一人はその後ろを静かに歩く戦士の風格漂う20代後半くらいの彫りの深い顔の男性だ。
#人の良さそうな男
「やぁギル、邪魔するよ」 前を歩く男性バッカス・ブルフォードが気さくに片手をあげて挨拶しながら、店内へと歩いてくる。

#バッカス
彼はルキスラから派遣されている大使であり、上流階級区の新市街側に位置する帝国大使館に身を置いている。
#バッカス
君たちは彼の存在を知っていてもいいし、知らなくてもいい。
ジャン
……あいつは) 見たことはありそうだな
エリカ
えらいひとには縁が無いので存じ上げません。
シャルロット
しらないことにしよう!
ソルティア
存在は知ってるが面識は無さそうだ。……無さそうか? (宰相様を思い出して
GM
深い面識はないんじゃないかなぁ
ソルティア
じゃあ、多分宰相様とあれやこれやの頃に挨拶くらいはした覚えがある、くらいにしておこう。つまり8年前くらいの面識。
#店主ギル
「おお、こりゃ大使殿。ようこそいらっしゃいました」 一応敬語を使っているものの、あまり畏まった様子がない辺り、二人は知己であるのかも知れない。
#店主ギル
「それと、バルトロメウス殿も。相変わらず今日も渋いですね」 後ろに控える武官に対してもそう挨拶する。
#バルトロメウス
「ああ、ご無沙汰している」 バルトロメウスと呼ばれた男は、その顔によくマッチした声で答えた。
ソルティア
「………」 なので無言でやってきた二人に頭を下げたのだ。
シャルロット
「……お偉い方、というのは、あの方のことのようですね?」 小声で
#エルシオーネ
「です」 シャルロットに頷いて。 「いらっしゃいませ」 入ってきた二人に
エリカ
「大……使?」 あれ、偉い人の予感がする!
エリカ
「……」 なんか粗相があってはいけないし黙った!
シャルロット
「……」 黙ってるエリカを見て、シャルロットがすごい笑顔。私と一緒です!(喋るとボロをだす
エリカ
「……」 何故そんな笑顔でこっちを見るの!
#店主ギル
「で、依頼があるっていう話でしたね。一体どんなお話で?」
#バルトロメウス
「ああ、このような依頼を持ってきたのだが……」 と概要が書かれた書類をギルに渡して。
ジャン
(っつか、偉い人がこうやって来るのは割と危ねえな……シャルの顔がすぐに割れちまう)
シャルロット
私は公の場には出てこないヒッキーなのです。知ってる人は一握り
ジャン
一握りだった
シャルロット
私が知らなくても、知られている可能性は否定できませんが(ジェラルドの娘自慢トーク
#バッカス
「はっはっは、そう畏まらずとも良いよ。私などちょっと肩書きを持っているだけで、中身はただのおじさんだからね」
ジャン
畏まってるというか目立たないようにしている俺
ソルティア
「ありがとうございます。 そう言っていただけると、気が楽になります」 笑みを浮かべつつ答えた。
ジャン
「あァはい。ははは……」 なるべく顔を見られないようにしつつ
エリカ
「あ、え、ええとそうですか」 ハイ!緊張してます。
シャルロット
「いえ。肩書きというのは中身があってこそのものですので」 ぺこ、とこちらも丁寧に返答を
#バッカス
「そう言ってもらえると嬉しいが、中身が伴っているかどうか、自信は微妙な所だね」
シャルロット
「肩書きがいただけているということは、一角の人物であることに間違いはありません」
#バッカス
「おじさんは不評のようだねぇ……私も無精髭のひとつくらい生やせばギルのような愛嬌が出るだろうか」
エリカ
「それはやめたほうがいいと思います」
#店主ギル
「そりゃ大使殿の立場ではやばいと思いますけど」
#バッカス
「ではやめておくとしよう」
#バルトロメウス
「それで、どうだろう。この店で請けてもらえるかね?」
#バルトロメウス
バッカスがみんなとおじさんトークしてるので真面目に仕事しました。
ジャン
「………」 内容次第じゃあシャルを連れているのは難しいか、と思いつつギルの顔を伺う
#店主ギル
「ああ、もちろんオーケーですよ。丁度そこに居る4人に依頼を請けさせようと思ってた所ですし、多分実力も問題ないでしょう」
#バルトロメウス
「では、そちらの四名をお借りしよう」
ソルティア
「ソルティア、と申します」 ギルに示されたタイミングで頭を下げる。
エリカ
「あ、え、エリカ・ケイです」 慌ててぺこり。
ジャン
「あァーと、ジャンだ」
シャルロット
「シャルロット=ヘリオドールと申します!」 さっき言っていいって言われたから遠慮なく! さわやかな笑顔でご挨拶です。
#バッカス
「はっはっは、これは皆丁寧にありがとう。元気がよくて大変よろしい」 シャルロットは特別に褒めておいた
ジャン
「元気が良すぎるのもどうかと思うがなァ」 振りまわされる側だとつらいぜ
#バッカス
「それでは、君たち四名に話を聞いてもらうとしようか」
#店主ギル
「あ、四人とも説明が終わったらちょっとこっちに来てね。渡すもんがあるからさ」 うぃんくうぃんく。
ジャン
「ン、あァ」 思い当たる節があるからすぐ頷いた。
ソルティア
「はい、分かりました」 とギルに答えて。 「お伺いします」 とバッカスに返事した。 忙しい奴だ。
#エルシオーネ
エルシオーネは六人に対してお水を持ってきました。レモン水!
