虚ろの輪音

第三部 第四話「心持つ者へ」 - 03

GM
そして、翌朝。
#アラン
よし、全員揃ったな」
#アラン
君たちは、公城の中庭に再び集っていた。
GM
〈封印の剣〉の抜剣を、拒否する為に。
ヤンファ
「みたいだなァ」 面々の表情を拝み
ソルティア
「えぇ、そのようです」 静かに頷いて。
シャルロット
「ばっちり、定刻ですね」 遅刻者ゼロ、と。嬉しそうに頷く
#フェリシア
「皆さん、準備はよろしいですか?」
#ルナティア
「準備も何も、私の答えは最初から決まっているわ」
ソルティア
「いつでもいいですよ、フェリシアさん」
エリカ
「はい。私も、問題ないです」
ヤンファ
「聞くまでもねえ」
#アラン
「……なら、全員に宣誓してもらうか」 折角だしな、と付け加えて。 「リーザ」 後ろに控えるリーザに、剣を近くへ持って来るように頼んで。
#リーザロッテ
「ああ」 頷いて、君たちの近くへやってきて、両手で剣を差し出そう。
#アラン
アランはその剣の上に手を置く。
#アラン
「ほら、みんなで突っ返してやろうぜ。てめーの力なんざ必要ねえ、ってな」 皆にも、剣に手を置くように促す。
ソルティア
「傲慢な宣言ですね、全く」 苦笑しながら剣に手を置く。軽い冗談が出てくるのは、気負いの無い証拠だろう。
ヤンファ
「お前が持って来たってのにンなこと言っていいのかよ」 くっくっくと笑いながら
#ルナティア
「この人が不敬なのは今に始まった事じゃないわ」 片手で髪を掻き上げてから、剣に触れよう。
シャルロット
「ええ。その力は、要りません。私は、〈封印の剣〉を抜かない」 一歩前に出て、最初に宣誓する
#フェリシア
「でも、この剣が不要だというのには、まったくもって同意です」 シャルロットに続いて、手を置いて。
ヤンファ
「まァ、握った時点で答えなんて決まってた……俺は“そっち”に行く気なんざゼロだ」 手を重ね、続いて宣誓した
#ルナティア
私も、要らない。私の大事なものは、もうこの手にあるから」
#フェリシア
「私にも、不要です。シャルロット様やマグダレーナ様を支えるのは、他の誰でもない、私の意志だから」
エリカ
「私も、こんな剣は要りません。あんな代償、まっぴらごめんです」 と、手を重ね。
ソルティア
「……僕らは僕らの力だけで、運命を切り開きます。どうか、元の場所へお帰りください」 そう剣に告げる。
#アラン
「勿論、俺もだ。(アンタ)を抜いて誰かを護るより、大事な事に気付いちまった」
GM
全員がそう宣誓すると、剣から感じられた魔力がすぅっと引いていくのが分かる。
GM
眼前にある、絶対的な力を拒否した証拠であり、もう後戻りは出来ないという証左でもある。
GM
そんな時だ。
GM
ならば、(カルディア)の叡智は、君たちを助けるだろう」
GM
上空から、声が届く。
ソルティア
「……え?」 響いてきた声に、上空を見上げ。
シャルロット
「……っ!?」 驚き、思わず空を見上げる
#アラン
「……オイオイ」 はっ、と笑いつつ、空を見上げる。
ヤンファ
な……」 上空に視線を
エリカ
「えっ……?」
GM
見上げた君たちの視界に映るのは、巨大な竜の腹。
GM
その巨翼を羽撃かせて、ゆっくりと竜が舞い降りる。
エリカ
見上げて思わずうわっとなって尻餅ついて。
ヤンファ
「お、ちょ、お前ら場所空けろ!」 下りてくるぞ
ヤンファ
適当に兵士を下がらせる
ソルティア
「りゅ……竜!? と言う事は……皆さん、下がってくださいっ!?」
GM
その竜の背には、眼鏡を掛けたエルフの男イーヴ・ルヴェリエが騎乗している。
シャルロット
「ち、ちょっ……」 驚いて、わたわたさがっていく
#アラン
「はっは、大丈夫かよ」 エリカの手をとって下がろう。
エリカ
「だ、大丈夫ですっ」 ちょっとびっくりしただけ!
ソルティア
「大丈夫、知り合いですから、敵じゃないですから! ほら、ルナも下がろう!」 促しつつ。
#ルナティア
「……狙いすぎね」 タイミングが。
#イーヴ
そういう狙いは無いのだがな」 眼鏡のブリッジを上げながら、大地へと降り立つ。
ヤンファ
「ったく……長い間黙ってどっか行きやがって」 驚きながら下がるシャルの肩を持ち、ふうと一息つく
#カエルレウス
「汝らに知られては、無意味だったのだ」
シャルロット
「知られては、意味が無い……?」 よくわからない、というような表情を浮かべて
#カエルレウス
「汝らが、汝らだけの意志で、人である事を望まねば、我らの助力は不可能だった」
#イーヴ
「だが、たった今、君たちは示した。何処までも、心持つ者として生きていく事を」
ソルティア
「はぁ……」 何だかよく分かんない顔で。 「あ、お久しぶりです、カエルレウス様」
ソルティア
「それに、イーヴさん、姿を見かけないと思ったら……」 降りてきたなら改めて近寄ろう。
ヤンファ
「君たちを助けるだろう……っつってたなァ?」
エリカ
「ど、どういうことですか……?」
#カエルレウス
「こういう事だ」 くい、とイーヴへ首を向けて。
#イーヴ
す、とイーヴが差し出したのは、一振りの魔剣。
シャルロット
「それは、示しましたが……え?」 よくついていけてない
#イーヴ
ただひたすらに白い、装飾も何もない鞘に収まった魔剣だ。
ソルティア
「……魔剣?」 訝しげな顔で。
ヤンファ
「……オイオイ。また剣かよ……と言いてえところだが」
シャルロット
「……」 訝しげな顔で、なぜかアランを見やりつつ
#カエルレウス
「この剣の名は、〈デミ・カルディア〉。その名の通り、第三の剣に連なる剣だ」
ヤンファ
「この流れで持ってきたっつーことは、何か確証あってのことだと思っていいんだな?」
#アラン
「……」 しらね、とでも言うように肩を竦めた。
エリカ
「……か、カルディア?」
シャルロット
「第三の……!?」
ソルティア
「あの創世記に砕け散り、マナとなったという……?」
#カエルレウス
然様(いかにも)
エリカ
「そんなもの、一体どこからどうやって……」
ヤンファ
「全くだ。持ってこれるモンなのかよ」
#イーヴ
「現に此処にある。それが証左だろう」
ヤンファ
「いや、俺が聞いてるのはそういうことじゃァねえって……」
#カエルレウス
「様々な世界を観測()てきたのだ。このような剣の在り処のひとつやふたつも知っている」
ソルティア
「むしろ古き竜であり観測者たるカエルレウス様だからこそ持ってこられた、と言うものなのでしょうが……」
#ルナティア
「……無茶苦茶ね。まぁ、今に始まった事ではないけれど」
シャルロット
「し、しかし……そんなこと」 やってもいいのか、とカエルレウスを心配した瞳で見
#カエルレウス
この剣は、“人”に対して“人”としての力を与える」 シャルロットに応えるように。
#カエルレウス
「心を持つ者でなければ、効果は現れず、人を超越する力が与えられる事はない」
エリカ
「人の力……?」 ちら、とシャルロットの方見る。
ソルティア
「……シャルロットさんが使うあの力のようなものですか?」
#カエルレウス
「それともまた、一線を画する存在であろう」
ヤンファ
「だろうなァ。同じであれば勝てないっつーのが現状なんだからよ」
ソルティア
「……それはまた」 とんでもないものだな。コメントがみつからぬ。
#アラン
「……ま、要するに」
#アラン
「俺らをニヤニヤしながら眺めて、〈封印の剣〉を拒否するのを待ってたんだな。趣味の悪いヤツラだぜ」
