虚ろの輪音

第三部 第一話「時を繋ぐ絆」 - 02

GM
やがて、フェリシア、ユリウス、アイゼル、ラーエル、ザガートも現れ、飛空船に乗り込む。
GM
その後、君たちはいよいよ最初の中継塔である《ドラゴンズ・ジャベリン》へと向かう。
GM
そこでは、守護者である黒き騎士が待っているはずだ。
GM
ユリウスから聞いた彼の正体が正しければ、君たちはエリカの父と対峙することになる。
GM
それぞれの想いを胸に、飛空船は灰色の空を突き抜けていく。

#フェリシア
「あれは
#フェリシア
操縦していたフェリシアが、不意に声をあげる。
ヤンファ
「どうした」
#フェリシア
「……前方より数体の人型の物体が近付いて来ます!」 恐らくは敵影でしょう、と付け加えて。
#アラン
「……あん?」
ヤンファ
「人型の……物体だァ?」
シャルロット
「……え、ここ、空ですよね」
ソルティア
「まさか、飛空船ですよ?」
エリカ
「人型って……飛んでるんですか!?」
GM
そう言うと、フェリシアは船内にあるモニターに、周囲の状況を映し出せるように操作する。
GM
モニターに映ったのは、白く清らかな衣装を纏った数体の女性のようなもの。皆一様に無表情で、背中からは白い翼が生えている。
GM
言うなれば、お伽話にある“天使”の典型例のような見た目だ。
#ラーエル
「出迎えみたいだね」
エリカ
「……人……?」 なのか?
ソルティア
「……天の御使いのつもりですか?」
#アイゼル
「そうでしょうね。あの悪趣味極まりないのは」
ヤンファ
「う、わァ……嫌な夢見てるみてえだな」
シャルロット
「嫌な出迎えです」 剣に手をかけて睨みつける
ヤンファ
「夢に出てきそうだわ……」
#アイゼル
「着陸する……にはまだ距離があるわね」
#ザガート
「しかし、この船には満足に艤装も施されていないだろう」
#フェリシア
「ええ、サイズの問題もあって必要最低限の装備しか備えていません。牽制程度にしかならないでしょう」
ソルティア
「僕らを誘おう、とでも言うんですかね」 剣に手をかけて。
ヤンファ
「俺らで立ち向かうしかねェか」
ヤンファ
刀の柄頭に手を掛け
#ユリウス
着陸には距離がありすぎる、艤装で撃退するのも不可能、ならば直接迎え撃つ他ない」
#ユリウス
「幸い、この船は甲板も広い。フェリシア殿、一度速度を大きく落として航行してくれ」
#ユリウス
「シャルロット殿下、ヤンファ、ソルティア、エリカ、アラン、それとラーエルら3人は私と共に甲板へ。船上にて彼らを迎え撃つ」
シャルロット
「了解! ……ユリウスはやはりそうでないと、何だか落ち着きませんね」
ヤンファ
「オーケィ」 流石だ。指示が早い
ソルティア
「えぇ!」
#フェリシア
「了解致しました……!」
エリカ
「え、ええと、解りました」
#アラン
「飛空船上の戦いたァ、大胆なことを考えるねェ」
ヤンファ
「アイゼル、先に行って遠当てと行こうぜ」 カンカン、と駆けて甲板へ
#アイゼル
「ええ、いきましょうか」
#ラーエル
「よし、それじゃあ僕らも続こう」
ソルティア
「魔術なら遠距離からでも届きますね」 ヤンファとアイゼルに続こう。
#ザガート
「あまり消耗はしないようにな。君たちには大舞台が控えている」
シャルロット
「無論、心得ております」
ソルティア
「マナだけなら多少の事は。魔香水を多めに用意しておきましたからね」
#アラン
「落ちねえように気をつけろよォ」 そう言ってエリカの背中をぽんぽん押していこう。
エリカ
「わ、解ってます!」
GM
ユリウスに名を呼ばれた、フェリシア以外の者たちが甲板に出る。
GM
飛空船の速度は大きく落ちており、風は吹きつけているが、身体の自由は問題なく利く程度だ。
シャルロット
