ＧＭ

着陸した飛空船から出た君たちを待っていたのは、武具を手にした数多の《虚人》と神使たちだった。

ＧＭ

以前の虚ろな蛮族たちとは違い、明確に君たちを妨害する意志を持っているらしい。

ソルティア

「これまた数の多い……こちらも早めに事を済ませないといけませんね」

#アイゼル

「これだけ居るのなら、久しぶりに本気を出しても良さそうね」　ざ、とアイゼルが臆することなく一歩を踏み出す。

ヤンファ

「オイオイ、此処で終わりじゃァないんだから弾丸使い過ぎんなよォ？」

#アイゼル

「そんなヘマはしないわ」

#ラーエル

「あの天使みたいなのはともかく、他の人たちは気絶させるだけにしないとね」　アイゼルに続いて、ラーエルも戦闘態勢に入る。

#ザガート

「搦め手を使った戦いならば、私の得意とするところだ。任せておきたまえ」　二人の後ろで、ザガートは静かに詠唱を始める。

#ユリウス

「君たちの道は私たちが責任を持って切り開く。中継塔の機能停止は頼む」　君たち五人を見据えて、ユリウスが言う。

エリカ

「……お願いします」

シャルロット

「お願いします！」

#アラン

「じゃ、あんま待たせないように行くとしようぜ」

ソルティア

「えぇ。それでは、ここはお願いします！」

ヤンファ

「ユリウスも張り切り過ぎないようになァ」

シャルロット

「そうですよ、私と戦ったときのようなまねはいけませんからね！」

#ユリウス

「我が国の民を護る戦いだ。それは無理な注文というものだ――な！」　言って、襲いかかる兵士たちを牽制し、次々に昏倒させていく。

ＧＭ

それを皮切りに、四人は《虚人》との戦闘を開始する。

ヤンファ

「……くくっ」　その様子見て思わず笑ってしまう。馬鹿にしたわけではなく、その様相に勇ましさを感じたからだ

シャルロット

「全く……さあ、ユリウスが張り切りすぎで倒れる前に終わらせます！」

ヤンファ

「あァ……大事なお仕事だぜ」

ソルティア

「了解です、隊長」

ＧＭ

次々に魔術や銃撃で無力化されていく虚人に、切り開かれていく道。

ＧＭ

君たちはその道を脇目もふらず駆けて行く。

ＧＭ

後方からは絶え間なく戦いの音が聞こえて来るが、振り返る意味など無い。

ＧＭ

音が続いているということは、まだ彼らは戦っているということなのだから。

ＧＭ

険しい山道をしばらく走った先で、君たちは高く聳える塔の前まで辿り着く。

ＧＭ

灰色の壁の、何の装飾もない無骨な建造物。その外観は、この空虚な世界に相応しいと言えるだろう。

ＧＭ

入り口には両開きの大きな扉があり、君たちを阻む者はもう居ない。

#アラン

「到着、だな」

エリカ

「……」　見上げ、息を呑む。

ソルティア

「……この扉を開けて、中の装置を無力化する」

#アラン

「ああ。それが状況を打破する一歩になるはずだ」

ヤンファ

「っつっても、こっからが手間かもなァ」

#アラン

「……だな。この塔にゃ、あの騎士が居るだろう」

シャルロット

「大変かもしれませんが、やらねばなりません」

ソルティア

「……まずは第一歩、と言う事ですね」

#アラン

「今更覚悟を聞く意味もないだろう。頼むぜ、隊長」　エリカを一瞥してから、シャルロットに言う。

シャルロット

「ええ」　こくり、とうなずいて

エリカ

「……行きましょう」

ヤンファ

「あァ」

シャルロット

「エリカさんが最初に行きましょう、っていうなんて……」　嬉しそうに笑って、ヤンファに前を譲ろう

エリカ

「……なによ」　文句あるの、と。

シャルロット

「いえ。文句どころか」　さあいこう、と背中を押す

ソルティア

「…………」　エリカを見て、小さく頷き。

ヤンファ

「……」　俺もシャルと同じことを言おうと思った。少し頬をほころばせそうになりつつ、扉に手を掛ける

ＧＭ

重々しい音と共に開け放たれた扉の先には、上下に長い空間が広がっていた。

ＧＭ

中継塔とはいえ、その内装は公国のものとは大きく違う。

ＧＭ

このような場所に観光に来る者は居ない。ただ、中継塔としての役割のみを果たせればそれで良い。

ＧＭ

それ故か、作りはこの上なく単純だった

ＧＭ

君たちが踏み込んだ場所からは、壁に沿って螺旋を描くように高く高く階段が伸びている。

ＧＭ

螺旋の直径は次第に短くなっていき、その終着点に天井が見えた。

ヤンファ

「………」　上を見上げる。結構登るのも手間だな。

#アラン

「コイツは下手な登山より足腰使いそうだなァ」

ヤンファ

「飛べる魔法で、なんて思ったがそうもいかないかねェ」

ソルティア

「フライトの呪文はまだ使えませんからねぇ」

シャルロット

「このぐらいはいい運動でしょう」

エリカ

「使えても、かえって消耗が大きくなりかねないですよ」

#アラン

「なら、競争と行くか」　その場で軽く足を解して。

ヤンファ

「後続がついてこれるようにしろよォ？」　それに習い

エリカ

「そういうことをしに来たんじゃないんですけど……」

ソルティア

「競争に夢中にならないでくださいよ？」　はは、と笑い

#アラン

「付いて来れねえようなら背負ってってやるさ」　ソルティアは無理だがな。

#アラン

「じゃ、行こうぜ」　そう言って先頭を行こう。

ヤンファ

「へいへい」　若干フライングして走り出してた

#アラン

「あ、野郎……！」

ＧＭ

そうして、一行は長い長い螺旋階段を上り始める。

ＧＭ

外のように妨害はないものの、上っても上っても天井が近付いて来ないように感じられるほどだ。

ＧＭ

それでも、一歩ごとに着実に近づいているのもまた事実。

ＧＭ

君たちは互いに声を掛け合いながら、塔を駆け上がっていく。

シャルロット

「……中継塔って、高いんですねぇ……昇降機、つければいいのに」　うんざり顔で

エリカ

「……人が登ることなんて、考えて、ないんでしょ」　はーふー。

#アラン

「あー……いや、公都とかのなら……付いてんだろ……」　ぜえはあ。

ソルティア

「そうでないと、メンテナンスも大変ですからね」　割と平気な顔で登る。

シャルロット

「それはいいことききました……次は楽です」

エリカ

「……動いてれば、いいけど」

ヤンファ

「……やべえ、最初飛ばし過ぎた」　しんどいわ

ソルティア

「マラソンはペースを維持するのが大事ですよ？」　ははは

ヤンファ

「どんなマラソンだよ……」　下を見下ろす。マラソンってレベルの階段じゃねえぞ

#アラン

「はァ……ま、ようやく到着だな」　見上げた先には、螺旋階段の終着点と、その先に一枚の扉。

エリカ

「……あそこに」　いる、のか。

シャルロット

「……」　ようやく来た。一つ目の壁だ

#アラン

「――さて」　疲れた表情を一瞬で振り払い、気を引き締める。

ソルティア

「……この先に、いるんでしょうね」

シャルロット

「さあ、準備はいいですね？」　装備も、心も

#アラン

「あったりまえだ」

ソルティア

「勿論です」

エリカ

「……今更、良くないなんて、言わないわよ」

ヤンファ

「………」　目を伏せ、ふう、と一息　　「オーケィ、一つ目の清算だ。しっかりやろうぜ」

シャルロット

「……では」　ヤンファに目配せ。

ヤンファ

その視線に頷くと、扉を押す

#アラン

ギィィィィ――――と、強く軋みながら扉が開く。