ソルティア
「いや、アランさん、それはさすがに言いすぎでは……」 苦笑して。
エリカ
「趣味が悪いとまでは言いませんけど、ちょっと意地悪ですよね……」
シャルロット
「……アランさんがわかって提案してきていたっていうほうが、私はすっきりするぐらいの話なんですけど……」 苦笑しつつ
ヤンファ
「……つっても」 まだ全ての情報が出てない。 「タダで力を与えてくれるとは思えねえが」
#イーヴ
「代償ならば、君たちは既に示しただろう」
#イーヴ
「この剣は、比較的誰でも簡単に、力を手に入れられてしまうんだ」
ソルティア
「代償……」 ちらっと先ほどまで主役(?)だった封印の剣に目をやって。
#イーヴ
「そして、手に入れた後に、心の弱さからその力に飲み込まれる」 封印の剣は強制的だったが、こちらは自分自身が原因で、というニュアンスで。
#イーヴ
「故に、“観測者”はかの剣を見守り続けている」
#イーヴ
「それに飲まれるような者たちに、かの剣を振るわれぬように」
#イーヴ
「そして、振るう許可を与えるのも、彼の役目だ」
ヤンファ
今の俺達には、それが出来る」  「そう言いたいんだな?」
#カエルレウス
然様。汝らは、示した」
#カエルレウス
「心を持つ者として、互いに手を取り合い、立ち向かう事を」
#カエルレウス
「汝らならば、この剣より齎される力を用いて、人として、かの女神に立ち向かう事が出来るだろう」
#カエルレウス
「そして、その先も、自らの力に眼を濁らせず生きていく事も」
#カエルレウス
「だが、我が与えるのはあくまで許可に過ぎぬ」
#カエルレウス
「引き抜くか否か、最後に決めるのは、汝らの意志だ」
シャルロット
「………」 振って沸いた選択肢に、かえって戸惑ってしまう。言葉をいくつか飲み込む
ソルティア
「…………」 突然の事態に、咄嗟に返答が出来ず黙りこくる。
ヤンファ
「くくっ……確かに、あまりにも狙ったかのようなタイミングだ」 静かに、ぽつりと呟く
エリカ
「……ヤンファさん?」
#アラン
「……やれやれ」 肩をすくめて、首を小さく振る。
#アラン
ンなモン、決まってんじゃねェか」 イーヴの手にある〈デミ・カルディア〉に手を触れさせる。
エリカ
「まあ……それもそうですね」 と、アランに続いて。
ソルティア
「……いや、その。なんと言えばいいのか……突然目の前の壁が崩されて広がった地平に呆然としてる気分ですね」
シャルロット
「私も同じ気持ちと言うか……あの、言いだしっぺではあるんですが、こう。ね?」
ヤンファ
「だが、もう決めるのに時間は、要らねえ」 迷いなく、シャルの手を取り
シャルロット
「ヤンファ……」
ソルティア
「確かに、カエルレウス様に相談しに行こうかとは思っていましたが……まさか、ここまで率直な解決策を示されるとは」
#フェリシア
「……流石に、事前にひとことくらいは欲しかったものですが」 苦笑しつつ、前に進み出る。
エリカ
「こっちから聞きに行く手間が省けたと思えばいいじゃないですか」 結果的には、だけども。
ヤンファ
「カッカッカ、エリカも中々ポジティブに言うようになったなァ」 愉しそうに笑いながら
エリカ
「普段一番に飛びつきそうなのがまごついてるんだから、仕方ないじゃないですか」
#アラン
「エリカに言われてんぞ、シャルロット」
シャルロット
「……い、いいじゃありませんか、たまには」
エリカ
「ま……そうね、たまには」
#ルナティア
「……ま、いいんじゃないかしら。これも、私たちが選んだ道の結果よ」
ソルティア
「……そうだね。僕らの選んだ道だ、その結果に責任も、自信も持たないと」 ルナと目を合わせて、小さく頷く。
#ルナティア
「ええ。もう、後悔はしたくないから」 ソルにそう答えて、剣に手を伸ばす。
ソルティア
「……うん」 ルナと重ねるようにして、剣に手をかける。
ヤンファ
「行くぞ、シャル。壁が崩れて広がった道でも、駆けていくのは俺らだ」
シャルロット
「……はいっ」
ヤンファ
エスコートするように、優しくシャルの手を引きながら前へ進み出る
シャルロット
ヤンファにつれられて、手を伸ばそう
ソルティア
「シャルロットさんは、一晩でちょっと控えめになりましたね?」 意味深にヤンファを見て。
ヤンファ
「くっくっく……」 手を引いた後、横に並んだシャルを見て嬉しそうに
GM
7人が手を伸ばした剣の柄は、温かい。
GM
君たちがそれぞれ力を入れれば、剣は、簡単に引き抜けるだろう。
#アラン
「んじゃ、せーので行くか?」
ヤンファ
「でもまァ、その掛け声はやっぱ……」
ヤンファ
とシャルに視線をやる
シャルロット
「……し、仕方ありませんね」 こほん、とわざとらしく
#ルナティア
「今はまだ、隊長なんだから、ね」
ソルティア
「そうですね。ここはお願いしましょう」 シャルロットを見て。
エリカ
「……じゃ、よろしく、隊長」
#フェリシア
「お願いします、シャルロット様」
シャルロット
「皆。これから手にする力は、私たちが望んだ、“私たちの思い”を形にした力です」
シャルロット
「だから、それは皆が信じる何かを貫くために生かして行きましょう」 決して、それを自分の内側に閉じ込めて殺してしまわないように。
シャルロット
「では」 せーの、と掛け声をあげて
GM
シャルロットの言葉で、皆の手に力が入る。
GM
〈デミ・カルディア〉は、いとも容易く引き抜かれ瞬時に、7人の身体が光に包まれる。
GM
まず、シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、ルナティアの五人に変化が訪れる。
GM
かつて、〈星辰徽章〉を身に着けていた場所に、それと同じカタチをしたものが、再び現れたのだ。
GM
アランとフェリシアの〈星辰徽章〉も、それと同じく強い輝きを放ち始める。
GM
まず君たちに与えられたのは、心持つ者への祝福。
〈カルディア・グレイス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 23 形状 濃密なマナを内包した水晶 カテゴリ一般品
概要 意志ある命に加護を与える 製作時期現在
効果
心持つ者へ(カルディア・グレイス)
 所持者は、生命・精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を受けます。
#ルナティア
「…………」 そして、次に変化が現れたのは、ルナティアの持つ〈ルナ・リラシア〉。
#ルナティア
鎌は、彼女が忌み嫌っていた魔動機構を組み入れた流麗な鎌となって、彼女の手に再び握りしめられた。
シャルロット
「………ルナ、それ……?」
ソルティア
「……魔動機術」 忌み嫌っていたはずの力か。
#ルナティア
「……これが、私の“想い”らしいわね」 ふ、と嫌味の無い笑みを浮かべた。
〈ル=セレン〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 流麗な三日月状の刃と魔動機構を兼ね備えた鎌 カテゴリ〈アックス〉SS
〈ガン〉SS
概要 迷った者だからこそ振るえる、惑う者に道を示す為の武器 製作時期現在
効果
月の名を冠する者
 ルナティアは戦闘特技に関わりなく、この武器を装備する事が可能です。
 また《十六夜封陣》が習得可能です。

