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 当サイトでは、メインコンテンツであるリプレイ以外にも、登場人物や世界観、ハウスルールなどを解説・補足する為のページが多数あります。しかし、項目が多すぎてどれから見ればいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。
 最終的には、リプレイを見て物語を楽しんでいただくのが目的ですが、その前に読んでおくとより読みやすい、物語に入りやすいといった項目を、優先度に応じて以下に紹介させていただこうと思います。

優先度:高 登場人物

 TRPGというゲームをする上で最も重要な存在のひとつ、それが物語を彩るキャラクターたちです。
 それを知らずして物語を楽しむ事は出来ないといっても過言ではないでしょう。
 ここでは、各キャラクターの紹介ページへのリンク等を掲載していきます。

プレイヤーキャラクター

【シャルロット・ヘリオドール】

 この物語の主役に近い立場となります。
 閉鎖された環境で育った世間知らずでお人好しの神官であり、物語序盤では様々なボケを発揮します。
 しかし、状況が深刻になっていくにつれてその秘められた才能は徐々に覚醒し……?

【ヤンファ・シャンリーク(ジャン)】

 シャルロットのお付きのキャラクターです。状況次第では、主人公のような立ち回りをすることも。
 面倒くさがりな性格で、シャルロットの才能に嫉妬を感じつつ、嫌々護衛を続ける彼ですが、その行き着く先は果たして……。

【エリカ・ケイ】

 ちょっとだけ不幸な、それ以外はごく普通の少女です。
 5年前に父を、それからしばらくして母を亡くし、妹と二人で生きて来ましたが、お金を稼ぐ為に冒険者の世界に足を踏み入れます。
 しかし、そんな環境に何の不満も不平も覚えないはずはなく……。

【ソルティア】

 温和そうな容姿とそれに合った性格を持つ(見た目は)少年です。
 種族柄、後ろ暗い出自や経歴を持ちますが、現在はそれを感じさせないような明るい性格で、義妹と共に暮らしています。
 とある人物を追っていますが、果たして、彼は望む未来を掴む事が出来るのでしょうか。

ノンプレイヤーキャラクター

 こちらは、GMが操作する物語を彩る為のキャラクターです。
 PCに比べて多少優先度は落ちますが、《虚ろの輪音》では、特徴的で一癖も二癖もあるキャラクターを多数用意しています。ログを読む中で「このキャラはどんな立場なんだろう?」などの疑問が湧いた時に読む、といった感じでも構いません。

【ダーレスブルグ公国NPC】
【ルキスラ帝国NPC】
【その他NPC】

優先度:中~高 舞台設定

《虚ろの輪音》の舞台となる場所、それはどんな場所なのか。詳しくは把握しておらずとも、どんな国があるのか程度は知っておいた方が楽しめる事は間違いありません。
 此処では、軽い舞台紹介を載せていきます。

優先度:中 国家

【ダーレスブルグ公国】

 PCたちが住まう《虚ろの輪音》における最も主要な国家です。
 アルフレート三世という人物を国家元首としていますが、彼はとある事件を切欠に無気力となり、現在では議会が政策を決定している状況となっています。
 政治家や貴族たちは、「開放派」と「保守派」という2つの勢力に割れ、現在国家は非常に危ういバランスの上で成り立っています。
《虚ろの輪音》におけるこの国家の首都は、多少細かい設定が組まれています。こちらにありますので、もし時間と興味があればご覧ください。こちらの優先度はそれ程高くはありません。ログを読んだ時に、地理関係とかどうなってるのかな? と思った時に読んでみる程度でも十分です。

【ルキスラ帝国】

 ダーレスブルグ公国から、徒歩で7日程行った先に首都を持つ大国家です。
 公国が存在するザルツ地方と呼ばれる地域で最も大きな国であり、飛空船を複数所持しているなど、恐ろしい軍事力を持っています。
 現在はユリウス・クラウゼという若き皇帝に治められており、抜け目の無い彼の政策は他の国家の追随を許しません。
《虚ろの輪音》におけるこの国家の首都は、ダーレスブルグと同様多少細かく設定されています。しかし、細かい設定の出番はほぼなく、8割くらいはGMの趣味ですので、本当に興味がある方のみこちらをご覧ください。

優先度:中~高 出来事

《虚ろの輪音》では、物語に関わる大きな出来事がいくつか設定されています。
 どれもがシナリオの根幹、あるいはキャラクターたちの設定に深く関わっている為、知っておいた方が物語を楽しんでいただけることは間違いありません。
 しかし、実際のログの中でもある程度の説明はありますし、読み進めて事件の名前などが出てきた時などに初めてこちらのページ読むといった形でも十分です。
 此処では、各出来事について触り程度を紹介して行きたいと思います。