ＧＭ

その先には、以前見た事のある部屋がある。

ＧＭ

アレクサンドリアの封印が解放された際、彼女によって映しだされた光景のひとつにあった、中継塔の最上階。

ＧＭ

無数の魔動機が壁に備え付けられており、その全てが《虚音》を響かせる為に稼働している。

ＧＭ

そして、その部屋の中心には黒き全身鎧を身に纏った男の姿があった。

#ディ＝ペナテス

「…………」　彼は言葉を発さず、静かに君たちの方を向く。

ソルティア

「黒騎士ディペナテス……いえ」　首を横に振り

シャルロット

「……」　剣を構え、油断無く距離を測る

ヤンファ

「――………」　表情も、感情も、何もかも解らない。警戒は解かず、刀の柄頭に手を掛けたまま一歩ずつ進む

エリカ

「……お父、さん」

ヤンファ

エリカが口を開くと、彼女がしっかり対面出来るように道を開け

#ディ＝ペナテス

「――……」　エリカの言葉に僅かに顔を動かすが。　「否、私はこの塔の守護者であり、女神の守護者だ」

エリカ

「―――、っ」　斬って捨てるような言葉に、一瞬、言葉に詰まる、が。　「……何、言ってるのよ。お父さんなんでしょう。私と、モニカのお父さん――アロイス・ケイなんでしょう！？」

#ディ＝ペナテス

「それはもう、過去の事だ。私の中に、そんな記憶は残っていない」

#ディ＝ペナテス

「――今はただ、お前たちを排除する為に此処に立つ《虚音》の使徒に他ならん」

エリカ

「……何よ、それ」　声音は震えている。　「娘のことも、自分の名前も、忘れちゃったって言うの！？」

#ディ＝ペナテス

「私は、女神からそのような役割を与えられた。そのような絆など、私は持ち得ない」

#ディ＝ペナテス

「故に、お前との問答は無意味だ。我らの間に在るのは、ただ刃のみであるのが相応しい」

エリカ

「……女神女神って！　お父さんが守るはずだったの、そんなんじゃないでしょう！」

#ディ＝ペナテス

「お前の言葉は、私には届かない。今の私はそれに応える術を持っていない」　声音は一切変わらず、騎士は静かに大剣を構える。

エリカ

「っ……届かない、なんて、そこにいる癖に、そんな屁理屈、知らないわよ！」

シャルロット

「……届かないなら、届くところまで引っ張り上げるだけです」　エリカを優しく手で制して、前に出る

ヤンファ

「今の私は、術を持たない……つまり、だ」　同じく前に立ち

ソルティア

「まずは、声が届くところまで手繰り寄せる必要がある……」　ゆっくりと剣を抜きながら。

#アラン

「そういうこったなァ」　肩に剣を担いで、前に出る。

エリカ

「……皆」

#ディ＝ペナテス

「それでいい。我らの間に言葉は不要」

#ディ＝ペナテス

「――来るが良い、“異端者”たちよ」

エリカ

「……お願い。力を貸して」

#アラン

「頼まれるまでもねェ」

ソルティア

「……当然です」　抜き放った剣の先を黒騎士に向けて。

ヤンファ

「エリカの声、届けられるようにしてやる……――行くぜ」　静かに構えた

シャルロット

「いきましょう、エリカさん。――さあ」　振り向き、笑みだけ見せると黒騎士へと向かい合う

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【神族】

16“黒き騎士”ディ＝ペナテス

知能:人間並み　知覚:五感　反応:中立
言語:交易共通語、ザルツ地方語、エイギア地方語、魔法文明語、妖精語　生息地:-
知名度／弱点値:18／24　弱点:後述
先制値:22　移動速度:25
生命抵抗力:21(28)　精神抵抗力:21(28)

攻撃方法	命中力	打撃点	回避力	防護点	ＨＰ	ＭＰ
大剣	21(28)	2d+24	19(26)	24	420	140

特殊能力

○深淵の使徒
　ＰＰを「３」点所持しています。

○毒・病気無効

○精神効果無効

○２回行動

○複数宣言＝２回

▽兜割り
　このキャラクターに対する妖精魔法で、あるいはこのキャラクターを対象にした妖精魔法で一度でも精神抵抗力判定を上回る達成値を出した後に、なんらかの攻撃によってクリティカルが発生した場合は、兜が割れ、以後このキャラクターの命中力が＋１、打撃点が＋２、防護点が－４されます。

◯《虚人》
　この魔物には【コンヴィクション・◯◯】が有効です。

○《虚音》の使徒
　この魔物は、【コンヴィクション・○○】の効果を受けているキャラクターからでなければ一切のダメージを受けません。
　また、魔物知識判定において、弱点が判明した時は、【コンヴィクション・ウェポン】の影響を受けている対象から与えられるダメージが＋２点されます。

○第二の結び目
　妖精魔法に対する精神抵抗力判定に－２のペナルティ修正を受けます。
　また、〈ノドゥス・セクンドゥス〉の所持者はこのキャラクターから受けるあらゆる効果に対しての生命・精神抵抗力判定に＋２のボーナス修正を受けます。

○☑〆魔法適性
　戦闘特技《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大／数・範囲》《鷹の目》《マルチアクション》《ワードブレイク》を習得しています。

☑薙ぎ払い

〆修羅地断撃／発動時の命中力基準値＋７／回避力／消滅
　同じ乱戦エリアに存在する任意の対象に、打撃点に「（最大ＨＰ－現在ＨＰ）／１０」点を加えた攻撃を行います。
　この能力を使用すると、ＰＰを「１」点消費します。また、この能力は一度の手番に一度しか使用できず、連続した手番にも使用できません。　

〆神聖魔法（虚ろの女神）、妖精魔法１４レベル／魔力１９（２６）

〆涙の日ラクリモサ／２８／生命抵抗力／消滅
　自身を侵蝕する《虚音》の力を解放し、半径３０ｍ以内に存在する《虚人》以外のすべてのキャラクターに回避力判定に－２のペナルティ修正を与え、防護点を－１０させます。防護点は「０」を下回る事はありません。この効果は重複しません。
　この効果は３０秒（３ラウンド）持続します。また、使用時にＰＰを「１」点消費します。

戦利品

解説

　竜槍山脈に建設された中継塔《ドラゴンズジャベリン》を守護する全身を黒き鎧で覆った騎士です。《虚音》の影響を非常に強く受けており、人とは思えぬ力を振るいます。

《蒼き北伐》以後、ユリウス・クラウゼとベアトリス・エインズレイの側近として、彼らを守護する立場にありましたが、その出自は一切不明であり、本人も言葉を多く語らない為に彼の事を知る者は皆無でした。
　彼の正体を確かめるには、その兜を砕く他無いでしょう。

▼1R／表

エリカ

「言葉は不要とか言うけど……意地でも話、聞いて貰うからね……！」

☆	【パラライズミスト：Ａ】 ⇒ ディ＝ペナテス
⇔	1m後退

#ディ＝ペナテス

「…………」　微かにその動きが鈍る。

エリカ

☆	【スフィンクスノレッジ】
☑	《魔法拡大／数》
〆	【バーチャルタフネス】（魔晶石使用） ⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン（一括） 2D6 → 1 + 4 + (16+1+2) = 24

#アラン

「サンキュウ！」

ソルティア

「ありがと！」

シャルロット

☆	【コンヴィクション・ウェポン】（魔晶石使用） 　⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン

シャルロット

「ソルティアさん直伝！」　「深、第二階位の強双付、タフパワー！」

シャルロット

「力を！」

☑	《魔法拡大／数》
〆	【タフパワー】 ⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン 4 + 4 + (7) = 15

#アラン

「万全だ」

ヤンファ

「オーケィ、この分やらせてもらうぜェ……！」

⇔	10m前進
☆	【キャッツアイ】【ガゼルフット】【ビートルスキン】【アンチボディ】 【デーモンフィンガー】【ケンタウロスレッグ】（魔晶石使用） 【クリティカルレイ：Ａ】
☑	《閃電二撃ち》

#ディ＝ペナテス

「――来い、《刃狼》」

ヤンファ

「さァて、まずは一太刀――受けてみやがれ！」　正面から相手の後ろへ抜けるように斬る

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 4 + 1 + (18+3+1-2) = 25 命中！ 0 = 0 (1 + 1 = 2 ファンブル...) 威力 : 40

#ディ＝ペナテス

「その程度の太刀では、我が鎧を貫く事は叶わんぞ」

ヤンファ

「――ッ！？」　後ろへ抜けるつもりが、そのまま剣で抑え込まれ、弾き返される

ヤンファ

「ちィ……！」

〆	【ブレス：敏捷】（魔晶石使用） ⇒ 自身 2D6 → 6 + 2 + (8) = 16

ソルティア

⇔	10m前進、乱戦入り
☆	【キャッツアイ】【ビートルスキン】【ストロングブラッド】【デーモンフィンガー】【スフィンクスノレッジ】 「燃ゆる刀身」［異貌］
☑	《閃電二撃ち》

#ディ＝ペナテス

「――……」　ヤンファを弾き返した後、静かにソルを迎え撃つ。

ソルティア

「ワンパターンですが……まぁいいでしょう」

〆	【ブレード・ネット】 ⇒ ディ＝ペナテス（精神抵抗力28） 2D6 → 2 + 6 + (14+1+2-2) = 23 短縮

ソルティア

「シッ！」　そのまま２Ｈのディ・ゾンネで攻撃だ。

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテスディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 6 + 5 + (16+1+1+2) = 31 命中！ 32 = 6 (2 + 2 = 4) + 【19+2+2+2+1】 威力 : 50

#ディ＝ペナテス

ソルティアの一撃も、僅かに鎧に傷をつけるだけに留まる。

ソルティア

「頑丈な鎧ですね、羨ましい事……！」

シャルロット

「なんて護り……」

ヤンファ

「構えも隙がありゃしねェ……伊達にやってねェな」

#アラン

「泣き言ばっか言ってる訳にゃ行かねえぞ」

⇔	10m前進、乱戦入り
☆	【キャッツアイ】【ガゼルフット】【ストロングブラッド】【デーモンフィンガー】
☑	《閃電二撃ち》

#アラン

「受け取れ、ヤンファ」

〆	【ホーリー・ブレッシング】（魔晶石使用） ⇒ ヤンファ 2D6 → 3 + 5 + (12+2) = 22

ヤンファ

「身分割れてから遠慮なくなったなァ。助かるぜ」

#アラン

「そりゃァな」

#アラン

両手持ちで攻撃。

#アラン

「――っらァ！」

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 2 + 2 + (18+1+1+2-2) = 24+2 命中！ （指輪破壊） 32 = 8 (3 + 2 = 5) + 【20+2+2】 威力 : 50

#アラン

「おら、気張れよソルティア」

▽	《ファストアクション》
〆	【ホーリー・ブレッシング】（魔晶石使用） ⇒ ヤンファ 2D6 → 6 + 2 + (12+2) = 22

ソルティア

「助かります、アランさん」

#アラン

「何度もやりゃ、蓄積はするだ――ろッ！」　二撃目を騎士に放つ。

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 5 + 5 + (18+1+1+2-2) = 30 命中！ 34 = 10 (3 + 3 = 6) + 【20+2+2】 威力 : 50

#ディ＝ペナテス

「…………」

▼1R／裏

シャルロット

「――っ」　来るか

ヤンファ

「――……」　刀を水平に構え、出方を伺う

#ディ＝ペナテス

マルチアクション、薙ぎ払い宣言。

☑	「マルチアクション」「薙ぎ払い」
〆	【ジャッジメント・ウェポン】 ⇒ 自身

#ディ＝ペナテス

「……」　ヴ――と剣に虚音の力が宿る。

#ディ＝ペナテス

そのまま薙ぎ払おう〆近接攻撃（命中力28+1-2） ⇒ ヤンファ、ソルティア、アラン

ヤンファ

「――ッ」　咄嗟に身を後ろへ一歩 回避2D6 → 3 + 6 + (18+3+1) = 31

ソルティア

回避2D6 → 4 + 3 + (12) = 19

#アラン

回避2D6 → 3 + 1 + (21+1) = 26

#ディ＝ペナテス

ダメージ	アラン 2D6 → 1 + 5 + (24+3) = 33 ソルティア 2D6 → 5 + 6 + (24+3) = 38

#アラン

「……っちぃ」

ソルティア

「守りが剥げましたか……！」　ダメージは０です

ヤンファ

「……ヒュゥ」　掠った頬から流れる血を舐めずり

#ディ＝ペナテス

「――判決の剣を」〆【ディサイド・セイバー】（達成値26） ⇒ ヤンファ、ソルティア、アラン、シャルロット

ヤンファ

精神抵抗2D6 → 1 + 3 + (13+2) = 19 失敗...

#アラン

精神抵抗2D6 → 6 + 1 + (15+2) = 24 失敗...

ソルティア

精神抵抗2D6 → 5 + 1 + (18+2) = 26 成功！

シャルロット

精神抵抗2D6 → 1 + 4 + (16+2) = 23 失敗...

#ディ＝ペナテス

ダメージ	ヤンファ 38 = 10 (6 + 6 = 12 クリティカル!) + 9 (3 + 6 = 9) + 【19】 威力 : 30 アラン 27 = 8 (4 + 4 = 8) + 【19】 威力 : 30 ソルティア 15 = [29 = 10 (6 + 4 = 10) + 【19】] / 2 威力 : 30 シャルロット 27 = 8 (2 + 6 = 8) + 【19】 威力 : 30

ソルティア

▽【レデュース・マジック】の効果でMPが回復

#ディ＝ペナテス

「…………」　ザン、と音を残しながら剣を薙ぎ払う。〆近接攻撃（命中力28+1-2） ⇒ ヤンファ、ソルティア、アラン

ソルティア

「まだきますか……！」 回避2D6 → 2 + 2 + (12) = 16

#ディ＝ペナテス

ダメージ2D6 → 5 + 5 + (24+3) = 37

#アラン

回避2D6 → 2 + 5 + (21+1) = 29

ヤンファ

回避2D6 → 6 + 4 + (18+3+1) = 32

ヤンファ

「――……ッつあ……！」　パン、と白き護りが剥がれる衝撃に仰け反り。その勢いでバック転して避ける

ソルティア

「ッ、効きますね……！」

ソルティア

▽	【ブレード・ネット】継続ダメージ ⇒ ディ＝ペナテス 20 = 0 (3 + 2 = 5) + 【14+1+2-2+2+1+2】 威力 : 0

▼2R／表

#アラン

「はッ……伊達にごっつい鎧着込んでねェなァ」

ヤンファ

「……これは」　割と洒落にならえな

エリカ

「皆……っ」

ヤンファ

「エリカ、うろたえるな！」

#アラン

「約束してんだしなァ、この程度でへこたれてられねェよ」

ソルティア

「まだまだ余裕ですよ！」

シャルロット

「そうですよ。この程度で負ける私たちではありません！」

ヤンファ

「お前が、エリカが此処までやってきた道だ……俺らで切り開いてやろうじゃァねえか！」　グッと柄を強く握り

ソルティア

「エリカちゃんも覚悟を決めたんです、ならここで道を開かなきゃ嘘でしょう！」

エリカ

「―――」　ぐ、と。ペンダント握り。

シャルロット

☆	【コンヴィクション・シールド】（魔晶石使用） 　⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン

シャルロット

「……ッ、騎士ザイアよ！」

☆	【スフィンクスノレッジ】
☑	《魔法拡大／数》
〆	【キュア・ハート】（魔晶石使用） ⇒ ヤンファ、ソルティア、アラン、シャルロット（一括） 2D6 → 1 + 4 + (13+2) = 20 ヤンファ 22 = 6 (4 + 2 = 6) + 【13+2+1】 威力 : 30 ソルティア 34 = 10 (4 + 6 = 10 クリティカル!) + 8 (2 + 6 = 8) + 【13+2+1】 威力 : 30 アラン 23 = 7 (2 + 5 = 7) + 【13+2+1】 威力 : 30 シャルロット 18 = 2 (1 + 2 = 3) + 【13+2+1】 威力 : 30

#アラン

「上等ォ！」

ソルティア

「ほぼ全快ですね……助かります」

シャルロット

「――ふ、ぅ……」　輝きを喪った魔晶石をうちすてながら、普段の二倍も重い負担に汗を流す

エリカ

「―――」　一呼吸して。　「……言っとくけど、お父さんだからって遠慮しないからね……！」

#ディ＝ペナテス

「何度言えば理解する。私はお前の父では無い、と」

エリカ

「忘れたなんて、言わせない……！」

エリカ

「皆……！　私に、魔力を―――！」　片手を掲げ。

#アラン

「――任せとけ、ありったけを送ってやるよ！」

ソルティア

「うん！」　魔力をエリカに向けて。

ヤンファ

「おォよ！」　〈ヴァイケリオン〉を掲げ　「剣神よ、彼の者に総てを取り戻す刃の輝きを――！」

シャルロット

「――、頼みますよ、皆さん！」

#ディ＝ペナテス

「…………」　膨大な魔力の波動に対して剣を構え。

エリカ

☑《饗宴の四重奏》：ヤンファ、ソルティア、アランが参加

エリカ

「何年も、ずっと放ったらかしにして……っ、ネグレクトも大概にしなさいよ……！　この、馬鹿親父――！」

☆	【パラライズミスト：Ａ】 ⇒ ディ＝ペナテス 【スフィンクスノレッジ】
〆	【カオスショット】×4 ⇒ ディ＝ペナテス（精神抵抗力28-2）

エリカ

妖精たちが乱舞し、一斉に騎士を穿つ。

〆	2D6 → 5 + 3 + (16+1+1+2-1) = 27 抵抗突破！ 24 = 4 (3 + 3 = 6) + 【16+2+2】 威力 : 20 2D6 → 6 + 3 + (16+1+1+2-2) = 27 抵抗突破！ 25 = 5 (4 + 3 = 7) + 【16+2+2】 威力 : 20 2D6 → 2 + 3 + (16+1+1+2-3) = 22 半減 運命変転！ 2D6 → 5 + 4 + (16+1+1+2-3) = 27+1 抵抗突破！ 23 = 3 (4 + 1 = 5) + 【16+2+2】 威力 : 20 2D6 → 1 + 4 + (16+1+1+2-4) = 21 半減 13 = [22 = 4 (2 + 4 = 6) + 【16+2】] / 2 + 【2】 威力 : 20

#ディ＝ペナテス

「ぐ…………」　

#ディ＝ペナテス

彼の身体がよろけたのは、単純にダメージによるものか、それとも――

ソルティア

「よし……！」

#アラン

「後は俺らの役目だ、なァ！」　男性陣に。

ソルティア

「えぇ、やりましょう！」

ヤンファ

☆	【デーモンフィンガー】【ケンタウロスレッグ】 【クリティカルレイ：Ａ】

ヤンファ

「――懐開いてるぜェ！」　死角に潜り。　「――らァッ！！」　そこから斬り上げ、兜に太刀を叩き込む。

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 3 + 6 + (18+3+1) = 31 命中！ 38 = 11 (1 + 6 = 7 > 9 クリティカル!) + 4 (1 + 2 = 3) + 【19+2+2】 威力 : 40 > 50

#ディ＝ペナテス

「――…………」　みし、と亀裂の入る音。

#ディ＝ペナテス

ヤンファのダメ押しで、その亀裂は瞬く間に広がって行く。

ソルティア

「兜が……ッ」

#ディ＝ペナテス

――ばき、と小気味よい音を立て、ついにその兜が粉々に崩壊する。

ヤンファ

「……――」　間合いを取りなおし、構えを解かぬままその面を拝む

#ディ＝ペナテス

「………………」　砕けた兜の中から現れたのは、壮年の男性の顔。

#ディ＝ペナテス

長い間会っていなかった彼の顔は、顔色が優れないようにも見えるが、見間違えるはずがない。

#ディ＝ペナテス

中から現れた人物の顔は、エリカとモニカの実父、アロイス・ケイのそれに相違なかった。

エリカ

「―――」　息を呑む。

シャルロット

「……」　エリカの顔を盗み見て、予想通りなのだということを理解する

ソルティア

「……エリカちゃん」　間違いないよね、と言う意味合いを込めて。

エリカ

「っ……やっぱり、お父さんじゃない……」　何が違うものか。

#アラン

「……なら、尚更気合入れてかねェとなァ」

#ディ＝ペナテス

「……我が兜を砕いたのは、見事と言っておこう」

#ディ＝ペナテス

その口から紡がれる言葉に、エリカは違和感を覚えるだろう。記憶にある父の声とはよく似ているのに、その口調や態度はまったく別人のようだ。

ヤンファ

「……はッ、そいつはどうも」

エリカ

「……」　違和感。モニカとは違う。ずっと虚音に侵されていたから……？

ソルティア

「……兜を砕いて終わりではありませんよ！」

ソルティア

「セッ！」　両手で大きく剣を振って攻撃！

☆	「燃ゆる刀身」【デーモンフィンガー】
〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 6 + 5 + (16+1+1+2) = 31 命中！ 32 = 6 (1 + 3 = 4) + 【19+2+2+2+1】 威力 : 50
☆	【ブリンク】（魔晶石使用）

#アラン

「続くぜェ」

#アラン

「おら、よッ！」

☆	【デーモンフィンガー】
〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 4 + 4 + (18+1+1+2) = 30 命中！ 34 = 10 (1 + 6 = 7) + 【20+2+2】 威力 : 50
☆	【エナジー・サプライ】

▼2R／裏

#ディ＝ペナテス

「――兜を砕いただけで勝ったとは思わぬことだ」

ヤンファ

「――ッ」　ビリビリ、と黒騎士から衝撃を感じる

#ディ＝ペナテス

「オォォォォッ！」　強く地面に剣を叩きつけ、黒い雷をあたり一面に走らせる。

〆	「涙の日(ラクリモサ)」（達成値28）

ソルティア

「《虚音》……！」 抵抗2D6 → 1 + 5 + (16+2) = 24 失敗

ヤンファ

抵抗	2D6 → 2 + 4 + (16+2) = 24 失敗 運命変転！ 2D6 → 5 + 3 + (16+2) = 26+1+1 成功！ （インスタント・バースト）