眠れる月
 戦闘特技《バトルマスター》の使用回数が、1日に1度のみになります。

月光の守り
 装備者の器用度、敏捷度、精神力が+4されます。
 また、装備者が受けるあらゆる魔法ダメージを-4点します。

月の落涙
 装填された弾丸に【~~・バレット】を使用して消費することで、、次のこの武器の近接攻撃が命中した対象の防護点を、10秒(1ラウンド)の間、「消費した弾丸の数」点だけ低下させます。
 この効果が重複するのは、一度に12発分までです。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
2H 30 +1 90 +2 魔法の武器
2H 30 +1 - +2 魔法の武器、射程20m、装填数12
#フェリシア
「……あ」 次に変化が訪れたのは、フェリシアが身に着けている拳銃。
ヤンファ
「………」 次々と流れるように換わっていくそれに、言葉が出ない
#フェリシア
自らを律し、他者を支え続ける覚悟を持ったフェリシアには、時を律する拳銃が齎される。
#フェリシア
「これが……」 ルナティアの言うように、自分自身の想いなのだろう。ぎゅ、と握り締めるように。
ヤンファ
「なんつーか、威厳ある銃、だな」
#フェリシア
「……そうでもないと思うけどね」 本当の自分は、きっと誰よりも女々しい。そんな想いを隠して、ふっとヤンファに笑みを向けた。
ヤンファ
「そうか」 何となく察しているのであろうそれを、同じように顔には出さずに笑った
〈クロノ=ルヌス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 銀色の銃身を持つ拳銃 カテゴリ〈ガン〉SS
概要 自他を律する事の出来る者と共鳴し、その威力を増す 製作時期現在
効果
律する者
 フェリシア・エアハートは戦闘特技に関わらず、この武器を装備する事が出来ます。
 また、《エクステンド・レイン》が使用可能です。