「……ここで戦闘なんて、まあまた無茶をするものです」 キン、と先ほどにぎやかしをしてくれたファランダレスを引き抜いて
ソルティア
「この程度の風なら問題なさそうですね」 甲冑だから重心いいぞ
#ユリウス
……」 甲板に出ると、ユリウスは大きな銃を取り出し、構える。
#ユリウス
「まだ距離が遠い。撃墜は叶わないだろうが、誘導や牽制にはなるだろう」
#ユリウス
「牽制は、私にまかせてくれて構わない。君たちは船に近付いて来た者の相手を頼む」
ソルティア
「了解しました。船に攻撃される前に敵に取り付きましょう」
ヤンファ
そういやァ、お前も魔動機のエキスパートだったなァ」 そいつは助かる、と言いつつ居合いの構え
#ユリウス
「魔動機術を普及させんとしていた者が門外漢では話にならないからな」
ヤンファ
「くくっ、確かにな」 僅かに笑いながら
シャルロット
「私はある程度のところでぴたっと伸びなくなってしまって」 ははは
ソルティア
「そしたら違う魔術が生えてきましたよね」
#ユリウス
「さて」 ユリウスが魔動機術を唱え始めると、彼の構えたガンに次々にエネルギーが充填され、連続で弾丸が発射されていく。
#ユリウス
発射された弾丸は一定距離を進むと四散し、縦横無尽に船へと近付く神の使いを追い立て、遅れた者を貫いていく。
#ユリウス
それに加えて、船体から突き出した数少ない砲塔からも光線が放たれ、敵が容易に近付くことの出来ないように牽制する。フェリシアが状況を見て、艤装を利用しているのだろう。
#ユリウス
それらに誘導された神使たちは、弾丸や光線の無い箇所から船体に近付いて来る。
ヤンファ
ヒュゥ」 やるねえ
#ユリウス
五、か」 一定距離まで近付かれるとユリウスはオーバーヒートでしばらく使用不可能であろう銃を仕舞い、代わりに〈リベラリオン〉を引き抜く。
#ユリウス
船まで近付いて来た神使の数は5体だ。
ソルティア
「いい連携ですね……」 見事に誘導されておる。
#ラーエル
「さすがです、陛下」
#ザガート
「やるものだ。……さて」
シャルロット
「ここから、ですね」
#アイゼル
「貴方たちを必要以上に消耗させる訳にはいかないわ」
#ユリウス
「三体はこちらで受け持つ。君たちは五人で、残りの二体を相手してくれ」
#アラン
「おうよ、任せとけ」
エリカ
「わ、解りました」
ソルティア
「はい!」 分かれて近づいてくる二体のほうへ向き直ろう。
シャルロット
「りょーかい! おまかせください!」
ヤンファ
「上等だッ!」 居合いでその数を分けさせるように分断させ
GM
ということで、君たちの目の前に二体の神使がやって来る。
魔物知識判定(エリカ)
【エンサイクロペディア:A】を使用
神の使い知名度 19/233 + 4 + (15+2) = 24成功! 弱点値突破!
▶データを新規タブで表示
【神族】
15アンゲルス・イナニス
知能:人間並み 知覚:魔法 反応:中立
言語:交易共通語、魔法文明語、魔動機文明語など 生息地:虚の世界
知名度/弱点値:19/23 弱点:後述
先制値:22 移動速度:30(飛行)
生命抵抗力:20(27) 精神抵抗力:20(27)
攻撃方法命中力打撃点回避力防護点HPMP
20(27)2d+2018(25)12130130
特殊能力
毒・病気無効

精神効果無効

飛行

複数宣言=2回

女神の使い
 この魔物には【コンヴィクション・◯◯】が有効です。
 また、魔物知識判定において、弱点が判明した時は、【コンヴィクション・ウェポン】の影響を受けている対象から与えられるダメージが+2点されます。

○☑〆魔法適性
 戦闘特技《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数・範囲・距離》《マルチアクション》《ワードブレイク》を習得しています