#アラン

抵抗2D6 → 5 + 4 + (16+2) = 27+1 成功！ （インスタント・バースト）

シャルロット

抵抗2D6 → 3 + 5 + (15+2) = 25 失敗

エリカ

抵抗2D6 → 6 + 6 + (17+1+2+2) = 34 自動成功！

シャルロット

「ック……！」

#アラン

「舐めんじゃねェぞッ！」

#アラン

「アンタの娘はこんなトコにまで必死こいてやってきたってのに、当のアンタが素知らぬ顔なんざ、認めねェぞ！」

ヤンファ

「そういうこった……――ッ！」　アビスを輝かせ、その力に抗った

#ディ＝ペナテス

「…………」

ソルティア

「はっ、いい気合ですねッ……これは負けてられません！」　つっても抵抗は失敗したがな！

エリカ

「ッ……、知らない、忘れたで済ませられたら、困るのよ……！」

#ディ＝ペナテス

☑	「マルチアクション」「薙ぎ払い」
〆	近接攻撃（命中力28+1+1-2） ⇒ ヤンファ、ソルティア、アラン

ヤンファ

「チッ、剣速が――ッ！」　さっきと違う！ 回避2D6 → 4 + 4 + (18+3+1) = 30 成功！

ソルティア

「スピードが更に上がりましたか……！」　幻影が切り裂かれた。回避【ブリンク】で自動的に成功

#アラン

回避2D6 → 2 + 1 + (21+1) = 25 失敗

#ディ＝ペナテス

ダメージ2D6 → 1 + 3 + (24+3+2) = 33

#アラン

「効かねえなァ！」

#ディ＝ペナテス

「――ならば」

#ディ＝ペナテス

そのまま剣を振りかざし

#ディ＝ペナテス

再び振り下ろし、地面から無数の間欠泉を発生させる。

#ディ＝ペナテス

〆【フレイムガイザー】（達成値26）

#ディ＝ペナテス

今から６ｍ以内は、手番の開始時に１ｄ６な。３以下なら精神抵抗。失敗するとダメージ。

ソルティア

「妖精魔法ッ……炎が！？」

#アラン

「ッ……下手に動けねえなこりゃ」

ヤンファ

「……ッ……」　ただの堅い騎士じゃないようだな

▼3R／表

ソルティア

「炎相手なら、僕が前に……！」

ヤンファ

「さァて、戦場が熱くなってきたんだ。ソルティア、俺らもやるとしようじゃァねえか」

ソルティア

「えぇ、ここで派手にやってやりましょう」

ヤンファ

「シャル！アラン！俺らに続けよ！」

ソルティア

「その守り、崩させてもらいます！」

シャルロット

「任せてください！」

#アラン

「了解だ！」

ヤンファ

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 1 = 1 2D6 → 5 + 5 + (13+2) = 25 抵抗失敗

#ディ＝ペナテス

ダメージ26 = 7 (3 + 4 = 7) + 【19】 威力 : 30

ソルティア

▽被【フレイムガイザー】 1D6 → 6 = 6 対象外

ヤンファ

「ッ……その火焔、刃として貰い受けるぞ」　炎に包まれながら

☆	【ケンタウロスレッグ】【デーモンフィンガー】 【パラライズミスト：Ａ】 ⇒ ディ＝ペナテス
☑	《刹風刃》

ソルティア

☆	【デーモンフィンガー】【ブリンク】 「燃ゆる刀身」
☑	《刹風刃》

#ディ＝ペナテス

轟――と吹き出す間欠泉と共に風が舞い上がる。

《刹風刃(せっぷうじん)》　必要名誉点：50
対応特技	《マルチアクション》 または《必殺攻撃》	前提	《マルチアクション》 または《必殺攻撃》	装備限定	近接武器
概要	相手の回避力、防護点を下げる攻撃を行う
効果	対応特技のどちらかを宣言する時、別のキャラクターひとりが宣言されなかった方の対応特技を宣言することで発動します。 　ＣＡ参加者の近接攻撃が命中した瞬間から１０秒（１ラウンド）の間、対象の回避力判定を－２、防護点を－１０します。この効果は重複します。 　ＣＡ参加者はすべて回避力判定に－２のペナルティ修正を受け、ＰＰを「１」点消費します。

ヤンファ

「“風”を起こす――お前の魔力で“旋風”にしてくれ。行くぞ！」

ソルティア

「はい！」

ヤンファ

「――行け！」　火焔を纏った刃から、風を放ち

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 5 + 6 + (18+3+1) = 33 命中！ 28 = 5 (3 + 1 = 4) + 【19+2+2】 威力 : 40

ソルティア

「マナよ！　渦巻いて、貫け！」　２Ｈの刺突で風を渦にして黒騎士を貫く！　「穿て！　――刹風刃！」

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2-2） 2D6 → 2 + 5 + (16+1+1+2) = 27 命中！ 38 = 12 (4 + 4 = 8) + 【19+2+2+2+1】 威力 : 50

ソルティア

逆巻く風が動きを鈍らせ、貫く嵐が鎧を穿つ！

#ディ＝ペナテス

「――が、ッ…………」　巻き起こった旋風が押し寄せ、次々に鎧を砕いて行く。

ヤンファ

「――今だッ！！」

ソルティア

「行ってください！」

#アラン

「任せとけってんだ！」

シャルロット

「――行きます！」　その旋風に乗るように、一陣の風となって表れる

シャルロット

⇔	10m前進、乱戦入り
☆	【キャッツアイ】【ビートルスキン】【ガゼルフット】 【ケンタウロスレッグ】【スフィンクスノレッジ】（魔晶石使用）
☑	《剛魔撃》：【ゴッド・フィスト】×2
〆

シャルロット

「はぁぁあああ！」　一発目、盾！

〆	近接攻撃（盾→剣） ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2-2-2） 2D6 → 2 + 2 + (17+1+1+1-1) = 23 命中！ 追加Ｄ決定：7 = 7 (4 + 3 = 7) 威力 : 30

シャルロット

〆	近接攻撃（盾→剣） ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2-2-2） 2D6 → 2 + 2 + (17+1+1+1-1) = 23 命中！ 追加Ｄ決定：7 = 7 (4 + 3 = 7) 威力 : 30 46 = 6 (4 + 3 = 7) + 【14+13+2+2+2+7】 威力 : 25

シャルロット

「我が剣、受けられますか！」　一閃！

〆	2D6 → 6 + 3 + (17+1+1+1-1) = 28 命中！ 追加Ｄ決定：10 = 10 (5 + 6 = 11) 威力 : 30 50 = 7 (1 + 6 = 7) + 【14+13+2+2+2+10】 威力 : 30

シャルロット

「ッハ！」　

#ディ＝ペナテス

「っぬ、お……ッ……！」

#ディ＝ペナテス

〈ファランダレス〉の攻撃を受け、その顔が初めて苦痛に歪む。

#アラン

「やっぱ、お前の剣は特別効くみてェだなァ！」

シャルロット

「お褒めいただき光栄ですよ！」

#アラン

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 4 = 4 対象外

#アラン

練技も必要ねえ。剣でぶっ飛ばす！

#アラン

「帰ってこいよ、オッサン……！」

☑	《マルチアクション》
〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2-2-2） 2D6 → 6 + 2 + (18+1+1) = 28 命中！ 34 = 10 (3 + 4 = 7) + 【20+2+2】 威力 : 50 【キュア・ハート】 ⇒ 自身 2D6 → 1 + 1 + (12+2) = 16 自動失敗...