秋霜烈日
 この武器を装備中、装備者の行う近接攻撃はその威力が+40され、【~~・バレット】を使用する場合はその威力が+20されます。

幾星霜を往く者
 装備者の生命力・精神力が+6されます。
 また、練技の持続時間がすべて10秒(1ラウンド)延長します。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H 8 +2 - +2 射程10m、装填数8
#アラン
「次は、俺か」
#アラン
そうアランが呟くと、彼の持つ聖剣が輝く。
#アラン
「どれ」 アランが聖剣を引き抜くと、今まで持っていた剣よりも更に洗練された美しさを持つ剣に変化していた。
#アラン
調和を求めながらも、自由な人間であることを忘れないアランには、どんな色にも染まりうる白の剣。
ソルティア
「……美しい剣ですね」 パラディンらしく直刀っぽいな。
#アラン
「なんつーか、ライフォスって一々重いんだよなァ」 冗談らしく言って、剣を鞘に収めた。
エリカ
「アランさんは普段おちゃらけてるんですから、それくらいで丁度、バランス取れてるんじゃないですか」 なんて苦笑気味に。
#アラン
「かっか、それが俺流の調和ってやつかもな」
〈ヴィナディーテ〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 柄に始祖神の聖印が刻まれた白い剣 カテゴリ〈ソード〉SS
概要 調和と人間らしさを追い求める聖戦士に祝福を与える 製作時期現在
効果
誓い立てし聖戦士へ
 アラン・ディーリアス(マリウス・クラウゼ)はこの武器を戦闘特技に関わらず装備することが出来ます。
 この武器は、始祖神ライフォスの〈聖印〉として扱う事が可能です。また、《神聖なる福音》が習得可能です。
 また、装備者のすべての能力が+2されます。

神速の剣
 所持者は戦闘特技《薙ぎ払い》を得ます。

捧げし誓いは彼方まで
 所持者が立てた聖戦士の誓いを守る限り、始祖神ライフォスの神聖魔法を使用する時、魔力に+3のボーナス修正を得ます。

深淵にて支える者
 半径50m以内に存在するキャラクターがPPを消費する時、その消費するPPを肩代わりすることが出来ます。
 この時、既に装備者のPPが0点を下回っていた場合は肩代わりできません。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H両 20 +2 60 +2 魔法の武器
2H 20 +2 70 +2 魔法の武器
シャルロット
「なんていうか、皆今までで一番、カッコイイですよ」 それぞれが、自身の心と向かい合った姿が今此処にある
#ルナティア
「その台詞、今から自分にも言わなきゃいけない事になるのよ」
GM
次に変化が訪れたのは、ソルティアの剣だ。
ソルティア
「盛大な自爆ですね……あ」 今度は俺か。愛用の炎剣を引き抜こう。
GM
生まれた故郷で、ルナティアから受け取った、燃える赤さを持つ剣。
GM
暗き夜に終わりを齎し、日常を紡いでいかんとする者には、日輪を象徴する太陽の剣。
ヤンファ
「赤い……激しい熱を秘めたような、そんな色だな」
ソルティア
「…………」 言葉も無く、太陽のように輝く己の剣を掲げ、見つめる。
#ルナティア
「……その剣くらいの勢いが、普段のソルにももう少し欲しいものだけど」
ソルティア
「不満みたいだね……」 小さな苦笑を漏らして、剣を鞘に戻す。 「でも、これが僕だから」
ヤンファ
「らしいぜ?」 くくっと笑う
#ルナティア
「……百も承知よ」 ずっと見て来たのだから。
ソルティア
「きっと、変わっていけるよ。これから、少しずつ」 そう言って、エリカへと目を向ける。
〈ソール=リオス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 太陽の如き輝きを秘めた長剣 カテゴリ〈ソード〉SS
概要 苦難の先に掴み取った幸福を示し、それを守り抜く為の剣 製作時期現在
効果
太陽の名を冠する者
 ソルティアは、戦闘特技に関係なくこの武器を装備する事が出来ます。
 また、《日輪天球閃》が習得可能です。

黎明知らせる者
 装備者は、補助動作で宣言することにより、この武器による攻撃、及び宣言時の直接ダメージを与える魔法を炎属性として扱う事ができます。
 また、この効果発動時、ダメージを与える対象の炎属性のダメージを無効化、軽減する効果はすべて無視されます。

災い焼き切る者
 装備者が炎属性の攻撃でダメージを与える時、そのダメージを+4点します。

祈り、待つ者
 装備者が受ける炎、水・氷、純エネルギー属性の魔法ダメージは10点軽減されます。

◯▽不死鳥は何処より出づる
 装備者は生命力、知力、精神力が常に+5されます(HP、MPなども上昇します)。
 また、気絶状態から回復した時から、10秒(1ラウンド)の間防護点が+3されます。