魔力撃=+16ダメージ

神聖魔法(虚ろの女神)、操霊魔法13レベル/魔力16(23)
戦利品
2~9神使の残滓(2,000G/金S)
10~清らかな布(5,000G/金白S)
解説
 虚の世界と化したザルツ地方を徘徊する神の使いです。
 白く清らかな雰囲気の衣装に、美しい女性の容姿を持ち、外敵から《虚人》たちを護る為に哨戒しています。
 しかし、《虚人》以外には一切の容赦はなく、世界から異物を排除せんと襲いかかります。
【ディバイン・トループス】分類:《虚ろの女神》特殊神聖魔法/13レベル 消費30
対象半径500m/すべて 射程/形状術者/- 時間60
(6ラウンド)
抵抗必中
概要範囲内の信者の戦士系技能レベル+5 属性神性
効果  範囲内の《虚人》の任意の戦士系技能のレベルを+5します。術者には影響はありません。
 0レベルであるものを選択して、5レベル相当とすることも可能です。
 これによって対象の冒険者レベルが上昇したり、新たな戦闘特技を得ることはありません。
 固定値のキャラクターが対象となった場合、それは命中力判定と回避力判定に+5のボーナス修正を得、それが近接攻撃、射撃攻撃で発生させる物理ダメージが+5点されます。

先制判定
エリカ:【イニシアティブブースト:A】 ⇒ ヤンファ、アラン
#神使先制値 22vsヤンファ6 + 5 + (16+2) = 29勝利!
アラン 3 + 2 + (17+2) = 24勝利!

▼1R/表

シャルロット HP:71/71 MP:76/76 PP:3/3
ヤンファ HP:62/62 MP:35/35 PP:3/3
エリカ HP:55/55 MP:76/76 PP:3/3
ソルティア HP:77/77 MP:72/72 PP:3/3
アラン HP:77/77 MP:50/50 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:130/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:130/130 MP:130/130

神使AB <4m> ヤンファ、ソルティア、シャルロット、アラン <5m> エリカ

#神使
滅せよ、世界を穢す異物よ」
ソルティア
「お断りです」 キン、と剣を抜いて。
エリカ
「異物はそっちよ……!」
#アラン
「元々俺らの世界に入り込んで来たのはそっちだろうがよ」
シャルロット
「下がりなさい、世界を眠らせる甘き毒よ」
ヤンファ
「人形は黙って斬られてな」

神使<4>ヤンファ、ソル、シャル、アラン<8>エリカ

ヤンファ
パラミスはとりあえずAでよろ
エリカ
【パラライズミスト:A】 ⇒ アンゲルス・イナニスA
【スフィンクスノレッジ】(魔晶石使用)
【ファイアブラスト】(魔晶石使用) ⇒ アンゲルス・イナニスA&B(精神抵抗力27)
2D6 → 2 + 3 + (16+1+1+2) = 25
12 = [23 = 5 (6 + 4 = 10) + 【16+2】] / 2 威力 : 10
12 = [23 = 5 (3 + 6 = 9) + 【16+2】] / 2 威力 : 10

神使AB <4m> ヤンファ、ソルティア、シャルロット、アラン <8m> エリカ

エリカ HP:55/55 MP:75/76 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:118/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:118/130 MP:130/130
#神使
「…………」 神使たちは眉一つ動かさず、無表情に槍で炎を振り払う。
エリカ
「……」 正直ぞっとする。
#アラン
「薄気味悪い奴らだなァオイ」
ソルティア
「元々人ですらなかったのですかね……」
ヤンファ
「ただのお人形だろォ速攻で斬り伏せるッ!」
【キャッツアイ】【デーモンフィンガー】
【クリティカルレイ:A】
《天趨刃》(回避ペナルティ選択)
近接攻撃(貫通) ⇒ アンゲルス・イナニスA
2D6 → 1 + 5 + (18+3) = 27
[確定対象]A(回避力25+1-2) 命中!
[巻込(2)] B(回避力25+1-2) 命中!
28 = 7 (2 + 2 = 4 > 6) + 【19+2】 威力 : 40
28 = 7 (5 + 1 = 6) + 【19+2】 威力 : 40
ヤンファ
「まだまだァ!」
《ファストアクション》
近接攻撃(貫通) ⇒ アンゲルス・イナニスA
2D6 → 4 + 5 + (18+3) = 30
[確定対象]A(回避力25+1-2) 命中!
[巻込(2)] B(回避力25+1-2) 命中!
26 = 5 (3 + 1 = 4) + 【19+2】 威力 : 40
27 = 6 (2 + 3 = 5) + 【19+2】 威力 : 40
ヤンファ
「ちィ、風向きも読まないとキツいか……!」
ヤンファ HP:62/62 MP:29/35 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:88/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:89/130 MP:130/130
シャルロット
3m前進 → Aが1m前進対応

