虚ろの輪音

第二部 第一話「開戦の烽火」 - 01

GM
よし、技能成長結果や命中回避魔力等を述べよ。
シャルロット
回避が下がりました。
GM
回避が下がりましたワロタ。
シャルロット
プリーストがLv6になって、命中14+1他/回避14+1他
ヤンファ
えーと、スカウトが6→7、エンハが3→4だな。よろしくおねがいします
ソルティア
ファイターが7から8になりました。次回で9Lvになれない雰囲気です。命中14+1回避11魔力13
エリカ
セージが上がりました。エンハンサー2をとりました。
エリカ
魔力は12です。私なんで前衛に魔力負けてるの?
GM
エリカちゃん……。
GM
まぁ一話と二話のボリュームは少ないっていうか。
GM
二話の方は挿話で経験点基礎1000でいいかなって思う程度なんだけど
GM
準備が良ければ宜しくお願いします。
シャルロット・ヘリオドール
器用度 26+2
敏捷度 27+2
筋力  20
生命力 20
知力  25
精神力 20

HP 59    MP 50
ファイター      8
プリースト:ザイア  6
マギテック      4
エンハンサー     3
レンジャー      2
戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/盾》
5.《防具習熟Ⅱ/盾》
7.《マルチアクション》
ex.《魔法拡大/数》
《タフネス》
秘伝/CA
《地這刃》
《活人撃》
《閃電二撃ち》
《ストレイフレイド》

《咬破魔刃撃》
《瞬閃哮》
練技・賦術
【ガゼルフット】
【キャッツアイ】
【ビートルスキン】
装備
機剣【シュヴァルツシルト】
〈リベリオン-S-〉
〈イスカイアの魔導鎧〉
〈決死の鉢巻〉
〈ガンベルト〉
〈ブラックベルト〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか
ヤンファ・シャンリーク
器用度 30+1
敏捷度 30+1
筋力  24
生命力 21
知力  12
精神力 13

HP 45+2  MP 22+2
フェンサー      8
スカウト       7
アルケミスト     5
エンハンサー     4
プリースト:ヒューレ 3
戦闘特技
1.《武器習熟/ソード》
2.《防具習熟/非金属鎧》
3.《武器習熟Ⅱ/ソード》
7.《マルチアクション》
ex.《必殺攻撃》
《トレジャーハント》
《ファストアクション》
秘伝/CA
《瞬刃》
《天趨刃》

《瞬閃哮》
練技・賦術
【キャッツアイ】
【ガゼルフット】
【アンチボディ】
【ビートルスキン】
【クリティカルレイ】
【パラライズミスト】
【ヴォーパルウェポン】
【バークメイル】
【アーマーラスト】
装備
砦刀【ヴォルフスシャンツェ】
〈アラミドコート〉
〈籠手〉
〈多機能ブラックベルト〉
〈軽業のブーツ〉
ほか
エリカ・ケイ
器用度 12
敏捷度 15
筋力  14
生命力 19
知力  25+1
精神力 32

HP 43   MP 53+2
フェアリーテイマー 8
セージ        7
アルケミスト     6
エンハンサー     2
戦闘特技
1.《魔法誘導》
3.《魔法収束》
5.《魔法制御》
7.《魔法拡大/数》
ex.《魔法拡大/時間》
《鋭い目》
《弱点看破》
秘伝/CA
《宴は終わらず》
《我らが舞は唯一人の為に》
《魔法圧縮/数》
練技・賦術
【メディテーション】
【アンチボディ】
【パラライズミスト】
【バークメイル】
【クラッシュファング】
【ヴォーパルウェポン】
【エンサイクロペディア】
【イニシアティブブースト】
装備
魔銃【シックザール】
〈ソフトレザー〉
〈カトレアの花冠〉
〈祈りのアミュレット〉
〈ガンベルト:活性弾×12〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか
ソルティア
器用度 28+1
敏捷度 15
筋力  25
生命力 21
知力  29+1
精神力 23