掴むは黄昏の手
 装備者が《剛魔撃》を宣言する時、その追加ダメージを+4します。
 また、それが命中した時、10秒(1ラウンド)の間、対象の命中力、回避力、生命・精神抵抗力に-1のペナルティ修正を与えます。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H両 30 +2 70 +2 魔法の武器
2H 30 +2 80 +2 魔法の武器
GM
次に変化が訪れたのは、エリカの身に付けるペンダント。
GM
“ベアトリス”から受け取った、家族の写真が収められた大事なものだ。
エリカ
「わ……」
ヤンファ
「ン……武器、じゃァないらしいな」
#アラン
「それがエリカにとって、一番大事なモンなんだろ」
ソルティア
「……ベアトリスさんから貰った、あのペンダントだね……」
ヤンファ
「……そうだな」 深く頷き
GM
家族という共同体を知り、愛し、失っても彼らの心と共に生きると誓ったエリカには、それを示す為の、家族の最も大事な思い出。
エリカ
「……」 そっとペンダントを両手で包み込み。
#アラン
「良かったな」 この剣は、その人にとって最も大事なものを本当に理解してくれているようだ。エリカの肩にそっと手を置く。
エリカ
「……はい」
〈ヘルクリウス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 最も大切な思い出が込められたペンダント カテゴリ装飾品:首
概要 決して千切れぬ家族の絆を示す 製作時期現在
効果
繋がる血の温もり
 このアイテムは、エリカ・ケイでなければ装備しても効果を発揮しません。
 また、装備者は《その奏で、絶える事なく》を習得可能です。

子を導くは父の背中
 装備者の知力を+6、精神力を+6します。

我が子護るは母の背中
 装備者は防護点が+3点されます。
 また、魔法によるダメージを常に8点軽減します。

断ずるは我が心
 装備者は、妖精魔法の魔力が+3されます。

祈り捧げるは護るべき妹
 あらゆる妖精魔法の効果時間が10秒(1ラウンド)延長されます。
 効果時間が「時間:一瞬」であるものには効果はありませんが、戦闘特技や秘伝の効果などで持続時間を持つに至った効果については有効です。

奏でるは友との無窮の契り
 装備者はコンビネーション・アーツ《饗宴の四重奏》が習得・使用可能です。
 また、【トランスファー・ポテンシャルポイント】が使用可能です。
GM
次は、ヤンファの番だ。
GM
代々受け継がれてきた《刃狼》の為の牙が、強く主張している。
ヤンファ
」 ゆっくりと、〈ヴァイケリオン〉であった刃を引き抜く
GM
引き抜かれた刃は、《刃狼》の牙ではなかった。
ヤンファ
「見せてくれ。お前の、継がれてきた運命を……越えた姿を」
GM
全ての戒めを知り、己を律し、覚悟を持ち、誰かを愛し、人である事を望んだ《人狼》の為の刃。
ソルティア
「殆ど装飾がなくなりましたね……」 なんとシンプルな。
#フェリシア
「……フーロン様が見たら、どんな顔をするかしら」
ヤンファ
「人は、着飾らなくても人で在れるんだぜ?」 そういうことだ、と
〈ヴァイケリオン=マルサレス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 ひたすらにシンプルな飾り気の無い鈍く輝く刀 カテゴリ〈ソード〉SS
概要 《刃狼》に至り、それを超えた《人狼》の為の刃 製作時期現在
効果
《人狼》
 この武器をフェンサー技能で扱う場合、フェンサー技能による筋力の半分までという制限を無視して装備・使用が可能です。また、ヤンファ・シャンリークはこの武器を戦闘特技に関わらず装備出来ます。
 加えて、秘伝《刃狼哮》が使用可能で、《真・人狼哮》が習得可能です。

主従を越えて
 近くに〈ファランダレス〉やそれに類する装備が存在している時、装備者の回避力+1、防護点を+2、追加ダメージを+5します。

因縁断ち切る刃
 この武器を使用した近接攻撃でクリティカルが発生した場合、威力を+10して振り足します。
 その際、更にクリティカルが発生した場合、更に威力を+10します。 
 この武器を使用した近接攻撃では、「◯機械の身体」などのクリティカル無効・クリティカル値上昇の能力、またはGMがそれに類すると判断した能力の効果は無効化されます。

牙は折れず
 この武器を装備中、戦闘特技《不屈》を習得しているものとして扱います。
 加えて、装備者の生命力が+10、精神力が+6されます。
 また、所持者が《天趨刃》を連続した手番で宣言する時、連続して使用する度に《天趨刃》のペナルティが1ずつ上昇していきます。