神使AB <1m> シャルロット <3m> ヤンファ、ソルティア、アラン <8m> エリカ

神使B <1m> 【Avsシャルロット】 <3m> ヤンファ、ソルティア、アラン <8m> エリカ

シャルロット
釣れた」 よし、と内心笑って
【ガゼルフット】【キャッツアイ】【ビートルスキン】【スフィンクスノレッジ】(魔晶石消費)
【ソリッド・バレット】×3【ターゲットサイト】(魔晶石消費)
【コンヴィクション・ウェポン】 ⇒ シャルロット、ヤンファ、エリカ、ソルティア
シャルロット
「早速ですが、いきますよ!」 コンヴィクションウェポンを4人へ展開する。その速度は、過去にはない速度
ソルティア
「これが……ファランダレスの新しい力、ですか」
#アラン
「……おぉ? 調子いいみてェだな」
ヤンファ
「……へェ」 詠唱も無し、か
シャルロット
「ッシィ!」 ずん、と鋭い盾を敵の身体に刻み込む
《魔力撃》
近接攻撃(盾→剣) ⇒ アンゲルス・イナニスA(回避力25+1-2)
2D6 → 4 + 2 + (17+1+1+1-1) = 25 命中!
43 = 6 (2 + 5 = 7) + 【14+13+2+2+2+2+2】 威力 : 25
シャルロット
「もうひとつ!」 そして、くるんと回転しながら更に剣をその身体へ!
《魔力撃》
近接攻撃(盾→剣) ⇒ アンゲルス・イナニスA(回避力25+1-2)
2D6 → 2 + 4 + (17+1+1+1-1) = 25 命中!
47 = 10 (2 + 5 = 7) + 【14+13+2+2+2+2+2】 威力 : 45
【クイックローダー】(魔晶石使用)
#神使
……」 強烈な一撃に受け止めた身体が大きく揺れる。
シャルロット
」 とん、とん。と軽くステップして後方へ。
シャルロット HP:71/71 MP:69/76 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:22/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:89/130 MP:130/130
ソルティア
3m前進 → Bが対応

【神使Avsシャルロット】【Bvsソルティア】 <3m> ヤンファ、アラン <8m> エリカ

ソルティア
「さすがにやらせてはくれませんか。はっ!」
【キャッツアイ】【ビートルスキン】【デーモンフィンガー】【スフィンクスノレッジ】
「燃ゆる刀身」[異貌]
《マルチアクション》
【エネルギー・ジャベリン】 ⇒ アンゲルス・イナニスA(精神抵抗力27)
2D6 → 6 + 6 + (14+1+2) = 29 抵抗突破!
27 = 5 (3 + 1 = 4) + 【14+1+2+2+1+2】 威力 : 40
#神使
深々と神使の胸に光の槍が突き刺さる。
ソルティア HP:77/77 MP:51/72 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:×/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:89/130 MP:130/130
#神使
……」 神使は無表情のままその場にゆっくりと倒れ伏す。
ソルティア
「よし……!」 そのままBへ!
近接攻撃 ⇒ アンゲルス・イナニスB(回避力25+1)
2D6 → 4 + 3 + (16+1+1+2) = 27 命中!
31 = 5 (3 + 1 = 4) + 【19+2+2+2+1】 威力 : 40
アンゲルス・イナニスB HP:68/130 MP:130/130
ヤンファ
「っし、流石…!」
#アラン
「やるじゃねェかソルティア!」
ソルティア
「中々いい調子でいけてますね……!」
シャルロット
「あれだけの敵があと一息とは、なんというか、私たちも成長しましたね……」
#アラン
アラン、制限移動で乱戦突入。