HP 60+2  MP 52
ファイター      8
ソーサラー      8
コンジャラー     2
エンハンサー     2

戦闘特技
1.《魔力撃》
3.《防具習熟/金属鎧》
5.《防具習熟Ⅱ/金属鎧》
7.《武器習熟/ソード》
ex.《マルチアクション》
《タフネス》
秘伝/CA
《剛魔撃》
《閃電二撃ち》

《咬破魔刃撃》
練技・賦術
【ビートルスキン】
【キャッツアイ】
装備
〈フランベルジュ+1〉
〈イスカイアの魔動鎧〉
〈スパイクシールド〉
〈決死の鉢巻き〉
〈赤の眼鏡〉
〈黄鉄鉱のお守り〉
〈ウェポンホルダー〉
〈ブラックベルト〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか

第一話 「開戦の烽火」
次なる舞台へと進んだ世界。
その世界で、僕らも新しい位置に立っていた。

明星から、星辰へ。
より大きな道導となり、僕らは舞台の最前線に立つ。
そして僕らがまず向かうのは、因縁の地ネベール。公国を歪ませる原因となった戦いが起きた場所。

世界を取り戻す為の長い戦いが、今、幕を開けようとしていた。


GM
二国会談、君たち4人が《アストラム》設立、及び入隊についての話を受けてから一ヶ月後、ダーレスブルグ公国において国民投票がなされ、その過半数がルキスラ皇帝ユリウスの提案に賛成の意を示した。
GM
また、議会においても多くの議員がそれを支持。彼らはついに、ユリウスの提案に対してメリットしか見出すことができなかったのだ。「保守派」においても、国外の憂いのひとつを排除することが出来るのならば、それ以上の事はない。
GM
そうして、正式にルキスラ帝国と連盟を結び、レーゼルドーン大陸南部主に霧の街とヴァルクレア城の攻略が始まった。
GM
投票から一ヶ月の間、それぞれの国において軍の再編などが行われ、《アストラム》に所属することとなった君たち4人も、慌ただしい日々を送っていた。
GM
基本的に求められる事は、戦争における冒険者の役割……言わば遊撃が殆どであるようだが、それでも軍属は軍属。シャルロットには指揮する立場にある者としての教育が施され、ヤンファはフェリシアの一層厳しい監視の下の訓練をこなし、エリカにはフェリシアが付きっきりで軍人である事の心構えなどの基礎からが叩きこまれ、ソルティアについてはそうブランクも長くない為、エリカの補助やシャルロットの手助けなどを中心に臨機応変に動く事が要求された。

GM
二国会談からおよそ二ヶ月が経過した今、君たちは“開放の狼煙”インミスティの街に居た。
GM
カシュカーンと霧の街の中間辺りに位置するこの街は、5年前の《蒼き北伐》によって解放された元蛮族の領域に築かれたもので、現在のレーゼルドーン大陸における公国軍の最前線の街となっている。
GM
街の中央には解放の象徴としての守りの剣が置かれ、常に厳重な警備体制が敷かれている。街の住民たちの心の拠り所のひとつともなっており、守りの剣が置かれる中央広場を訪れ、拝んでいく者も多く存在する。
GM
君たちは此処一週間ほどの間、インミスティ北部に備えられた軍の駐屯地にて過ごしていた。明日には、君たちを含めた軍の者の多くが、最前線の砦ネベール砦へと向かう事になっている。尤も、元からネベール砦に駐屯している者たちや、ルキスラ・ダーレスブルグ軍の一部で既にネベール砦へと移っているものも多い。
GM
ソルティアの妹アカシャについては、ソルティアからの要請につき、インミスティにあるライフォス神殿での勤務が認められることとなった。まだ正式なシスターとはされていないが、本国の神殿関係者からはすでにそれと同等の許可を貰っており、啓示の奇跡を行使できる高司祭以上の者が認めれば、その者の自由にその奇跡を行使してもらい、洗礼を受けると良いとされている。