#バッカス
「既に知っている者も居るかも知れないが、私はバッカス・ブルフォード。ルキスラ帝国大使館に在する駐在大使に就いている」
#バッカス
「そしてこちらが
#バルトロメウス
「ルキスラ帝国大使館、駐在武官のバルトロメウス・アイゼナッハだ。見知り置きを」
シャルロット
「ええと……それで」 お仕事始めてのお仕事です。手順がわかりません。ジャンの横顔をちらみ。ちら、ちらっ
ジャン
ジャンはお偉いさん方の様子を慎重に伺いつつだ
#バッカス
熱い視線を感じる。
ジャン
「とりあえず話を聞いとけ。依頼内容をちゃんと頭に入れるのが先だ」
シャルロット
「こちらこそ。宜しくお願いいたします、バッカス様、バルトロメウス様」
エリカ
「よろしくおねがいします」 微妙に緊張しつつまた頭下げ……あ、シャルのがなんか場慣れしてるっぽい悔しい。
ソルティア
「こちらこそ、宜しくお願いします」 無難に答えて頭を下げた。
#バッカス
「気軽におじさん、と呼んでくれても構わないのだが」
#バルトロメウス
「……さて、君たちに依頼したいのは公都の地下水路の一角の調査でね」
#バッカス
「バルト君、突っ込みがないというのは寂しいよ」 このおっさんギルと仲良いのも納得だ。
シャルロット
「バッカス小父(おじ)様、のほうがよろしいですか?」 くす、と微笑みながら冗談を返す。
#バッカス
「……ありだな」 真剣な表情で
シャルロット
「あり、ですか?」 あり、ってなんだろう。不思議そうに首をかしげ
#バッカス
「大いに結構、という意味だ」
シャルロット
「なるほど……では、こういう場ではバッカス小父様と」 大いに結構ということは良いということなのだろう。変に公の場意外はそう呼ぶのがよさそうである
#バルトロメウス
「……閣下」 たしなめるような口調だ。
ジャン
「このおっさん……」 あぶねえなおい
ソルティア
「………」 これ大使に乗ればいいのか武官に乗ればいいのかわかんないよ。
エリカ
(なんかこの人ギルさんと同類っぽい……)
#バッカス
「何、君だって奥方に対しては名前を呼ばれるだけできゅんとしているではないか」 バルトにそうやって言いつつ
#バルトロメウス
「……こほん」 バッカスの言葉を遮るように咳払いひとつ。
ソルティア
「はは……えぇと、それで、地下水路の調査とは?」 話を進めよう!
エリカ
「え、えーと。それで地下水路に何か問題があるんでしょうかっ」
#バルトロメウス
「近頃、地下水路の一区画大使館が存在する上流階級区の北側にほど近い新市街の辺りなのだがで異音騒ぎがあるようでね」
ジャン
「………」 さて、地下水路の調査なら特段シャルにも問題なさそうだな。と考えつつ
#バッカス
「公都の地下に下水設備やらの為の地下水路が広がっているのは、君たちも知っての通りだと思う」 あ、これ常識でOKです
エリカ
「はい、それは勿論……」
ソルティア
「えぇ。時折、地下水路の調査依頼が舞い込んでくる事もありますので……」 と言ってもここまでお偉いさんが来るのは始めてだ(ろう)けど。
シャルロット
「異音……どのような音なのでしょうか」  イオンが地下水路から出るって、また癒し系ですね。は黙っておいた
#バッカス
「何かが暴れているのか、壁を叩くような音だとか、振動が伝わってくるだとか、そういう話がいくつかね」
ジャン
「……へェ」
#バルトロメウス
「水路の広さは公都全域に渡る程だが、騒ぎが起きているのは新市街の辺りだけらしい。君たちにはその区画だけで良いので、調査を行って欲しい」
ソルティア
「何かが地下水路に紛れ込んだのかもしれない……そういうことですか?」
#バルトロメウス
「その可能性がある、ということだ」
シャルロット
「暴れるような、音……ですけど、地下とはいえ街の中、なんですよね」 蛮族さんがこれるはずは
#バッカス
「うむ。君の顔に書いてある通り、守りの剣の範囲内ではある。蛮族やアンデッドではないだろう」
シャルロット
「いつのまに顔に……!」 手鏡をぱっと取り出して  「あ、ありませんよ!?」 若干涙目で 
ジャン
「解ったから静かに聞いとけ」 
シャルロット
「………」 しょぼん。うなだれてリスニング
#バッカス
「はっはっは、たとえだよ」
ジャン
「悪ィな、真面目すぎるモンで」
エリカ
「……あ、あはは」 苦笑い!
#バッカス
「いやぁ、初々しくて良いじゃないか」
シャルロット
「面目ありません……」 ミニマム
ジャン
「壁を叩く音、そいつは力任せに叩かれている感じの音か?」
エリカ
「何かの動物が入り込んだ……とかでしょうか」
エリカ
「鳴き声みたいなものとか、聞いた人はいないんですか?」
#バッカス
「そこまで詳しい事はわからない。なにせ一般市民たちの証言だからね」
#バルトロメウス
「元々、魔動機文明時代に存在していたものを復元、修理して利用している為に、様々な魔動機の設備も整っている」
#バルトロメウス
「故障なら修理で済むのだが、もし危険があった場合に備えて予め調査をしておきたくてね」
ソルティア
「分かりました。 異音の原因の調査、ですね」
エリカ
「そうですか……」 それなら現場に入る前に聞き込みも改めてした方がよさそうだ。
#バッカス
「さて、問題の地下水路だが、先も言った通り公都全域に渡るように、複雑に張り巡らされている」
#バッカス
「その一部は、《響の楽園》に繋がっていたりして、魔動機文明時代には上水道として利用されていたのではないか……なんて話もあったりするね」
#バッカス
「それはともかく、これが問題の区画に至るまでの地図だ」 と新市街の地下水路の地図を渡しました。
ソルティア
「《響の楽園》……」 これって聞いた事があるようなものなのか?