シャルロット【神使Bvsソルティア、アラン】 <3m> ヤンファ <8m> エリカ

#アラン
「行くぜェ!」
【キャッツアイ】【デーモンフィンガー】
《マルチアクション》
近接攻撃 ⇒ アンゲルス・イナニスB(回避力25+1)
2D6 → 3 + 5 + (18+1+2+1) = 30 命中!
34 = 10 (1 + 5 = 6) + 【20+2+2】 威力 : 50
#アラン
「喰らいな!」
【フォース】 ⇒ アンゲルス・イナニスB(精神抵抗力27)
2D6 → 1 + 3 + (12+2) = 18 半減
12 = [15 = 1 (1 + 2 = 3) + 【14】] / 2 + 【2+2】 威力 : 10
#アラン
「もう一丁行くぜ」
《ファストアクション》
近接攻撃 ⇒ アンゲルス・イナニスB(回避力25+1)
2D6 → 3 + 6 + (18+1+2+1) = 31 命中!
34 = 10 (2 + 4 = 6) + 【20+2+2】 威力 : 50
#アラン
「こいつで落ちやがれ!」
【フォース】 ⇒ アンゲルス・イナニスB(精神抵抗力27)
2D6 → 5 + 6 + (12+2) = 25 半減
13 = [17 = 3 (4 + 3 = 7) + 【14】] / 2 + 【2+2】 威力 : 10
#神使
「…………」 ソルティアからアランの怒涛の連撃を受けてBも即座に倒れる。
#アラン
「はッ、なんてことねェな」

▼戦闘終了!