GM
さて、そのインミスティの街の駐屯地、出発に備えて《アストラム》にマグダレーナから招集が掛かっていた。
GM
駐屯地の一角、相も変わらず洒落っ気も感じさせないマグダレーナの執務室。部屋の中のテーブルを挟んで背の低い椅子に座っている。
#マグダレーナ
「皆、集まってくれてありがとう」
GM
部屋の中には、同じく《アストラム》の隊員であるアランと補佐役のフェリシアも居る。まぁ、フェリシアの方はそうでなくともマグダレーナの補佐官であるのだから、居るのは当然なのだが。加えて、君たちが揃って正式に顔を合わせるのは初となる相手もいる。
GM
眉間に皺を寄せて険しい表情で座っているマグダレーナの騎士、ハウル・バルクマンだ。
#マグダレーナ
「こちらはハウル・バルクマン。私の騎士を務めてもらっている。君たちと正式な場で会うのは初めてだったはずだな」
#バルクマン
「ハウル・バルクマンだ。このインミスティの守護を任されている」 言葉少なに。
シャルロット
わたしも?
#バルクマン
シャルロットとヤンファは会ったことはあるとおもう。
#バルクマン
こういう割ときっちりした場で会うのが初めてなだけで。
ヤンファ
どっちの態度で対応しようか迷う
#バルクマン
だらけてていいんじゃないかな。
ソルティア
「いえいえ、お呼びとあれば参上するのはやぶさかではありませんよ」 とマグダレーナ様に言いつつ。
シャルロット
「お久しぶりです。随分前ですが、何度かお会いしましたね」 小さく会釈をして
#バルクマン
「ご壮健のようで何よりです」
ソルティア
「既にご存知かもしれませんが、ソルティアと申します。お初にお目にかかります」 鋼鉄の騎士さんには一礼するの。
エリカ
「エリカ・ケイといいます」 ぺこりとバルクマンに礼して。ちょっと固いけど、以前ほど緊張はしてない感じに。
ヤンファ
「ご無沙汰だなァ。相変わらず表情が変わらねェおっさんだぜ」
#バルクマン
「まだ25だ」 ぎろり。
ヤンファ
「っとォ、こいつは失礼」 そうだったっけ。老け顔だなァ
#アラン
「……やだなァ、マグダレーナ姫の周りは堅いのばっかでやだなァ……」
#フェリシア
「いいから黙ってなさい」 こつん、とアランを肘でつつき。
ヤンファ
「俺もお堅いモードやってやろうかァ?」 けらけら
#アラン
「お前は別に全然堅くならねェしいいわ」 滲み出てる、駄目オーラが。
シャルロット
「お姉様がフランクなほうだと思うので、バランスは取れていると思いますけれど」
#アラン
「えっ」
エリカ
「……はあ」 ヤンファとかアランのやりとりにため息。
#マグダレーナ
「さて……エリカの方も以前程は緊張せずにいてくれるようだな」 安心した。
#マグダレーナ
ちなみに正式に部下になったので敬称取っ払った。
ソルティア
「フェリシアさんの特訓の成果ですかねぇ」
#フェリシア
「ええ、そのようで何よりです」 冗談っぽく笑って。
エリカ
「あ……はい、まあその、なんとか」 一ヶ月しごかれて肝も多少は鍛えられまして。
ヤンファ
「エリカちゃんはともかくとして、俺があんなシゴかれるのおかしくねェ……?」
エリカ
「何もおかしくないと思いますけど?」
#バルクマン
「普段の行いだ」 俺訓練には関わってないけどさ。
ヤンファ
「えェー」 誰もフォローしてくれない
エリカ
「えェーじゃないです……とりあえず話を聞きましょう」
ヤンファ
「へいへい」 エリカちゃん訓練受けてフェリシアに近づいた気がするな
#アラン
「こうしてまとめてツラ突き合わせるのも、なんだかんだ久々だなァ」
ヤンファ
「だなァ。数ヶ月前を思い出すわ」
シャルロット
「新鮮で面白くはありますが……今日はどういったご用件で?」
#マグダレーナ
「ああ」 シャルロットにひとつ頷いて。
#マグダレーナ
「まずは正式に《アストラム》への入隊を決めてくれてありがとう」 座ったまま、丁寧に頭を下げて。
シャルロット
そんな姉には、ニコニコ笑顔で頷いておこう