エリカ
「……っていうと」 あれデフォ知識ですか、それとも見識しどころですか。
シャルロット
「海底遺跡、でしたか? そんなところにも繋がっているのですね」 ほえー
#バルトロメウス
「一部が海底に沈んでいる、だがね」 正しくは
GM
詳しい話については見識判定だろうが、きれーな遺跡があるのよ! というのは一般常識だね
GM
一部は観光用に開放されてる場所だし、普通に知ってておkよ
エリカ
「ですよね。結構前から調査されてるっていう……」
#バルトロメウス
「うむ。まぁ……目ぼしいものは今のところ見つかっていないそうだが」
ジャン
「人も迷い込みそうで面倒くせェな……」
#バッカス
「うむ。基本的に見張りを立てているから、子供が紛れ込んだり……ということは恐らくないと思うが、可能性はゼロとは言えないのでね」
ソルティア
「実際に遺跡まで繋がっているんですか、その区画は?」
#バッカス
「いや、そのような話は聞いたことがないね」
エリカ
じゃあ《響の楽園》について見識判定しておきます 見識2D6 → 2 + 2 + (7) = 11
シャルロット
ここで平目見識。とりゃー! 見識2D6 → 3 + 3 = 6
ジャン
そういや俺も見識できるな 見識2D6 → 2 + 4 + (3) = 9
GM
wikiをどうぞ
※舞台設定やルールなどは、専用のWikiを作って共有してました。
 元々公開されている既知の情報なので、見識の結果としては特に目ぼしいものではありません。

公都周辺地下大遺跡《響の楽園》

 公都の地下の円周上に広がる遺跡です。一部は海底遺跡にもなっていますが、空間は密閉されており、内部に水が浸入しているようなことはありません。
 様子を見る限り、魔動機文明時代の遺跡と目されていますが、一部には魔法文明時代の技術と思われる箇所もある為、帝都ルキスラ地下の《調の神殿》と同じく、古くから技術を継いだ遺跡であるとされています。
 調査はダーレスブルグの独立後から行われてきましたが、まともに機能するものは殆ど残っておらず、冒険者たちの間では見かけだけの外れ遺跡という評価がなされています。しかし、楽園の名が示す通りに、遺跡内部には今も尚緑が生い茂り、何処からともなく美しい水が流れ出で、また存在する建物だけははっきりとその形を残しており、見る者を魅了する光景が広がっています。また、それらの美しい情景が響かせる音の心地よさも、この遺跡のネーミングの理由のひとつとなっています。
 何故植物たちが枯れることなく生きているのか、流れている水はどのような機構を用いて何処から流れて来ているのか、それらは一切判明しておらず、何かしらの奇跡によって形成された神秘的な場所なのではないかと、神聖視されている場所です。
 その様な場所ですから、評判を聞いて、一度は訪れてみたいという人間は後を絶ちません。公国政府はそれに対し、最も安全が確保されている公都南の区画だけを一般に開放しています。当然セキュリティは固く、管理されている区画外に出入りすることは禁じられています。
シャルロット
「ともあれ、お仕事の内容はわかりました!」 万事OKです!
ソルティア
「なるほど……でしたら、遺跡の未探索域から何か這い出てきた、と言う可能性は低そうですか」 ふむ、と考え込んで。
#バルトロメウス
「分からないな……。《響の楽園》や水路に、我々の知らぬ場所があっても不思議ではない」
ジャン
「遺跡から出てくるモンはおっかねえのもありそうだしなァ」
#バッカス
「ああ、先程バルト君が地下水路には魔動機による設備があると言ったが」
#バッカス
「水量調節の機械については、操作も簡単だし、故障していなさそうならば普通に操作してくれて構わない」 あ、これ操作マニュアルね、と誰かに渡した
エリカ
「あ、はい。わかりました」 もらいました
ソルティア
「はい……頼んだよ、エリカちゃん」 僕魔動機術とかさっぱりなんで
#バッカス
「市民たちには調査する旨は伝えてある、君たちが自由に動いても困る者は出まい」
シャルロット
何故かテイルズを思い出す。>水量を調整して先に進む
GM
どんなRPGでも基本だよね
エリカ
あるある
シャルロット
ええ…
ソルティア
「少なくとも、地図上では繋がりは無さそうですが……」 と水路の地図を見てみよう。
#バッカス
地図はものっそい複雑につながってるのでとてもPLレベルでは示しきれません。
#バッカス
ゲーム中に処理する区画の地図だけは後で示す!