《大破局》

 300年程前、蛮族による大侵攻が行われ、人族の世界はほぼすべて窮地に陥ってしまいます。
 ダーレスブルグやルキスラ(当時はアウリカーナ共和国という国家の一都市でした)が存在するザルツ地方も同様であり、彼らは〈ライフォス胡弓〉と呼ばれる神器の力を利用して、どうにかこれを凌ぐ事に成功しました。

《虚音事変》

 15年程前遠方の国家で起きた事件です。セフィリア神聖王国という国の首都にて、謎の鐘の音が鳴り響き、それを聞いた国民たちが体調不良を訴えるという奇怪な事件でした。
 シャルロットは、この事件と共にこの世に生を受けています。

《蒼銀戦役》

 ユリウス・クラウゼの皇帝即位から数年後、現在からは8年ほど前に起きたルキスラ帝国における内戦です。
 ユリウスの政策に不満を募らせた貴族たちが起こしたものでしたが、最終的には皇帝派が勝利し、ユリウスの帝国における地位を盤石にしたに過ぎぬ結果となりました。
 この事件の後、ソルティアはダーレスブルグ公国に身を置く事となります。

《蒼き北伐》

 ルキスラの協力を受け、名目上ダーレスブルグが主導して行った北の蛮族の大陸(レーゼルドーン大陸)への侵攻作戦です。
 成果はあげられたものの、多くの犠牲を払う結果となりました。
 エリカの父も、北伐の作戦の中で命を落としたとされていますが、その遺体すら発見されていません。

《ネベール会戦》

 2年前に勃発したレーゼルドーン大陸での大規模な陸戦です。
 ダーレスブルグ軍と蛮族軍がぶつかり合い、互いに大きな損害を出しました。蛮族は撃退したものの、ダーレスブルグ公国はこの戦いでアルフレート三世がその気力を失ってしまうなど、甚大な被害を受けてしまいます。
 ヤンファの父であるフーロンも、この戦いにて命を落としてしまいます。

《黄金戦役》

 “黄金”の異名を持つ女ドレイク、ドゥラージュとその配下が引き起こしたルキスラ帝国との戦いの総称です。
 傑出したカリスマと能力を持つドゥラージュでしたが、何が原因か最終的にはルキスラ帝国に敗北し、ルキスラの英雄と称される冒険者たちに討たれます。

優先度:中 技術

《虚ろの輪音》では、本来のSW2.0とは多少違った技術が登場します。  シナリオに絡むもの、ルールに絡むだけのものがありますので、優先度順に軽く紹介していきます。

〈魔動通信機〉

 いわゆる携帯電話です。メール機能はありません。  魔動波(要は電波)を利用して遠距離の通信を可能としています。  特に第一部では、これも非常に重要な役割を担うことになります。

〈中継塔〉

 魔動通信を仲介する塔です。電波塔といってしまえばそれまでのものです。  代表的なものには、公国の首都にある《デュークダム・ピラー》や帝国の首都にある《インペリアル・センダー》があります。  これらも、シナリオ中で重要な意味を持ってきます。

〈自立稼働式戦闘支援システム〉

 このキャンペーンの参加者は、誰もがSW2.0の経験をそれなりに積んだ経験者です。その為、今までと同じでは少々マンネリを感じてしまうのでは……という危惧から考えたものです。  設定的には、人の身体に秘められた潜在能力を引き出す魔動機械となっています。ルール的には、ゲームをより派手に演出したり、ストレスを軽減する為のものとなっています。

優先度:低 遺跡

 以下に記す遺跡は、シナリオ中大事な意味を持ってはいますが、読み進める前段階から知っている必要はありません。
 読んでいった際に、どういう場所なのだろう? と気になった場合に見る程度で十分かと思われます。

帝都地下大遺跡《調の神殿》
公都周辺地下大遺跡《響の楽園》

優先度:低 特殊なルール

《虚ろの輪音》では、通常のSW2.0のルールとはいくらか変わったルールを採用しています。
 それらは細かく見る必要は無いと言えばありませんが、戦闘の内部までじっくりと読みたい! という方には是非目を通していただきたい項目となっています。
 また、ログは読まずとも、経験者の方々には「なるほど、こういうやり方もあるんだな」と参考になる事もあると思いますので、そういった方にもご一読いただきたいと思っています。

ハウスルール&データ

【ハウスルール】

 こちらのページに、それらのルールが並んでいます。
 この中で際立って特徴的なのは、PPという独特の概念の存在でしょう。それ以外についてはキリがないので、此処では列挙を省かせていただきます。

▶【秘伝、およびコンビネーション・アーツ

 PPの使用法のひとつとして、キャンペーンオリジナルの秘伝やコンビネーション・アーツ(CA)の使用があります。
 PPを使用する代価として、強力な効果を得られるこれらの技は、キャンペーンの戦闘をよりド派手に彩ります。
 秘伝はキャラクター単体で、CAは2人以上のキャラクターが協力して初めて使用できるというかなり特殊なものとなっています。
 興味のある方は、秘伝はこちらに、CAはこちらに初出話数順に挙げてありますので、お読みください。