エリカ
「い、いえ。お礼を言われるようなことでは、ないです」
ソルティア
「こちらこそ無理を言ってしまいまして……」
ソルティア
と言っても前線に近い街で神官が増えるのは軍にとっていい事だな。<アカシャインミスティ入り
#フェリシア
「既に手配はさせていただいていますが、ご家族の生活の保障などについての条件は遵守させていただきますのでご安心ください」
シャルロット
クレリックじゃなくて、プリーストなん? >ソル妹
#マグダレーナ
レベレイションの魔法を掛けてもらえれば、クレリックからプリーストに進化する状態。>シャル
シャルロット
ヴァリアブル進化予定だった。
#マグダレーナ
「前にも話した通り、軍属ではあるが、役割としては冒険者に近い部分がある」
#マグダレーナ
「しばらくの間はそうだな。恐らく、これから始まる蛮族との戦いにおいて、遊撃隊として活躍してもらう事が主になるだろう」
#アラン
「その中で《呪音事変》に直接、あるいは間接的に関わりそうな情報があれば、随時この隊内で共有する、っつー話らしい」
シャルロット
「軍属経験があるのはソルティアさんとヤンファさんですが、私やエリカさんは慣れてないですし、ちょうどいいと思います」
#バルクマン
「ええ、兵の数はルキスラ軍を合わせて十分以上です。一般の兵とは違う動きが出来る者が何よりも必要となるでしょう」
ソルティア
「こちらから侵攻していくのですからね……遊撃部隊の出番も多そうですね」
ヤンファ
「蛮族かァ……そういやァ、俺やエリカちゃん、ソルティアは冒険者やってて蛮族とも対峙したことあるが」
ヤンファ
「シャルはそういうの初めてだよなァ」
エリカ
「そういえば確かに……」 シャルロットと一緒に出た依頼は蛮族と戦ったことなかったな、と。
シャルロット
「そうですね。私は離れた場所で生活していましたから……ともあれ、お姉様だって一兵卒としては戦った経験もないでしょうけれど」
#マグダレーナ
「そうでもないぞ? 最近は自重してはいるが、以前には時折前線に立ち、直接蛮族たちを相手にしていたこともある」
シャルロット
「そのブン、私が暴れさせていただきますので」 えへへー
#アラン
「血は争えないってやつだ」
ヤンファ
「ま、戦うっつー意味では相手が変わっただけで大差は無いんだがな」 相手の戦略とかが若干異なるぐらいか
シャルロット
「蛮族もあまり見たことが……どんな相手なんでしょうね?」 コボルドぐらいしかしらないんじゃ(待
エリカ
「……」 前も思ったけど、こんな偉い人がそうほいほい前線に出ていいものなんだろうか……。
#マグダレーナ
「さて……ソルティアの言う通り早速緒戦からアストラムには重大な任が課されると思うが、その話をする前に……フェリシア」
#フェリシア
「はい」 立ち上がって、執務机から中サイズの箱を取り出そう。
ヤンファ
「で、何だァ。箱?」
#フェリシア
「……」 フェリシアはテーブルの上に、静かに箱をおいて。
エリカ
「……なんですか?」 箱?
GM
中から出てきたのは、中心に赤く輝く宝石(?)が据えられたバッヂだ。
ヤンファ
「勲章かァ?」
エリカ
「これは……バッジ?」 はてな。
GM
よく見てみれば、フェリシアとバルクマン、アランの胸には既にそれと同じものが付けられている。
ソルティア
「アストラムの軍属証明のバッチでしょうか?」 軍属証明っつーか所属証明っつーか
シャルロット
「……これは?」 何となく想像は付くけれど
エリカ
「……というか、第四軍の?」
エリカ
ちらちら、と。バルクマンとかにもついてるの見て。
#マグダレーナ
「いや」 第四軍のという部分には首を振り。 「正確には、アストラムに所属してある事を示す徽章だ」
#マグダレーナ
ソルティアの言った感じにね。
#マグダレーナ
「ハウルはアストラムの所属ではないが、私の騎士という立場から、同様にこれを身に着けて貰っている」
#マグダレーナ
こんなアイテムです。
〈星辰徽章〉