シャルロット
「地図が全てではないかもしれませんし、信じすぎずしっかり調べていけば良いと思います」
ソルティア
「えぇ、そうですね。 異音の元がどこからやってきたのか、地図だけでは判断出来ませんし」
エリカ
「一般の人が紛れ込んでたりする可能性は低いんですよね」 見張りしてるっていうし。
#バルトロメウス
「ああ、そのはずだ」
ジャン
(割と馴染むのが早ぇな。これならそんなに気ィ遣ってやる必要もないか) とシャルを見つつ
#バルトロメウス
「報酬の話をまだしていなかったね」
#バルトロメウス
「調査が何事もなく済んだ場合は12000。何かしらの危険が確認され、その情報を持ち帰ればそこに8000。排除まで持っていけばさらに10000。総額最大30000ガメルの報酬。一人あたり7500ガメルになる」
エリカ
「……さ」 さんまん……ッ!?って声に出しそうになった。
ソルティア
「はい、分かりました」 今は色々インフレしてるから報酬三倍くらいなうだしな。
シャルロット
「……ぉ、おお?」 なんだかすさまじい金額が聞こえる
ジャン
「はー、調査だけでそんなに金が出るとはな」
#バルトロメウス
「それだけ冒険者の需要が増加しているということさ」
#バッカス
「その分、アレな店も増えているからね。信頼出来る店に私たちのような者が大金の動く仕事を回せば、その抑制にもなる訳だ」
ジャン
「需要が増えても、不正が増えるのはいただけねえからなァ?」 やれやれと言った顔で
ソルティア
「その手の依頼も舞い込んできたりしますからね……同業者としては恥ずかしい限りですよ」 はぁ、とため息。
シャルロット
「深慮遠謀、畏れいります」
#バッカス
「さて、既に請けて貰える感じだが、どうかね?」
ジャン
「ま、肩慣らしだ。これぐらいなら請けんぞシャル」
シャルロット
「い、いえ! 問題ありません、誠心誠意、力いっぱい取り組ませていただきます!」
ソルティア
「えぇ、お請け致します。 期限などはありますか?」
エリカ
「わ、私も勿論請けます」
#バッカス
「出来れば二、三日の内には解決してもらいたい。あまり長く水路が使えない状態を続かせる訳にはいかないからね」
ソルティア
「分かりました。 すぐにでも準備をして向かった方がよさそうですね」
エリカ
「……え、ええと。そうですか。んー……」 最近行方不明者の捜索依頼でも出てるかどうか調べようかと思ったけど、それに時間使うよりも直接調べた方が早いか。
シャルロット
とはいっても、一日ぐらいあれば歩き回れる規模なのかしら。
GM
問題の区画だけなら余裕。
#バッカス
「では、私たちはそろそろお暇するとしよう」
#バルトロメウス
「調査が終了次第、ギル殿に伝えてくれれば、彼を通じて大使館に連絡が行くはずだ」
シャルロット
「はい、バッカス小父様。吉報をご期待くださいませ」
#バッカス
「うむ。待っているよ」
#バルトロメウス
「その時に必要があれば、私たちがまた直接報告を聞きに参上しよう」
エリカ
「はい、わかりました」
ソルティア
「はい。ギルさん、お願いしますね」 連絡は。
シャルロット
「宜しくお願いします、バルトロメウス様」 ともあれ、参上する必要がないような事柄であることを祈るばかり
ジャン
「………」 よくよく考えたらお偉いさんがこういう風に来るのはこっちにとってアレだなァ。ちゃちゃっと帰ってくれ
#店主ギル
「ご利用ありがとうございました。またよろしく頼みますよ」
GM
バッカスはバルトロメウスと話しながら出ていきました。
GM
からんころん。
ジャン
ジャンは必要以上言葉を交わさずに見送ったよ
ソルティア
お偉いさん二人には頭を下げて見送りました。
GM
外からまた何かバッカスたちが話すような声が聞こえたけどさておき。

エリカ
「……はー」 肩の力が抜けた!
ジャン
「ンだ、緊張したか」 カッカッカ、と笑った。
エリカ
「い、いやまああんまりああいう偉い人と会うことってあんまりないですし……」 緊張してたのは否定しなかった。
シャルロット
「緊張するのはこれからですよ、エリカさん?」 先ほどの会話はさほど苦ではないように、エリカの様子を伺いつつ
エリカ
「まあ、うん、そうだね……」 なんかこの子結構けろりとしてるなあ、と思いつつ。
ジャン
「肩の力抜けって。そんな頑張りすぎる大変だからな」 俺が。
シャルロット
「は、はい……いけません。どうも気持ちばかりがはやってしまうみたいです」 手をもちあげて、こつん、と自分の頭を叩いて苦笑する
ジャン
「偉いさんと話す機会なんて、普通は無えもんなァ」 俺はどうってことないけど

ジャン
「さて、聞き込みもしたいところだが……そう時間は掛けれねえって感じだな」
ソルティア
「それでも、異音が聞こえてくる範囲くらいは聞き込みをした方がよさそうですね。 聞こえてくる範囲を特定出来ればやりやすくなりますし」
シャルロット
「ともあれ、初のお仕事になります。頑張りましょう、……ジ、ジャンさん!」 いきおいあまった
エリカ
「一応、そこまでガッツリでなくても聞き込みはしておきたいかな……」
ジャン
「聴こえてくる音の種類、声は聞こえてくるか、その辺りも調べておきてえな」
ソルティア
「ざっと聞いた感じだと、生物臭い音ではありましたね……」
#店主ギル
「ということで、栄誉ある依頼を請ける事になった君たちに支給品をプレゼントしよう」
エリカ
「そうですね。壁を叩くような音、とか言う話でしたしはい?」
ソルティア
「それが、先ほど言っていた渡すものですか?」 ギルに向き直り。
ジャン
「あァ」 アレか
#店主ギル
「そーいうこと」 ソルティアに頷いて。
#エルシオーネ
「こちらです」 四人の前に小型の魔動機を四つ置いた。
シャルロット