シャルロット HP:71/71 MP:69/76 PP:3/3
ヤンファ HP:62/62 MP:29/35 PP:3/3
エリカ HP:55/55 MP:75/76 PP:3/3
ソルティア HP:77/77 MP:51/72 PP:3/3
アラン HP:77/77 MP:36/50 PP:3/3
アンゲルス・イナニスA HP:×/130 MP:130/130
アンゲルス・イナニスB HP:×/130 MP:130/130
エリカ
「……あ、れ?」
シャルロット
「……終わり、ですか?」
ソルティア
「……落としましたね。なんと言うか、ちょっと出来すぎです」
シャルロット
「上々ですね」 コン、と、力を貸してくれる分身を褒めるように剣を打ち鳴らせて、鞘に収めた
ヤンファ
「あっちも片付いたみてえだなァ」 ちら、と見て
#アイゼル
当然」 くるくると短銃を回してホルスターにしまい込む。
#ユリウス
「よもやそちらも既に終えているとはな」
ソルティア
「今のうちに、消耗したマナを回復させておきましょう」 剣を鞘に収めて。
シャルロット
「使った魔晶石が……ひの、ふの……」
ヤンファ
「お見事、銃持って踊ってるようで中々見物だったぜ」
#アイゼル
「貴方の方はいまいちだったみたいだけれど」
ヤンファ
「流石にこんなトコで風を斬るのは初めてなんでなァ。最初ぐらい容赦してくれよ」 肩竦め
シャルロット
「ほほう。他所を見る余裕がおありのようで、ヤンファ?」 んー? と笑いながら言う
ヤンファ
「あ、あァいや……ほら、他の戦力も見ときたいってな?」 ね?
#ラーエル
「あはは、あんまり他の子ばっかり見てると怒られちゃうよ」
シャルロット
「ま、今さらあれこれ言うほど、私は器が小さくないですし」 これまでを思えば
ヤンファ
「……ふう」 下手に軽口利くってのも出来なくなってきたな。心臓悪いわ
シャルロット
「……ほんとう、気にしなくていいですよ? 私、気にしませんし」 そんなことで文句は言わないよ? と、こんどは気遣わしげに言う 
ヤンファ
「い、いや……」 そんな気を遣われると逆にこっちがどもる
ソルティア
「ほら、皆集まって。魔香水使うよ」
ソルティア
でもラーエルに渡して使ってもらうのが一番いいんじゃね?って思った。
GM
よく知ってるな。>ラーエルのレンジャーが高い
シャルロット
じゃ、私ははっぱで自分のMP回復させてる
ソルティア
魔香草も一回くらいは使えそうだな
#ザガート
「他には今のところ見当たらないか」
#ユリウス
「ひとまず中へ戻ろう」 ここで回復してもな。
ヤンファ
「だなァ」
エリカ
「……っていうか」
ヤンファ
「……ン?」 どうしたエリカ
エリカ
「あ、いえ……」 その辺に転がってるんだろうけど、天使。 「一体何なのかなって……」
#アラン
「素直に考えりゃ、そのまんま神の使いなんだろうがなァ」
エリカ
「それだけで納得しろっていうのも……」
ソルティア
「あの天使の遺体はどうしましょう……?」
#アラン
と、神使に目を向けると
#アラン
その身体がさらさらと溶けるように風に流れて消えて行く。
エリカ
「……え?」
ソルティア
「あ……消えた?」
ヤンファ
「パッと見て何か解るか……って」 消えた
シャルロット
「……マナ結晶体、ですか。曰く、天使は第五元素で出来ているといいますが、確かにそうなのかもしれませんね」
GM
残ったのは、僅かばかりの粉だ。
#アラン
「……っつーよりも」
ソルティア
「……もしかして、アレも《虚音》……ヴァニタスのようなものなのかもしれませんね」
#アラン
「ああ、そっちの可能性が高そうだな」
ヤンファ
「なんだァ……ホントに人形だな」
シャルロット
「逆に言うと、材料があれば無尽蔵ってことです。急いだほうが」
エリカ
「……」 恐る恐る近づいてみるけど。ヴァニタスの欠片っぽい?
GM
そうね。カエルレウスのところで、ソルとかが指にこすりつけてたアレと同じようなもの。
エリカ
「……やっぱりヴァニタスの塊……」 のようなもの、なんだろうか。
#ユリウス
「……そう見るのが妥当だろうな」
ソルティア
「粉が少し残ってますね。一応回収して、後で調べてみましょうか」 何か適当な袋に入れておくよ。
シャルロット
「そういうの、私がやりますよ?」 ソルティア達はバッジ効果で耐えられてるわけだし
ソルティア
「そうですね、お願いしますシャルロットさん」 袋渡すよ
シャルロット
ぺぺぺっと袋に入れたわ
ソルティア
「見たところヴァニタスと同じものですから、そこまで深い影響は無いとは思いますが……」 警戒するに越した事はないだろう。
ソルティア
「一応、袋も気をつけてくださいね。ヴァニタスと同じものなら、袋が侵食される可能性もありますから」
ヤンファ
「……ま、こっちは先にフェリシアに状況報告してくるわ」 様子見つつ先に戻った
シャルロット
「では、私たちは戦いの準備を。次が来る前に突入しますよ」
#ユリウス
「ともあれ、急ごう。シャルロット殿下の言う通り、無尽蔵に現れるならば今の内に近付かなければ」
エリカ
「……そうですね」

GM
神使を撃破した後、飛空船は速度を上げて真っ直ぐに《ドラゴンズ・ジャベリン》を目指して進む。
GM
途中、空には同様の神使たちが哨戒していたが、フェリシアはそれらを上手くかわし、ようやく視界に目的地を捉えることができた。
#フェリシア
「着陸していられる時間は長くありません。皆さんを降ろした後、すぐに離陸し、《虚人》たちの妨害の手を免れます」
#フェリシア
「シャルロット様、事が済んだら、こちらでご連絡ください。通信機は使用出来ない可能性も考えられますので」 フェリシアがシャルロットに手渡したのは、黒色の小さなピアスだ。
シャルロット
「これは?」 了解、といいながら受け取る
#フェリシア
「〈通話のピアス〉。すっかり陽の目を見ることの無くなったアイテムですが、便利なものです」
#フェリシア
「一日に10分のみ、対となっているピアスと通話が可能です」
シャルロット
「これが……ふふっ、昔のものも、使いよう、ということですね」
#フェリシア
「ええ、文字通り」
ソルティア
「なんだか懐かしい気分になりますね……僕としてはまだこちらの方がなじみがありますが」
#フェリシア
「さて……それでは行きますよ!」