双牙
 装備者が戦闘特技《両手利き》を習得している時、補助動作でこの武器をまったく同じ2つに分離する事が出来ます。
 その際、「用法:1H」に限定され、特殊能力の効果は重複しません。
 また、分離中に、宣言を必要な特技を宣言すると、その手番の終了時に「用法:2H」の状態で元に戻ります。
 この能力は一度の戦闘中に一度のみ使用する事が出来、使用するとHPを「15」点消費します。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H両 15 +2 50 +2 魔法の武器
2H 15 +2 60 +2 魔法の武器
GM
そして
GM
シャルロットの持つ、それぞれの〈ファランダレス〉にも、変化が訪れる。
GM
その姿は、大きくは変わらない。だが、シャルロットには、その核たる部分が劇的な変化を遂げたのだと瞬時に理解出来る。
シャルロット
「……これ」 そっと剣を手にとって
GM
“善き”自分と、自由への欲求。そんな当たり前の人としての矛盾を、ようやく手に入れんとする少女への祝福。
シャルロット
「………」 新しくなった自分の剣ファランダレスを見て、決心を新たにする
ヤンファ
「……白く、美しい剣だな」
#アラン
「らしくねェが、似合ってるぜ」 それが新しく手に入れた彼女の本当の姿なんだろう。
ヤンファ
「まだ、何も描かれてない地図のように、白いままなんだろうよ」
ソルティア
「らしくないのは、ある意味当然なのかも……しれませんね」 今までは、鏡のような人だったのだから。
エリカ
「……らしくない、かな」 多分、それぞれが、それぞれらしいカタチなんじゃないだろうか。
#アラン
「これから、らしくなってくんだろうよ」 それが当たり前であるように。
〈ファランダレス=ウラヌス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 変形機構を備えた白き銃剣 カテゴリ〈ソード〉S
〈ガン〉B
概要 旧き戒めから多くの者を解き放つ 製作時期現在
効果
ランク効果/〈ソード〉
解放の剣の《担い手》
〈ファランダレス=ウラヌス〉、〈ファランダレス=ユピウス〉及び〈ファランダレス=テルスガイア〉の特殊能力は、シャルロット・イエイツでなければ十全に使用できません。
 他の者も使用自体は可能ですが、使用した瞬間に魂の破滅を招きます。

全能の模倣者
 装備者が宣言の必要な特技及び秘伝、コンビネーションアーツを使用してダメージを発生させる時、そのあらゆるダメージを+3点します。

☆▽機械仕掛けの女神
 装填された弾丸に【~~・バレット】を使用して消費することで、消費した弾丸ひとつにつき、次のこの武器による近接攻撃の威力を「+5」します。
 この効果が重複するのは、一度に6発分までです。
 また、《ストレイフレイド》が使用可能で、その追加ダメージに「マギテック技能の魔力」を足す事が出来ます。
 さらに、《光影星煉撃》を使用した時、4発目の《天地織奏》を放つ直前に〈ファランダレス=ウラヌス〉と〈ファランダレス=ユピウス〉が変形・合体し、〈ファランダレス=テルスガイア〉となります。

全ての苦難を終息させる者
 装備者が戦闘特技や魔法、特殊能力によってペナルティ修正を受ける時、そのペナルティを全て半減(端数切り上げ)にします。
 所持者は、《天地織奏》及び《光影星煉撃》を習得する事が出来ます。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H 15 +2 50 +2 魔法の武器
1H 15 +2 - +2 魔法の武器、射程10m、装填数6
〈ファランダレス=ユピウス〉

基本取引価格:取引不能

知名度 26 形状 変形機構を備えた蒼と白の盾剣 カテゴリ〈盾〉SS
概要 人を縛る正義と自由への欲求を内包した、矛盾を抱える盾 製作時期現在
効果
脅威の書
 装備者は《MP軽減/プリースト》を習得しているものとして扱います。
 また、その上でさらに神聖魔法の消費MPを「-1」します。

無謬の心得
 この盾は片手武器として使用できます。
 武器として使用した場合も、回避力と防護点のボーナスは与えられます。

◯▽大いなる法
 装備者の器用度、敏捷度、知力が常に+4されます。
 また、《光影星煉撃》を使用した時、4発目の《天地織奏》を放つ直前に〈ファランダレス=ウラヌス〉と〈ファランダレス=ユピウス〉が変形・合体し、〈ファランダレス=テルスガイア〉となります