「ええっと」 確かそういう話だったような
ソルティア
「これは……」 試作品とか軍属の頃見たことがありそうだな。
エリカ
「何ですか、これ?」 覗き込み。
シャルロット
「じり、じりか、か」 名前なんだっけ。なんだっけ! 頭をかかえて
ジャン
自立可動式戦闘支援システム初期型【アビス】、だったな」
シャルロット
「それです、ジャンさん!」 ずびし
#店主ギル
「おっ、やるねぇ青年」
ジャン
「へへっ、情報早ェだろ?」 超ドヤ顔
#店主ギル
「〈自立可動式戦闘支援システム初期型【アビス】〉。その名の通り、戦闘補助の為のスーパーアイテムさ」
エリカ
「……はあ、スーパーアイテムですか」
〈自立可動式戦闘支援システム初期型【アビス】〉

基本取引価格:20000G(非売品)

知名度 14 形状 さまざまに変形出来る浮遊機能を備えた小型魔動機 カテゴリ装飾品:任意
概要 装備者の戦闘活動を支援する 製作時期魔動機文明○
効果
スキルラーニングシステム
 装備中、任意の宣言の必要な特技をひとつ習得しているものとして扱います。
 ただし、その特技は一度設定すると変更することが出来ず、また決定段階で装備予定者が特技習得の前提を満たしている必要があります。
 また、特技の設定が完了すると同時に使用者の登録も完了し、登録者以外には扱えなくなります。

リリースポテンシャルプログラム
 装備者はポテンシャルポイント(以下PP)を「3」点入手、使用可能になります。
 PPの使用方法については『ハウスルール/戦闘関連』を参照してください。

〈自立可動式戦闘支援システム初期型【アビス】〉(以下アビス)を装備している際、そのキャラクターにはポテンシャルポイント(以下PP)という特殊なポイントが付与されます。
 キャラクターは戦闘中、PPを消費して様々な恩恵を得ることができます。
 PPはアビスを装備していなければ使用できず、消費したPPは2時間の睡眠で1点(一日最大6時間分まで)回復します。
 以下に具体的な効果を記していきます。
【エナジー・サプライ】  装備者は補助動作でPPを「1」点消費することにより、HP・MPをそれぞれ3割(端数切り上げ)回復できます。
 この効果は1ラウンドに1回のみ使用可能です。
【オート・アウェイクン】  補助動作で装備者に対して【アウェイクン】と同様の効果を与えます。この能力を使うとPPを「1」点消費します。
 基本的に判定を用いずに睡眠・気絶状態から回復しますが、達成値が必要な場合は「装備者の冒険者レベル+精神力ボーナス」を基準値として達成値の算出を行なってください。
【インスタント・バースト】  命中力判定、回避力判定、行使判定、生命・精神抵抗力判定を行った直後に宣言することで、その達成値を「消費PP」分だけ上昇することができます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【インドミタブル・スピリット】  生死判定を行った直後に宣言することで、その2dの出目を「消費PP」分だけ上昇させることができます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【アタック・ゲイン】  近接攻撃、射撃攻撃、直接ダメージを与える魔法のダメージの算出の直前に宣言することで、そのダメージを「消費PP×2」点だけ上昇させます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【ディフェンス・ブースト】  補助動作で宣言することで、1ラウンド(10秒)の間、防護点を「消費PP」点上昇させます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【ミスティック・アーツ】  キャンペーンオリジナルの秘伝が使用出来ます。それぞれの効果や消費PP量は、秘伝のデータを参照してください。
【リミット・ブレイク】  以上の効果を使用する際、PPを0点以下にするような使い方も可能です。
 しかし、PPの現在値が0点以下である時、装備者はあらゆる行為判定に「-現在PP」点のペナルティ修正を受けます。
 また、そのペナルティ修正が装備者の生命力ボーナスを上回るような使用方法は出来ません。
#エルシオーネ
「近年、ルキスラ帝国を中心に開発が進んでいる技術のひとつでして、最近になってようやく少しずつ市場にも出回るようになったそうです」
#店主ギル
「で、公国のマギテック協会から、ウチにその新型のテスターの役割が回って来たってワケ」
ソルティア
「軍属の頃、試作品を見たことはありますが……うちの隊ではなかったですけど」
エリカ
「……」 ちょっと考え。 「これ、高いですよね……?」
ジャン
「高いな」 ウン
ソルティア
「まぁ、量産が始まった初期型とは言え、値は張るでしょうね……」
#店主ギル
「さっきの報酬総額よりは安いかもねぇ」
シャルロット
「……さんまんよりちょっとおやすい」 とってもびっくり
エリカ
「こ、壊したら弁償とかは……」
#エルシオーネ
「耐久性のテストも兼ねていますし、無理な使用で壊したのでなければ問題ありません」
ジャン
「…………」 気が気でないあの御方たちの差し金だもんなァ。そりゃ金もぽんぽん出るわ
エリカ
「そ、そっか…… ……気をつけよ」
#店主ギル
「ま、みんなの活躍のおかげでうちの宿が認められた証拠ってことで、君たちに渡そうと思ってね」
ジャン
「そりゃァ有り難い」 裏事情は知ってるけどとりあえず話の流れに乗っておこう
#店主ギル
「エリカちゃんにソル君はこの一年で随分頑張ってくれたし、ジャン君もなんだかんだでやってくれるしねぇ」
#店主ギル
「その幼馴染のシャルロットちゃんなら、渡しても問題ないっしょ」