#アラン

「……っと、調子乗り過ぎたか」

#アラン

「悪ィ、世話掛ける」

エリカ

「大丈夫です、すぐ治しますから……！」

ヤンファ

「調子乗ったら見放してくる神様なんて勘弁だなァ」

ソルティア

「愛の鞭って奴でしょう」

#アラン

「そーそ。そういうアレだよ」

エリカ

☆	【スフィンクスノレッジ】
☑	《宴は終わらず》3倍
〆	【リッチヒール】 ⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン 2D6×4 → 2 + 2 + (16+1+2) = 23, 2 + 6 + (16+1+2) = 27, 5 + 4 + (16+1+2) = 28, 3 + 3 + (16+1+2) = 25

#アラン

「助かるぜェ」

ソルティア

「ありがと！」

ヤンファ

「次を耐えれば……！」

ソルティア

「終わりが見えてきますね……！」

▼3R／裏

#ディ＝ペナテス

「…………ぐ……」　黒騎士は片手で額を抑えながら立ち上がる

#ディ＝ペナテス

「……私は、女神の、使徒だ」

シャルロット

「貴方は、断じて、そんな存在ではありません」

ヤンファ

「……まさか」　ドゥラージュと同じで、自我が戻りつつあるのか……！

エリカ

「……お父さん！」

#ディ＝ペナテス

「……家族の記憶など――私の中には……！」

ソルティア

「違う！　貴方は……！」

エリカ

「そうじゃない、そうじゃないでしょう……！」

#アラン

「目を覚ませ！　アンタの一番大事なモンは目の前にあんだろうがよ……！」

シャルロット

「声を聞きなさい、貴方を呼ぶ声を！」　剣を構え

#ディ＝ペナテス

「……グ……」

ヤンファ

「てめえが本当は何を護りたくて、剣を握ってたのか……思い出せッ！！」

ソルティア

「いるんですよ、ここに！　貴方の娘がッ！」

エリカ

「ねえ、お父さん……！　お父さんがいなくなって、みんな、皆悲しかったんだよ……！」

#ディ＝ペナテス

「……オォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！！」　物静かだった騎士の様子からは想像もつかないほどの苦痛を帯びた絶叫。

#ディ＝ペナテス

白と黒、真と虚ろが混ざり合う境界で叫び声をあげながら、騎士は剣を振り上げる。

#ディ＝ペナテス

「私の、護るべきものは……」

#ディ＝ペナテス

「……悲しい。……ああ……私は、誰かを、悲しませ――……っぐ、ヴ、ァ、ァアアアアアアアアアアアアアアアアッ！」　悲痛な叫びを上げ続けながら、塔ごと砕かんばかりの勢いで剣を振り下ろす。

#ディ＝ペナテス

〆「修羅地断撃」（達成値30）

ソルティア

回避【ブリンク】で自動的に成功

#アラン

「ッ……あと少し、後少しで届くはずだ……！」 回避2D6 → 5 + 5 + (21+1) = 32 成功！

シャルロット

回避2D6 → 2 + 4 + (17+1+2-1-1) = 24 失敗

ヤンファ

「く、コイツは……！！」 回避2D6 → 5 + 2 + (18+3+1-2) = 27+1 成功！ （インスタント・バースト＋指輪破壊）

ヤンファ

「駄目だ、【アビス】、もっかい力貸しやがれッ！」

#ディ＝ペナテス

地面が砕け、無数の瓦礫がシャルロットに襲いかかる。 ダメージ2D6 → 5 + 1 + (24+3+2+36) = 71

シャルロット

「―――ッ！」

#ディ＝ペナテス

「はぁッ……はぁ……」

ソルティア

「むちゃくちゃなッ……シャルロットさん！」

#アラン

「……無事か！」

シャルロット

「――まだまだ」　どろりと流れ落ちる血を乱暴に拭いながら、瓦礫を蹴り飛ばして立ち上がる

エリカ

「っ……」

#ディ＝ペナテス

「……オ、ォォォオオオオオオオオ……！」　まだだ。まだ彼の苦痛は終わらない。

#ディ＝ペナテス

《虚人》として信仰を維持する為に、彼は使徒の証を示す事を強制される。 〆【ディサイド・セイバー】（達成値26） ⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア、アラン

ヤンファ

「くッ……」　このままじゃシャルが危ない

エリカ

「シャルロット！」

#アラン

抵抗2D6 → 3 + 5 + (15+2) = 25 失敗

ソルティア

「まずいですかっ……」　自分ではなくシャルロットが、だ。 抵抗2D6 → 5 + 5 + (18+2) = 30 成功！

ヤンファ

抵抗2D6 → 4 + 5 + (13+2) = 24 失敗

シャルロット

抵抗2D6 → 5 + 5 + (16+2) = 28 失敗

#ディ＝ペナテス

ダメージ	アラン 0 = 0 (1 + 1 = 2 ファンブル...) 威力 : 30 ソルティア 13 = [26 = 7 (1 + 6 = 7) + 【19】] / 2 威力 : 30 ヤンファ 25 = 6 (3 + 3 = 6) + 【19】 威力 : 30 シャルロット 14 = [28 = 9 (5 + 4 = 9) + 【19】] / 2 威力 : 30

▼4R／表

エリカ

「っ、シャルロット、すぐに治すから……！」

シャルロット

「――いえ！」　エリカに静止の声をあげて

#アラン

「――必要はねェ」

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 2 = 2 2D6 → 3 + 3 + (16+2) = 24 抵抗失敗

#ディ＝ペナテス

ダメージ23 = 4 (2 + 3 = 5) + 【19】 威力 : 30

ヤンファ

「――エリカ、此処で一番効くのはお前の“声”だ」

#アラン

「ああ。届けてやれよ、お前の声(おもい)を」

エリカ

「っ――」　息を呑み。

ソルティア

「ここが一番のタイミング……いや、ここを外せばもう機会が無い！」

#アラン

「――道は、俺が開く」

エリカ

「…………わかった……！」　少し震えた声音で、頷き。

#アラン

「始祖神ライフォスよ、絆を紡ぐ者たちに加護を与えよ――！」　粉々に砕かれた地面に、強く剣を突き立てる。

#アラン

☑《聖戦士の誓い》

聖戦士の誓い	この秘伝を宣言した攻撃で対象のＨＰが０以下になった時、対象は生死判定に自動的に成功し、またＨＰは「０」になります。 　また宣言時に半径２０ｍ以内に存在する任意の対象すべてのＨＰを「２０」点、ＭＰを「１０」点回復させます。 　使用者は命中力判定に－２のペナルティ修正を受け、またＰＰを「１」点消費します。

#アラン

「隊長、ヘマしてくれんなよォ！」

〆	【キュア・ハート】 ⇒ シャルロット 2D6 → 2 + 6 + (12+2) = 22 20 = 6 (4 + 2 = 6) + 【14】 威力 : 30

#アラン

「ぶちかましてやれ、４人とも！」

ヤンファ

「任せとけ！」

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 4 = 4 対象外
☆	【キャッツアイ】【ガゼルフット】【アンチボディ】【ビートルスキン】 【ケンタウロスレッグ】【デーモンフィンガー】（魔晶石使用） 【パラライズミスト：Ａ】 ⇒ ディ＝ペナテス
☑	《饗宴の四重奏》参加

ヤンファ

「さァ――幕引きだッ！」　斬ッ

〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 1 + 6 + (18+3+1) = 29 命中！ 44 = 11 (5 + 5 = 10 クリティカル!) + 10 (6 + 1 = 7) + 【19+2+2】 威力 : 40 > 50