心の奥底から
 所持者は【コンヴィクション・ウェポン】及び【コンヴィクション・シールド】を補助動作で使用する事が可能になります。
 ただし、一度の手番で使用出来るのは2つの魔法の内のいずれかとなります。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H 15 +2 40 +2 魔法の武器
用法必筋回避防護
備考
1H 15 +2 +5
#イーヴ
それぞれ、行き渡ったようだな」
ソルティア
「……はい」 仄かな温もりを感じさせる剣の柄に手を置いて。
シャルロット
「……」 一人、少しだけ離れて剣を呼ぶ
#L=リベラ
…………」 新しくなった剣からも、彼女はす、と現れる。
シャルロット
」 皆が居るこの場で、堂々と剣に向かいあう
ソルティア
「…………」 少し離れた所に立ち、自身と向き合うシャルロットに顔を向ける。
シャルロット
「判っていると思いますが、あえて言います」 彼女へ、自分へ声をかける
#L=リベラ
「はい」
シャルロット
「消えるはずだった貴方が残っていたのは、きっと、切り離された私が貴方に宿っていたからなのでしょう」
シャルロット
「私は……自分を、全て受け入れようと思います」 す、と手をリベラへと手を伸ばす
#L=リベラ
もう、平気なんですね」
シャルロット
「平気じゃなくても、私は、これからを生きていけます」 独りではなくなったから
#L=リベラ
「……そう、でしたね」 初めて、彼女の顔が皮肉や嫌味でなく微笑む。
#L=リベラ
「皆さん、これからも、シャルロット(私たち)の事をよろしくお願いします」 それぞれの顔を見回して。
#L=リベラ
「私に対しては、もう余計な言葉は要りませんよね」 差し伸べられた手に、ゆっくりと手を重ねる。
シャルロット
「……貴方がそんなことを言うなんて。意外すぎてびっくりしますよ」 
ソルティア
「……えぇ、こちらこそ」 微笑みと共に言葉を返す。
ヤンファ
「それは、お前の言葉でもある……そうだろ?」
#L=リベラ
「奇想天外な発想ばかりするのも、シャルロット・イエイツ=ヘリオドールですから」
エリカ
「……ま、これからどうなるか解らないけど。とりあえず、こちらこそよろしく、って言っておく」
#アラン
「ま、ぶっちゃけよく分からんが、シャルロットはどうなってもシャルロットだろ」
#フェリシア
「ええ、私が支え続ける御方の一人であることには変わりません」
#ルナティア
「そして、私の初めての友達、ね」
シャルロット
「……まったく」 ため息を吐いて、重ねた手の主を見る
#L=リベラ
「ふふ」
#L=リベラ
「それではただいま」
シャルロット
おかえり」
#L=リベラ
最後の言葉を告げると、その身体は光の粒子となって、〈ファランダレス〉ではなく、シャルロットの中へと還っていく。
#アラン
「これで、全員準備万端だなァ」
ソルティア
「…………」 消えたもう一人の彼女に小さく礼をして見送り。
ヤンファ
「………」 静かに見守った後  「じゃァ……これからも宜しく頼むぜ、シャル?」 いつもと変わらない。相手はそのままの彼女なんだから
シャルロット
「ええ……よろしく、ヤンファ。これからきっと、ゆっくり変わっていくと思います」
ソルティア
「お疲れ様です、シャルロットさん」 いつもの笑顔で戻ってくるシャルロットを迎える。
ヤンファ
「あァ」 そう確かに頷いて  「準備万端、か」
エリカ
「……そうですね」
#フェリシア
「それでは、最後の会議と参りましょうか」
ソルティア
「……これで……ベアトリスさんと対等に戦える力を手に入れた、というわけですか」
#アラン
「さてなァ。それは俺たち次第じゃねェか」
ヤンファ
「そういうこったなァ」
ソルティア
「手厳しいですね。……それじゃあ、気合を入れていくとしますか」
シャルロット
「ええ。急ぎ向かいましょう」
#フェリシア
「では、それぞれ最後の準備の後、会議室へお願い致します」
ヤンファ
「オーケィ」
エリカ
「はい、解りました」
#フェリシア
「《虚空楽土》を攻略する為、会議を始めます!」
#ルナティア
「了解」
#アラン
「おうよ」
シャルロット
「早く行かないといけません!」 さ、GOGO! とばかりにヤンファの手をひいて走っていく
ヤンファ
「とっとォ、解った解った」 引かれ、走りながらついていった
ソルティア
「はい、分かりました。シャルロットさん、慌てすぎもよくありませんよ」
エリカ
「転んでも知らないわよ」 と駆けるシャルロットの背中を見て。
GM
こうして、私たちは駆けていく。
GM
色鮮やかな未来を掴む為に

第四話 「心持つ者へ」 了


リザルト
2012/10/27 第四話「心持つ者へ」経験点:10,000 報酬:70,000G 名誉:100

▼能力値成長結果

シャルロットヤンファエリカソルティア
器用度 36 > 38
敏捷度 34 > 38
筋力  20 > 21
生命力 28 > 28
知力  31 > 32
精神力 28 > 30
器用度 43 > 44
敏捷度 42 > 44
筋力  30 > 30
生命力 25 > 30
知力  13 > 13
精神力 16 > 18
器用度 14 > 15
敏捷度 22 > 22
筋力  14 > 15
生命力 25 > 27
知力  33 > 36
精神力 48 > 51
器用度 33 > 34
敏捷度 18 > 19
筋力  31 > 32
生命力 30 > 32
知力  33 > 35
精神力 35 > 38

奥義

 奥義は、それぞれのキャラクターが習得する事の出来る唯一無二の秘伝です。
 前提に表示されたすべての特技を予め習得していなければならず、また一度の戦闘では一度しか使用できません。
 また、宣言するまでに、その戦闘中に2回以上宣言の必要な特技を宣言していなければなりません。
 さらに、習得するためには習得に必要な専用の武具を入手した状態でなければなりません。一度習得した後は、その武器を手放したとしても使用が可能です。
 その他のルールについては、通常の秘伝と同様に扱います。

シャルロット・イエイツ=ヘリオドール専用

光影星煉撃(こうえいせいれんげき)》 必要名誉点:100
基礎特技《マルチアクション》 前提《魔力撃》《両手利き》 術者限定シャルロット
概要数多の自分を識る者のみが繰り出せる神速の連撃
効果  この秘伝を宣言すると、宣言者は一度の主動作で《活人撃》、《剛魔撃》、《ストレイフレイド》、《天地織奏》を使用出来ます。
《天地織奏》以外の順番は自由ですが、《天地織奏》のみは、必ず4番目にしなければなりません。
 ペナルティについては、すべて重複して与えられます。尚、PP消費については最後に記述する「1」点だけで構いません。
 装備や戦闘特技に関わらず、《天地織奏》を除くそれぞれの秘伝の対象は1体のみとなり、また攻撃回数は1回のみとなります。
《天地織奏》については、近接攻撃と魔法で対象を異にできます。
 この秘伝を宣言すると、MPを「15」点消費すると共にPPを「1」点消費します。
 この秘伝の宣言時には、魔法の行使などにおける移動方法の制限を受けません。
天地織奏(てんちしきそう)》 必要名誉点:60
基礎特技 前提 術者限定シャルロット
概要シャルロットにとっての〈ファランダレス〉の真の力の解放する
効果  この秘伝は、単独で宣言する事はできません。習得した上で、特定の条件を満たした時にのみ発動が可能です。
 この秘伝が発動した時には、装備者は《マルチアクション》と《魔力撃》の効果を同時に得ます。ペナルティ修正も通常通りに生じます。
※《天地織奏》は通常の秘伝扱いです。