エリカ
「そうですか……。ええと、使い方は……」
シャルロット
「あの、ギルさん、早速身に着けてみてもいいですか!」 おもちゃを見る子供の目
#店主ギル
「どうぞどうぞ」
シャルロット
「わぁい、ありがとうございます!」 すちゃ
エリカ
(早い……) もう装備してるわあの子。
【アビス】
『生体情報の登録を開始します』
シャルロット
「何か声がきこえてきましたよ!?」
ジャン
「ナビゲードシステムだな」
シャルロット
「せいたいじょうほうのとうろくをおねがいします」 丁寧にアビスへお返事を
GM
アビスから無機質な音が響いて、ややあって『情報の登録を完了しました』とアナウンスが。
#店主ギル
「ああ、それ一度登録したらもうその人にしか扱えなくなるからよろしく」 ☆ミ
ジャン
「へェ、専用化されるのか」 俺も付けよう。説明も請けてないのに勝手に形状を変化させるジャン
ソルティア
「……その、魔動機術のことは殆ど分からないんですけど……」 うーん、とアビスを手にとって。 おっちゃん年だからさぁ、若い子のことわかんないんだよね
#エルシオーネ
「手取り足取り教えて差し上げましょうか」
ソルティア
「何だか言い方が大げさですけどお願いします……」 真語魔術とか使うからローテクなんです
ジャン
「俺にも教えてくれ、手取り足取り」 きりっ
#エルシオーネ
「でしたら今日の夜に……」 ぽっ
ジャン
「おォ、今夜はいい夜になりそうだ……」
#店主ギル
「はいそういう営業しない」
エリカ
「……」 しらー……っとした目でエルシオーネを見た
#エルシオーネ
「エリカさんのわたしを見る目がまるでマスターを見る目のように……」
エリカ
「嫌なら真昼間のこんなところでそういうことを言わない……」
#エルシオーネ
「自重します」
ソルティア
「朝帰りしたら義妹に怒られるもので」 はははーと誤魔化しつつ
#エルシオーネ
「ではアカシャさんも一緒に魔動機術の講義を」
ソルティア
「……あの子は割りと馴染むの早いんだよなぁ……」 僕なんていまだに買った時計のアラームのセット方法わかんないんだぞ
シャルロット
「夜じゃないと教えられないことなのでしょうか」 はて。
エリカ
「……」 素なのか。素なの? 素か……。
#店主ギル
「シャルロットちゃんはまだ知らなくていいことよ……」
ジャン
「シャルにはまだ十年早ぇな」
シャルロット
「ギルさんが、お父様みたいなことをおっしゃっています…」
#店主ギル
「ふふん、今日から俺も君の父親第二号みたいなものだからね」
#店主ギル
「ま、それぞれ付けちゃってよ。後で文句とかは一切言わないし言わせないからさ」
ジャン
(っていうか言えないんだよな)
ソルティア
「やっぱり年の差かなぁ……新しい技術に馴染むのは……」 ぶつぶつ独り言言いながら、説明書片手に悪戦苦闘。
ジャン
「読めるか、ソルティア」 と覗きこむ
ジャン
そのジャンの首には既にペンダント化したアビス
ソルティア
「一応共通語で注釈がありますから……」 はは、と自信なさげに笑う。
GM
それぞれ適当にアビスを装着したら次に進みましょう。
シャルロット
「……ええっと。はい、ばっちりです!」 登録とかいろいろできました。もう使えます!
#エルシオーネ
「意外にも飲み込みが早いシャルロットさんなのでした」
シャルロット
「? 特に難しいことはありませんでしたが」 けろっと。
エリカ
「えーと……」 うーんとこれがこうで……。
エリカ
「……く」
GM
高級なテクノロジーに対応できないエリカちゃん……
ジャン
「おっとォ、シャルに負けてんぞエリカちゃん」 煽る
#エルシオーネ
「シャルロットさんの煽りが発動。エリカさんのテンションが」
エリカ
「それ貴女のほうが煽ってない!?」
#店主ギル
「はいはい君は煽らない」 エルシオーネの口おさえた
#エルシオーネ
「気のせいというやつですむごご」
ソルティア
「うーん……」 どう見ても人差し指だけでキーボードを操作してる人の図。
エリカ
「はあ……」 ええと……試しに形状変化させてみたりして。 「うん……うん」 大丈夫間違えてない。
シャルロット
「ここがこうで……登録が終わったら、あとはマナを操る要領で操作をすればいいんですよ」 ソルティアの背中から顔を出してあどばいす
ソルティア
「マナを操る、ですか?」 と言われるとするっと操作が完了するルーンマスターであった。
エリカ
「あっ」 早い!?
シャルロット
「ソルティアさん、マナの操作は得意そうですし……ほら、終わりましたよ」 えへへー。と得意げに笑う
ジャン
「………相変わらず才能あるねェ」 ぼそっと呟きつつシャルを見る。その目はどこか羨ましいというか妬ましい感じだ
#エルシオーネ
「おーっと、ソルティアさんまさかの完了。エリカさん大きく出遅れます」
エリカ
「やめて」 じろり。
#店主ギル
「だからやめなさいって」 ぽか。
#エルシオーネ
「ドメスティックバイオレンス……!」
#エルシオーネ
「自重します」
ソルティア
「なるほど……こうやるとすんなり行きますね。 ありがとうございます、シャルロットさん」 にこ、と微笑み。
ジャン
「ま、ピコっとやってチャチャっとつけたらいいんだよ」 適当
エリカ
「急かさないでください……」 あーうー、よしできた。 「はあ……」
エリカ
髪留めにして装備なう。
#店主ギル
「まぁ、みんな大丈夫そうね」
#店主ギル
「何だかんだでエリカちゃんも操作できてない、ってことはなさそうだし」
シャルロット
「いえ、無事済んでよかったです」
ソルティア
(しかし戦闘力の高い事だ……アカシャもあれくらいあれば彼氏を連れてくるのが早くなるのかな……) と頭の中で。 いえ、甲冑越しなので当たった事を認識しただけですよ?