知名度 10 形状 赤く輝く宝石(?)のあしらわれたバッジ カテゴリ一般品
概要 所属を示すと共に装備者の活力、精神力を向上させる 製作時期現在
効果
 このアイテムの所持者は、常に生命・精神抵抗力判定に+1のボーナス修正を得ます。
由来と逸話
 マグダレーナ・イエイツから手渡された、ダーレスブルグ第四将軍直属特務部隊《アストラム》の隊員であることを示す身分証です。
 市場では見ることもないような不思議な輝きを放つ宝石を中央に据え、身につけた者に不思議な力を与えます。
シャルロット
「では」 すちゃ。
ヤンファ
「《アストラム》の、ねェ。中々本格的な感じがするじゃァねえか。って早ッ」 シャル見て
エリカ
「そういうことだったんですか」 なるほど。
エリカ
「……って」 説明終わってなかろうにこの女は。>シャル
ソルティア
「この真ん中の宝石のようなものは一体……?」
#フェリシア
「よくお似合いです、シャルロット様」
#マグダレーナ
「ふふ、特別製の宝石と思ってくれればいい。原産地や製造方法は秘密だがね」 人差し指を立てて口の前に当てて
ソルティア
「マグダレーナ様ご自慢の一品、と言うことですか」 はは、と笑って。
#マグダレーナ
「そう思ってくれて構わない。決して怪しいものではないから安心してくれ」
ヤンファ
「特別製ってか。洒落てるねェ」
#アラン
「ま、何でもイエイツ家に伝わる云々かんぬんとか」
ソルティア
「では、失礼して……」 マグダレーナ様に断ってバッジを装着しよう。
エリカ
「……ええと、それじゃあ」 同じくバッジ装着しよう。
ヤンファ
「ま、俺もつけるかァ」 どこにつけよ。左腕とかにしとくか
#マグダレーナ
「詳しい話は、〈ファランダレス〉について同様、父から聞く事は出来なかったのだけれど……ただ信頼のおける相手に託すものとしては最適だろうと思ってね」
シャルロット
「お姉様、ありがとうございます」 ぺこ
#マグダレーナ
「ああ、どういたしまして」
ソルティア
「それでは、ありがたく拝領いたします、マグダレーナさま」 ぺこりとお辞儀しつつ。
ヤンファ
「なら、姫さんのお守りみたいなモンだと思っとくぜェ」
エリカ
「ありがとうございます」 ぺこり。
#アラン
「失くすんじゃねェぞォ」
ヤンファ
胸はありきたりなので左腕につけました
#マグダレーナ
「皆が付けてくれたら、次の話に移ろうか」
シャルロット
「……さっそく、蛮族絡みの任務ですか?」 一通り装着はすませたみたいだ
#フェリシア
「ええ、その通りです」
#バルクマン
「現在、此処より北のネベール砦の更に先において、蛮族との小競り合いが続いています」
#バルクマン
「明日より順次インミスティから兵をネベール砦へと移し、準備が整い次第、蛮族側の最前線の砦ロース砦を攻略する手はずになっています」
ヤンファ
「その小競り合いに参加するってだけかァ? 遊撃にしちゃ単純過ぎる気ィするが」
#マグダレーナ
「詳しい作戦説明についてはネベール砦に着いてからされる事になっているが
シャルロット
「ええと……大将格との決戦、ですか?」
#マグダレーナ
「ああ、その通りだ。恐らく、《アストラム》には敵の大将を討ち取る任が与えられるだろう」
エリカ
「大将……」 大仕事じゃないか。
ソルティア
「精鋭部隊らしい仕事と言えばその通りですね」
#フェリシア
「……理由は、お分かりでしょうか」
シャルロット
「私たちの運用としては、裏方の遊撃よりも目立つところの花形が良いところでしょうしね」
エリカ
「……」 まあそうだろうなと、シャルロットをチラ見つつ思う。
シャルロット