ヤンファ・シャンリーク専用

真・人狼哮(しん・じんろうこう)》 必要名誉点:100
基礎特技《必殺攻撃》 前提《マルチアクション》
《瞬刃》
術者・
装備限定
ヤンファ
2Hの近接武器
概要境地へと辿り着いた《刃狼》の真の刃
効果  この秘伝を宣言した攻撃では、追加ダメージに「+武器の威力の結果」点の修正を得ます。
 この追加ダメージの算出時、クリティカル値は「武器固有の数値-1」として扱います。
 また、この追加ダメージの算出においても、武器の特殊能力は全て有効です。
 加えて、近接攻撃のクリティカル値は-1されます。
 追加威力の決定で自動失敗をしても、攻撃自体が失敗したとは扱われません。
 この秘伝を宣言すると、回避力判定に-2のペナルティ修正を受け、またPPを「1」点消費します。

エリカ・ケイ専用

その奏で、絶える事なく(エバーラスティング・フェイト)》 必要名誉点:100
基礎特技《魔法拡大/数》 前提《魔法拡大/時間》《我らが舞は唯一人の為に》 術者限定エリカ
概要絶える事なく続く、紡がれた絆の奏で
効果  この秘伝を宣言して、「対象:1体」の直接HPを回復させる効果を持つ妖精魔法を行使する時、対象のHPを最大値まで回復させます。
 この時、対象の武器に特定の属性と、それに対応した効果を付与することが出来ます。
 付与する属性と効果は、対象ごとに選択できます。
 それぞれの属性の効果については、下の表を参照してください。
 この効果は、30秒(3ラウンド)の間持続します。
 また、この秘伝は《魔法拡大/数》の効果も併せ持ちます。
 この秘伝を宣言すると、魔法そのもののMP消費とは別にMPを「20」点消費し、またPPを「1」点消費します。
 このMPは、戦闘特技などの効果で軽減可能です。
防護点+5
水・氷戦闘特技の宣言によるペナルティ半減
近接攻撃、射撃攻撃による与物理ダメージ+5
命中力、回避力判定+1
被魔法ダメージ-5
近接攻撃命中時、合算ダメージの10分の1(端数切り上げ)だけHP回復
純エネルギー近接攻撃時、攻撃した対象が複数の部位を持つ魔物の場合、すべての部位に「2d」点の軽減不可能の純エネルギー属性の魔法ダメージ

ソルティア専用

日輪天球閃(シェメシュ・セフィラ)》 必要名誉点:100
基礎特技《魔力撃》 前提《マルチアクション》
《剛魔撃》
術者限定ソルティア
概要闇夜に差す生命の星の光
効果  この秘伝を宣言すると、一度の主動作において魔法を3回、近接攻撃を1回行う事が出来ます。また、その時魔力が+2されます。
 魔法は、直接ダメージを与える魔法以外は行使できません。対象の抵抗を突破した場合、10秒(1ラウンド)の間、1回ごとに対象の回避力、生命・精神抵抗力判定に-1のペナルティ修正を与えます。
 このペナルティ修正は重複します。
 また、MPはすべての魔法について消費が必要です。
 加えて、近接攻撃の追加ダメージは、「+魔力」点されます。
 この秘伝を使用すると、生命・精神抵抗力判定に-3のペナルティ修正を受け、PPを「1」点消費します。

アラン・ディーリアス専用

神聖なる福音(セイクリッド・ゴスペル)》 必要名誉点:100
基礎特技《マルチアクション》 前提《魔法拡大/数》《聖戦士の誓い》 術者限定アラン
概要真なる禊ぎの福音を響き渡らせる
効果  この秘伝の宣言者は、主動作において、半径30m以内に存在する任意の対象全てのHPを「20」点、MPを「10」点回復させ、命中力、回避力、生命・精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を与え、その発生させるダメージをすべて+7点します。
 また、この時その全てのダメージを神性属性として扱う事が可能です。
 宣言者はこの効果の対象となる事は出来ず、生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受け、またPPを「1」点消費します。

フェリシア・エアハート専用

《エクステンド・レイン》 必要名誉点:100
基礎特技《マルチアクション》 前提《二刀流》
《デュアルアクション》
術者限定フェリシア
概要主に仇なす者たちを罰する裁きの弾雨を降らせる
効果  この秘伝を宣言した手番での宣言者の射撃攻撃は、すべて自動的に回避されます。
 ただし、宣言者の次の手番の終了時にその対象に対して、回避された攻撃と同質の攻撃を、「回避された回数」×2回だけ行えます。
 この時、命中力判定は必要とせず、自動的に命中した扱いとなり、まだクリティカル値が-1されます。
 この能力を使用すると、宣言者は回避力判定に-2のペナルティ修正を受け、PPを「1」点消費します。

ルナティア専用

十六夜封陣(いざよいふうじん)》 必要名誉点:100
基礎特技《薙ぎ払い》 前提《マルチアクション》《紫月光》 術者限定ルナティア
概要惑いながらも暗き道を照らし出す月の光
効果  この秘伝を宣言した手番では、宣言者は一度の主動作で2回近接攻撃を行う事が出来ます。
 その際、命中力に-2のペナルティ修正を受けます。
 この攻撃が命中した対象は、その瞬間から10秒(1ラウンド)の間、回避力、生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受け、防護点が-8されます。この効果は重複します。
 この能力を使用すると、使用者はPPを「1」点消費します。