シャルロット
戦闘力www
#エルシオーネ
「鼻の下伸びてますよ」
ソルティア
「いえ、どちらかというと身内の心配をしてました」
#店主ギル
「よし、じゃあみんな元気に行って」 からんころん。
GM
GMはまだ処理しなければいけないNPCがいることに驚愕しつつ、ドアベルをならした。
#モニカ
「お邪魔しまーす……」 きょろきょり見回しながら入って来た。
#アカシャ
「お、お邪魔します……」
GM
おずおずと入ってきたのは過去ログ参照の二人の少女だ。
ジャン
「ン?」 少女ちゃんが入ってきた
ソルティア
「おう」 うわさをすれば影がさしちゃった!
エリカ
「あ、モニカ。アカシャちゃんも」
シャルロット
「?」 おや。ちょっとだけ年下ぐらいだろう女の子二人だ。
ジャン
「ン、知り合いかこの可愛い子ちゃんたち」
#モニカ
「あ、いたいた、姉さん、ソルティアさん」 たったかと駆け寄ってこよう
ソルティア
「やぁ、アカシャ、モニカちゃん」 内心の感想を抑えつつ向き直って笑顔を見せるのだ。
シャルロット
「こんにちは?」 お知り合いかしら。かしら。邪魔したら悪いし、一歩引いて
#アカシャ
「店主さんと、ウェイトレスさんもこんにちは」 ぺこっと。
エリカ
「知り合いっていうか……こっちは私の妹。モニカっていうの」 紹介しつつ。
#モニカ
「あ、はい。初めまして。モニカ・ケイです、姉がお世話になっています」
エリカ
「そっちがソルティアさんの妹さんでアカシャちゃん」
#アカシャ
「アカシャと言います。義兄がお世話になっています」 ぺこり
ジャン
「っと、そういうことか」
シャルロット
「お二人とも、ご姉妹がいらっしゃったんですね」
#エルシオーネ
「ようこそいらっしゃいました、おふたりとも」
#店主ギル
「おうおう、何かさっき言ってたブツでも届けに来たのかい」
エリカ
「違法なものの取引みたいに言わないで下さい」 ブツとか。
#店主ギル
「お弁当って云うより楽でいいじゃない」
ジャン
「ジャンだ。よろしくなァ」 
#アカシャ&モニカ
「宜しくお願いします」 
シャルロット
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
ソルティア
「予め言っておきますと、手を出すのはいいですが覚悟はしてください、色々と」 何故か闇を背負ったように感じる笑顔をジャンに見せて。
ジャン
「お、おう……近づこうと思ったがやめとくか」 なんか読まれた怖い
ソルティア
「まぁ、僕の義弟になる覚悟をした上でアカシャに認められるならいいんですけどね……」 ふぅ
シャルロット
「……手をだす?」
ソルティア
「いえ、シャルロットさんには関わりの無いことですよ。 どうか仲良くしてあげてくださいね?」 にこっと普通の笑顔になって。
#エルシオーネ
「こういうことです」 背中の装置からマジックハンドを出した。
シャルロット
「手が2本生えました……!」
ジャン
「お前落ちつけ」
シャルロット
「で、ですがジャンさん……!」 あれはびっくりですよ!
ジャン
「あァーはいはい今度買ってあげるからな」
エリカ
「……」 素なの? 素で言ってるの?
エリカ
「……ていうかエルシオーネ、勘違いを加速させる手品はやめたほうが良いと思うの私」
#エルシオーネ
「ですね」 しまいました
#モニカ
「と、それでね、約束通りお弁当を作って来たの」
#アカシャ
「先生のお手伝いもあったから、きっと美味しく出来たと思います」
ソルティア
「うん、ありがとう、アカシャ、モニカちゃん。 ベアトリスさんはお帰りに?」
#アカシャ
「あ、先生はお店の前まで送ってくれてから、行政区の方に向かわれました」
エリカ
「ん、そっかそっか。ありがとね、二人共」
#モニカ
「お弁当作ってたら結構時間が危なくなっちゃったみたいで……」
エリカ
「……あーあー」  「だから『いいんですか?』って言ったのに……」
ソルティア
「そっか……忙しい方だからね、無理をしなければいいんだけど」
#アカシャ
「ま、まぁ……多分大丈夫ですよ。私たちと別れた後ものんびり歩いて行かれましたから」
#モニカ
「それで、お弁当なんだけど……ちょっと気合を入れて量を作り過ぎちゃって……」 四人分あるぜ、やったね
エリカ
「……」 なん……だと?