#ディ＝ペナテス

「っぐ…………」

シャルロット

「――流石」

エリカ

「お父さん！　過去のことなんて、言わないで！　……お母さんは、死んじゃった、けど……っ」　目には涙が浮かぶけれど。拳を強く握り。

#ディ＝ペナテス

「っ…………」　エリカの言葉に、眉根を顰める。

エリカ

「絆がないなんて、こと、ない……！　私とモニカは、生きてる！　ねえ、私は、此処にいるんだよ！」

#ディ＝ペナテス

「……私の、愛……する……」

ソルティア

「魔力はここに残していく、だから……！」　片手で空中に陣を描いて、魔力だけ残して黒騎士に向かう。

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 1 = 1 2D6 → 5 + 4 + (18+2) = 29 抵抗成功！
☑	《饗宴の四重奏》参加

#ディ＝ペナテス

ダメージ14 = [27 = 8 (3 + 5 = 8) + 【19】] / 2 威力 : 30

ソルティア

「届けッ！」

☆	【キャッツアイ】【ビートルスキン】【ストロングブラッド】【デーモンフィンガー】 「燃ゆる刀身」
〆	近接攻撃 ⇒ ディ＝ペナテス（回避力26-2） 2D6 → 3 + 5 + (16+1+1+2) = 28 命中！

#ディ＝ペナテス

「…………カ……」

ソルティア

「アタック、ゲイン……！」　ＰＰ２点でダメージ＋４。特技なしでの増加はこれしかない！

ソルティア

「はあああぁぁぁぁぁっ！」 ダメージ34 = 4 (2 + 1 = 3) + 【19+2+2+2+1+4】 威力 : 50

シャルロット

「そろそろ、目覚めの時です！」

▽	被【フレイムガイザー】 1D6 → 5 = 5 対象外
☆	【エナジー・サプライ】 スフィンクスノレッジ
☑	《饗宴の四重奏》参加

シャルロット

「せぇ……ッ！」　「――のッ！」　ガツン、と、魔法の鉄拳が強固な鎧を貫く！

〆	【ゴッド・フィスト】 ⇒ ディ＝ペナテス（精神抵抗力28） 2D6 → 2 + 3 + (13+2) = 20 半減 11 = [22 = 7 (5 + 2 = 7) + 【13+2】] / 2 威力 : 30

#ディ＝ペナテス

「…………ッ…………」

シャルロット

「――エリカさん！」

ソルティア

「――エリカちゃん！」

ヤンファ

「――エリカッ！」

エリカ

「思い出して……！」　周囲には、四人分の魔力と共に数多の妖精たちが舞い。

#ディ＝ペナテス

「――……」　膝をつきながら、ゆっくりと顔を上げ、瞳を開く。

#ディ＝ペナテス

その瞳の中では、今までまったく映っていなかったはずの、今にも消えそうなほどの弱々しい微かな光が揺れている。

エリカ

「私も、“アロイス(おとうさん)”も、此処にいるってこと……！」　振り上げた拳を、ディ＝ペナティスへ向けて。

☆	【スフィンクスノレッジ】
☑	《饗宴の四重奏》
〆	【カオスショット】×4 ⇒ ディ＝ペナテス 2D6 → 6 + 3 + (16+1+1+2-1) = 28 抵抗突破！ 21 = 1 (2 + 1 = 3) + 【16+2+2】 威力 : 20 2D6 → 4 + 1 + (16+1+1+2-2) = 23 半減！ 15 = [25 = 7 (6 + 3 = 9) + 【16+2】] / 2 + 【2】 威力 : 20 2D6 → 1 + 3 + (16+1+1+2-3) = 21 半減！ 14 = [23 = 5 (5 + 2 = 7) + 【16+2】] / 2 + 【2】 威力 : 20 2D6 → 1 + 2 + (16+1+1+2-4) = 19 半減！ 0 = 0 (1 + 1 = 2 ファンブル...) 威力 : 20

ヤンファ

涙が滲んで

シャルロット

まえがみえない

ヤンファ

最後、撃てなかったな…

エリカ

最後の最後で、力が抜けた。

#ディ＝ペナテス

「……………」　妖精たちが続け様に“アロイス”の鎧に迫る。

#ディ＝ペナテス

彼を覆っていた《虚音》という堅牢な鎧は、エリカの想いの詰まった言の葉で粉々に砕かれる。

▼戦闘終了！

#ディ＝ペナテス

鎧が砕けると共に、彼はゆっくりとその場に膝をつく。

#ディ＝ペナテス

「……フレデリカ……エリカ……モニカ……」

#ディ＝ペナテス

彼の口から小さく漏れたのは、愛しき家族の名。

エリカ

「っはあ……、はあ……」　慣れない多量の魔力の行使に息を切らし。　「……おとう、さん……」　けれども、そんなことは気にもせず、目の前の父へと歩み。

#アロイス

「……私は……」　戦いで傷だらけになった顔を上げ。　「……エリ、カ……」

ソルティア

「…………」　その“家族”の様子を、固唾を呑んで見守る。

エリカ

「っ……」　歩みは、いつの間にか駆け足になって。

シャルロット

「……」　後にやることはない。剣を収めて背を向けよう。少し、距離を取る

#アロイス

「……そうか。ずっと……頑張ってくれていたんだね……」　ひとつひとつ、噛み締めるように言葉を紡いでいく。

ソルティア

「…………」　嬉しそうな、でもほんの僅かな寂しさを混ぜたような笑みを浮かべて、剣を収めゆっくりと後ろへ下がる。

ヤンファ

「………」　刃を納め、目を伏せたまま。安心したように、自分のことのように、頬を緩めた

エリカ

「っ……お父さん……！」　もう、何も考えられずに、ただ、父へと抱きつき。

#アロイス

「……はは……変わらないな、甘えん坊なところは」　ただ優しく、それを受け入れる。　「……済まなかった、辛い、思いをさせたね」　抱きしめて、片手でエリカの頭をそっと撫でる。

エリカ

「ばか……！　勝手に、いなくなって、ずっと……、辛くて、寂しくて……！」

#アロイス

「……ああ……」　言葉も出ない。本当にその通りなのだから。　「……ごめん、寂しかったね」　幼い子供をあやすように優しく背中を叩く。

エリカ

「モニカだって、そうなんだから……、ちゃんと、謝ってよ、ね……！」　私だけじゃなく、と。

#アロイス

「……そうだ、ね。……モニカにも、謝らないと」　エリカからは見えないが、アロイスの表情が僅かに翳ったことが他の四人には見えただろう。

ソルティア

「ッ……！」

エリカ

「ひっく……、それから、お母さんに、だって」

#アロイス

「……ああ。フレデリカにも……沢山迷惑を掛けてしまった。……エリカもモニカも、フレデリカも……みんな頑張り屋だから、無茶していないか、すごく、心配だったんだ……」

