ハウスルール

ポテンシャルポイント(PP)と使い方

〈自立可動式戦闘支援システム初期型【アビス】〉(以下アビス)を装備している際、そのキャラクターにはポテンシャルポイント(以下PP)という特殊なポイントが付与されます。
 キャラクターは戦闘中、PPを消費して様々な恩恵を得ることができます。
 PPはアビスを装備していなければ使用できず、消費したPPは2時間の睡眠で1点(一日最大6時間分まで)回復します。
 以下に具体的な効果を記していきます。

【エナジー・サプライ】  装備者は補助動作でPPを「1」点消費することにより、HP・MPをそれぞれ3割(端数切り上げ)回復できます。
 この効果は1ラウンドに1回のみ使用可能です。
【オート・アウェイクン】  補助動作で装備者に対して【アウェイクン】と同様の効果を与えます。この能力を使うとPPを「1」点消費します。
 基本的に判定を用いずに睡眠・気絶状態から回復しますが、達成値が必要な場合は「装備者の冒険者レベル+精神力ボーナス」を基準値として達成値の算出を行なってください。
【インスタント・バースト】  命中力判定、回避力判定、行使判定、生命・精神抵抗力判定を行った直後に宣言することで、その達成値を「消費PP」分だけ上昇することができます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【インドミタブル・スピリット】  生死判定を行った直後に宣言することで、その2dの出目を「消費PP」分だけ上昇させることができます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【アタック・ゲイン】  近接攻撃、射撃攻撃、直接ダメージを与える魔法のダメージの算出の直前に宣言することで、そのダメージを「消費PP×2」点だけ上昇させます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【ディフェンス・ブースト】  補助動作で宣言することで、1ラウンド(10秒)の間、防護点を「消費PP」点上昇させます。
 この効果での最大消費PPは「3」点です。
【ミスティック・アーツ】  キャンペーンオリジナルの秘伝が使用出来ます。それぞれの効果や消費PP量は、秘伝のデータを参照してください。
【リミット・ブレイク】  以上の効果を使用する際、PPを0点以下にするような使い方も可能です。
 しかし、PPの現在値が0点以下である時、装備者はあらゆる行為判定に「-現在PP」点のペナルティ修正を受けます。
 また、そのペナルティ修正が装備者の生命力ボーナスを上回るような使用方法は出来ません。

NPC戦闘参加ルール

 第二部以降、シナリオ中でNPCをパーティに入れて行動することが出来る機会が幾度も設けられています。
 PCたちが状況に応じてNPCを選択して、選ばれたNPCがそのセッション中PCたちに同行し、共に戦います。
 その際、戦闘時におけるNPCの特殊な処理が以下の通りです。

基本ルール

1. NPCは死亡しない

 戦闘中、何らかの原因によってNPCのHPが0以下になる事もあると思います。
 しかし、その際も「生死判定には自動的に成功した」として扱い、NPCが死亡することはありません。

2. NPCは基本的に自由行動

 基本的に、NPCはGMが「このキャラクターならば此処はこう動くだろう」と判断した行動を取ります。
 その時、NPCは必ずPC手番の「最初」か「最後」に行動します。

3. CAの発動

 NPCにもPCとのコンビネーションアーツを用意しています。
 条件を満たせばPC同士と同様に習得することが出来、NPCはPL/PCからの申し出があれば、原則としてどのタイミングでも即座にそのCAを習得するものとして扱います。
 NPCとのCAを使用したい場合、PC手番が始まった瞬間にその旨を宣言してください。
 その場合にのみ、NPCは行動タイミングをPCに合わせて変化させます(あくまで、PC手番の最初か最後のどちらかであることは変わりありませんが)。

戦闘での位置管理

 オンラインセッションでは、特別なツールなどを使わない限り、各キャラクターの位置などの把握は非常に面倒となってしまう場面が多々あります。
 このキャンペーンでは、円滑に処理を進める為に、基本的に「線」のみで管理しています。