エリカ
「この量はちょっと二人だけじゃあ……」 多すぎます。
ソルティア
「まぁ、お弁当を作るのは初めてだし、分量を間違えるのは仕方がないよ」 お弁当を受け取りつつ。
ジャン
「ン、弁当か。良いなァそういうの作ってくれる人がいんのは」
シャルロット
「お手製、料理料理、ですか」 非常に味のある深い笑み
#アカシャ
「……?」 な、何だろうこの笑顔
シャルロット
「いえ。私よりもお年が若く見えるのに、料理ができるとはすごいなあ、と」 ええ。
#モニカ
「ふふ、わたしたち二人の力だけじゃないんですけど」 二人だけじゃまだまだだったと
ソルティア
「そうですね、お二人もよければいかがです? 同じパーティを組んだよしみ、ということで」
シャルロット
「よろしいのですか?」 四人分どころか六人分ぐらい食べますが
エリカ
「ああ……折角だし、いいんじゃないかな」
ジャン
「あァ、そこの可愛い子ちゃん二人が俺らも食っていいって言うんなら」 有り難く
ソルティア
「ジャンさんはがっつきすぎなんですよ」 ははははは
ジャン
「ンなことねえよ」
#アカシャ
「どうぞ。義兄さんたちだけでは食べきれないでしょうし」
ジャン
「お、そんじゃ有り難く食べさせてもらうかァ。あんがとな」 と言いつつ良い笑みを返した
シャルロット
「えへへ。今から楽しみです」 おべんとうひゃっほー
#モニカ
「残しちゃったらもったいないですしね」
エリカ
「残しちゃったら勿体無いし……。あ、モニカとアカシャちゃんはお昼どうするの?」
ソルティア
「あぁ、そういえば……」
#モニカ
「わたしたちはこの後また神殿に戻らなきゃいけないし、一緒には食べられないの」
#アカシャ
「です。まだまだ講義も残っていますし」
ソルティア
「ん、そっか。 じゃあ講義に遅刻しないうちに戻らないとね」
ジャン
「っていうかソルティア、お前女の子に囲まれ過ぎじゃねェ?」 なんだこいつ人徳か
#エルシオーネ
「天然ジゴロと呼びましょうか」
シャルロット
「ジャンさんも、通信機にいっぱい女の人の名前が載ってたように思いますが」
ジャン
「あれは全部俺の妹だからな」
シャルロット
「大家族だったんですか!?」 衝撃
ジャン
「だがこの妹たちは皆に知られちゃいけない家族なんだ。対面させちゃ駄目だぞ」 とか適当に垂れ流す。
エリカ
「……」 しらーっとした目で見た。
ジャン
「なんだァ、妹に混ざりたいか」 ハハハと笑って
エリカ
「お断りします」
ジャン
「そうか……」 フられた
シャルロット
「ふ、複雑なのですね……判りました。誓って内緒に致します」
#モニカ
「……」 あ、この子わたしより馬鹿っぽい。
エリカ
「……」 あ、モニカが私と同じようなことを考えてる気がする。
シャルロット
「何故でしょう。モニカさんから、なんというか、よくわからない視線を感じます」
#モニカ
「そ、そんなことないですよっ?」
シャルロット
「そうですか? それならいいのです」 気のせいでした。
#アカシャ
「あ、あはは……賑やかそうなお友達が居るんですね、義兄さん」
#店主ギル
「お弁当作りにラブ&ロマンスにお仕事にお勉強……若者はマジで青春ひゃっはーねぇ」
#エルシオーネ
「マスターの青年時代にはそんなのは無かったですよね」
#店主ギル
「酷いっ! っていうか君は俺の青年時代は知らないでしょうが!」 とエルシオーネに突っ込みつつ
ソルティア
「そうだね。 アカシャも早く彼氏の一人でも作って、お義兄ちゃんに見せに来てくれないと」 ははは
#アカシャ
「まずは義兄さんからどうぞ……」
エリカ
「あー、と、とりあえずっ」  「私達も行かなきゃいけないし。モニカとアカシャちゃんも、早いとこ戻らないといけないでしょ」
#モニカ
「そ、それじゃあアカシャ、わたしたちはそろそろ行こっか」
#アカシャ
「あ、はい。それじゃあみなさん、また今度」
エリカ
「はいはい、また後でね」
#モニカ
「それじゃあ、姉さん、ソルティアさん、シャルロットさんにジャンさん、頑張ってくださいねっ」 視線の追求から逃げるように脱兎
シャルロット
「はい、お任せください!」
#アカシャ
「あ、モニカ! 走ったら身体に障りますよ……!」
#アカシャ
と、アカシャもモニカを追って出ていった。
エリカ
「あ、こら、あんまり走らないー!」
ジャン
「気をつけてなァ」 ひらひらと笑顔で手を振りつつ
ソルティア
「うん、気をつけて戻るんだよ」 手をひらひら。
エリカ
「……はあ、全くもう」
シャルロット
「明るくて良い妹さんですね、お二人とも」 手を振って見送る
ジャン
「良いなァ、可愛い妹がいる奴らは」
GM
ちなみにお弁当の効果は
シャルロット
PPが1点回復する
GM
食べた後6時間程現在HPと最大HPが3点上昇します。
シャルロット
ちがった。
ジャン
すげえ!
エリカ
なにそれつよい
ソルティア
すげぇ!
GM
下水道で消費した後食べたくないだろ
シャルロット
たべたくないな!
#エルシオーネ
「わたしもあんなに可愛い妹が欲しかったです」
#エルシオーネ
「加齢臭の漂うマスターにはもううんざりです」
ソルティア
「えぇ。 自慢の義妹ですよ」
エリカ
「まあ、可愛い妹よ」 うむ。
エリカ
「時折姉をナメたところがあるのが問題だけど……」 ぷんすかぷー。
#店主ギル
「あー、はいはい。あの二人が可愛いのは俺も同意するから君はそろそろ次の仕事に行こうね」
ジャン
「くそ、自慢された……」
ソルティア
「ふふ、ジャンさんは通信機に登録されたたくさんの妹さんの自慢をすればいいんじゃないですか?」 HAHAHA
シャルロット
「胸を張れるものは、しっかりと自慢しても問題ないものです」 ええ。胸を張ってこくこくうなずく。
エリカ
「胸を張れるようなものじゃないから自慢できないんでしょうけどね……」 ジャンは。
ジャン
「どの子が自慢できるかって言ったら決めれねえな」 きりっ
エリカ
「うわあ……」
ソルティア
「実際の妹には出来ませんけど、妹扱いしてもふもふするのはいいですよ?」 はは、とエルに笑って。
#エルシオーネ
「検討しておきます」
ジャン
「何だお前いつもそんなことしてんのかァ」
ソルティア
「最近させてくれなくなりましてね、えぇ……子供もいつまでも子供じゃないんですよね……」 黄昏る。
#店主ギル
「そんじゃ、俺たちも昼の準備とかに移るから、何かあったら言ってちょうだい」