#アロイス

「……また、みんなでテーブルを囲んで、一緒に……食事がしたいな。……はは、味を思い出したら、お腹まで空いて来たよ」

#アロイス

途切れ途切れに言葉を繋ぐアロイスの瞳は、少しずつ潤んで来て、やがて頬を涙が伝う。

エリカ

「っばか、ほんとに、もう……、」

エリカ

「ごはん、一緒に、食べよう、お母さん、いないけど、帰ったら、3人で」

#アロイス

「…………エリカ」　抱きしめるのを止め、エリカの肩を掴み、ぐ、と離し、対面する。

エリカ

「ぁ……、お父、さん……？」

#アロイス

「……伝えなければ、ならない事がある」

エリカ

「……」　その、表情から。嫌なものを感じて。首を横に振り。　「……そんなの、いいよ、あとで、ねえ」

エリカ

「帰ったら、ゆっくり話せば、いいでしょ……？」

#アロイス

「…………」　首を横に振り。　「……駄目だ、今でなければ、伝えられない」

#アロイス

「……私は、一緒に帰る事は……出来ない」　涙で声が止まりそうになるが、それを堪えて、はっきりと伝える。

エリカ

「……待って、やだ、いやだよ……！」

ヤンファ

「………」　俯き、脳裏にあの人形の最後と同じ映像が過る

エリカ

「やめて！　そんなこと言わないで……！　帰ったら話したいことあるの！　いろんなこと……、待ってよ、モニカにだって、まだ、会ってないのに」

ソルティア

「…………」　眉を下げ、やり場の無い思いを弄びながら立ち尽くす。

シャルロット

「……」　何か言おうとして口をあけるが、悔しげに口を閉じる

#アロイス

「…………」　そんなエリカの様子に悲痛な表情を浮かべるが。　「……私の身体は、《虚音》無しでは、もう生きられない」

エリカ

「やだ、そんなの嘘、うそよ……！」　駄々をこねる子供のように、かぶりを振り。

#アロイス

「……元々、厳しい戦いで、私の身体は限界を迎えていた。……ほとんど、死者と同じくらいにまで」

#アロイス

「……嘘なら、どんなに良かったか。……そんな身体に、《虚音》の力を与えられて、生き長らえていたんだ」

#アロイス

「……エリカやモニカ、フレデリカには辛い思いをさせてしまったけれど……悪い事だけでは、無かったよ」

#アロイス

「……本来なら、あそこで朽ち果てていたはずなのに、こうして……エリカとだけでも、また話が出来た」

エリカ

「……これだけじゃ、足りないよ……モニカだって、話したいこと、あるはずだよ……」

#アロイス

「……ああ、そうだね」

#アロイス

「……でも、時間は足りないから……一番伝えたい事だけ、エリカに伝えるよ」

#アロイス

「モニカには……エリカの口から、伝えてあげて欲しい」

#アロイス

「……《虚音》に侵されて日が浅いあの子たちなら、まだ、救えるはずだから」

エリカ

「……」　いろいろ、たくさん、言いたいこと、言わなきゃいけないこと、あるはずなのに。

#アロイス

「……いいかい？　……しっかりと、聞くんだよ」

エリカ

「…………」　言葉が出てこない悔しさに、拳を握りながら。　「…………うん」　弱々しく、返事をし。

#アロイス

「……此処まで来てくれて、ありがとう」

#アロイス

「……モニカを支え続けてくれて、ありがとう」

#アロイス

「……姉妹仲良く過ごしてくれて、ありがとう」

#アロイス

「……生きていてくれて、ありがとう」

#アロイス

「――私たちの子供に生まれて来てくれて、ありがとう」

#アロイス

そこまで言うと、最後にもう一度ぎゅ、とエリカの身体を強く、強く抱きしめる。

エリカ

「っ、ぁ……」　ああ、駄目だ。涙ばかりで、言葉なんて出てこない。

#アロイス

「…………」　何度も、何度も娘への愛を確かめるように背中を優しく叩く。

エリカ

「おとう、さ……、だいすき、だよ……、わたしも、モニカ、も……っ」　嗚咽混じりに、漸く、それだけ口にして。

#アロイス

「……ああ、ありがとう」　その言葉にも、たった５文字の、一番想いの詰まった言葉を述べて。

#アロイス

最後にエリカに微笑むと、ゆっくりと、その手から力が失われていく。

エリカ

「……っ、あり、がとう……っ、おとう、さん」

エリカ

「っ……」　失われていく力を引きとめようとするように、父の体を、強く抱きしめ返し。

ＧＭ

“黒き騎士”ディ＝ペナテス――いや、アロイス・ケイは、最愛の娘の中で息を引き取った。

ＧＭ

その表情は、安らかで、静かに眠っているようにしか見えないほどだ。

ＧＭ

そして、その体からふわりと、二つの灰色の輝く小さな球体が現れる。

ソルティア

「…………」　ありがとう、と。そのたった五文字の言葉がどれだけ重く深いか、それを初めて知ったような気がする。

#アラン

「…………」　ゆっくりとエリカに歩みよって、その肩に優しく手を置く。

エリカ

「……」　触れられた肩は、震えていて。

シャルロット

「……参ったな」　困ったように笑って、人の集まるエリカの下ではなく、ヤンファの傍に行く

ヤンファ

「……全くだな」　シャルの肩を寄せ、その光景を見守る

ソルティア

「…………」　少しシャルロットとヤンファを振り返って笑い、アランに続いてエリカの元へ向かう。

#アラン

「……いい親父さんじゃねェか。羨ましいぜ」

エリカ

「……」　ず、と。鼻すすり。　「……はい。自慢の、父です」　涙声で、そう返す。

#アラン

「――ああ。親父さんに報いる為にも、急がなきゃならなくなったな」

エリカ

「……」　こく、と。今度は、無言で頷き。

シャルロット

「私、ヤンファさんとここの機能を止められるか調べてきます。皆は、少し――お休みください」

ヤンファ

「ついでに連絡もやっとくから、な」　任せとけ、と言い残して。

シャルロット

「いこ」　くい、と袖を掴んで

ヤンファ

「あァ」　袖を引かれ、シャルの背中をポンと軽く叩いてから去って行った。

ソルティア

「……人って言うのは……こんなにも、人を愛せるものなんだね……」　地面に片膝をつき、眠っているようなアロイスの顔を見て。

#アラン

「……だなァ」

ソルティア

「ありがとう、なんて、簡単な言葉なのに……こんなに深くて重い言葉、聞いた事がなかった」

ソルティア

「凄いね、家族って言うのは……」　憧憬と感謝が入り混じった淡い笑みを浮かべて、抱き合う親子を見る。

#アラン

「……なら、お前の“家族”にも伝えてやれよ。同じくらい、重みの詰まった言葉をよ」

#アラン

「そうすりゃ、伝わるはずだぜ。アカシャちゃんにも……ルナティアにも」

ソルティア

「……うん」　こくり、と素直に頷き。

#アラン

「エリカも、だ。モニカちゃんに伝えてやろうぜ」

#アラン

「親父さんの言葉も、お前自身の言葉も」

ソルティア

「これだけの言葉の重さ、伝えるのは大変だろうけど……エリカちゃんなら、きっと出来るから」　これだけの言葉を受け止めることが出来たのなら。

エリカ

「……はい。……伝えます、絶対」

エリカ

「お父さんの為にも、モニカの為にも、私の為にも……必ず、取り戻します」　顔を拭って、上げた顔は、強く、意志を宿したものだ。

エリカ

「私達の――ほんとの、幸せを」

ＧＭ

《ドラゴンズ・ジャベリン》の機能を無事に停止させた君たちは、フェリシアへ連絡を取り、再び飛空船へ乗り込む。

ＧＭ

周辺の《虚人》たちも次第に解け始める兆しを見せたのか、君たちに襲い掛かってくる事はなくなっていた。

ＧＭ

アロイスの遺体は皆と共に拠点まで持ち帰られ、一旦防腐の奇跡を施された上で、棺に入れられる。

ＧＭ

公都を取り戻した時に、家族と一緒に眠る事が出来るように。

ＧＭ

――ひとつ、世界を取り戻した私たちは、次の世界を取り戻しに行く。

ＧＭ

それぞれの中にある、一番大切なもの。決して、手放す事は出来ないから。

〈ラクスタイト〉

知名度	23	形状	灰色の光を放つ小さな球体	カテゴリ	一般品
概要	《虚音》の残滓			製作時期	不明
由来と逸話
一部の強力な力を持つ《虚人》を無力化させた時に生じる不思議な球体です。 　用途も不明で、破壊すべきもののようにも思えますが……。

リザルト

2012/09/15 第一話「時を繋ぐ絆」経験：3,460　報酬：27,500G　名誉：92

▼能力値成長結果