「ですが、私たちがそれを頂いてよいのですか? 急造の部隊です、周りの批判も気になりますが」
#マグダレーナ
「当然、私やフェリシアもそれは懸念しているのだが」
#マグダレーナ
「ユリウス曰く、その心配はないと」
エリカ
「……皇帝陛下が、ですか」 心配ない、って。なんだか、なあ。
ソルティア
「皇帝陛下がそうおっしゃったのですか……」 文字通り象徴にしようとしてるって事だな。
#マグダレーナ
「まぁ、公国側としては自国の姫が活躍する分には早々批判は出ないのは確かだろう。……開放派との問題が終息したのも大きい」
シャルロット
「……その言葉回しは気になります。ファランダレスもそうですが、先の騒動をどこまで捉えているのでしょうか」 うーん、と顎に手を当てて
ソルティア
「まぁ、国内の騒動が収まり、先への展望が出来たタイミングでシャルロットさんが活躍するのは、公国民にとって心強い事であると思いますよ」
#フェリシア
「……我々も皇帝陛下がそう断言される理由を考えてみたのですが、簡単な事しか思いつかなくて」
ヤンファ
「まァ、あの男が考えるコトは中々読めないモンが多いしなァ」
エリカ
「……よくわかりませんね」
#バルクマン
「…………」 腕を組んでさらに眉間に皺を寄せて考えている。
#アラン
「あくまで連合軍の総大将はユリウスへーかっつー事になってっからなァ。帝国民としちゃ、自分たちのが上だっつー安心感はあるのかも知れねェが」
シャルロット
「問題にはなるが、問題としない。と、とらえることも可能ですね。私を切り捨てる心積もりであれば」
#マグダレーナ
「……シャルロットを切り捨てる心算?」
ヤンファ
「いや、それは無いと思うぜ?」
シャルロット
「いえ。適当なところで切って捨てる消耗品として考えれば、無くもないのでは? いえ、あんまり本気にもしてませんが」 ルキスラの一件もあることで。
ヤンファ
「そんな算段つけてるなら、わざわざ時間割いてまで俺らを招待はしないと思うがなァ」
シャルロット
「そんなことはないですよ。どうでもいい、とはお考えでないでしょうし」 説明が難しい
ヤンファ
「ふむ」 ニュアンスとしては伝わらないではないが
エリカ
「………」 正直シャルロットの言いたいことは解らないではない。なんだか癪だ。
#マグダレーナ
「……」 ふむ、と顎に手を当てて考えて。 「だが、それは少々あちらにとってのデメリットも大きすぎるように思えるな」
シャルロット
「デメリット?」 何か困ることでもあるのかしら
#マグダレーナ
「少なくとも、君たちの活躍を肯定的に捉える者も多く居る」 むしろそちらが主流だろう、と。
#マグダレーナ
「それらの意志に反して切り捨てるような事をすれば、帝国への糾弾は《蒼き北伐》の時の比ではなくなるだろう」
ソルティア
「……帝国、皇帝陛下が先の事をどこまで見ているか、と言うのが問題ですね……」
ソルティア
「少なくとも、切り捨てるなら評判を落としてから、と言う事になりそうですね……」 しかめっ面で。
シャルロット
「いえ。単なる切捨てではそうでしょう。ですが仮に、あの魔剣を用いた名誉ある戦死であれば?」 少々問題が発生しても、そこで大体ケリが付く。後は、いいように丸めればおしまいだ
#フェリシア
「……今でこそ、肯定的な評価が一般的になっていますが、当時は《蒼き北伐》への結果に対する批判も多くはありましたから」
エリカ
「……あの人なら、どうとでも美談にしてしまいそうですけど」 ぼそっと。
シャルロット
「そういうことですね、エリカさん」 美談にしちゃえばいいんだよ
#マグダレーナ
「……確かに、不可能ではないだろうが。その場合、何を目的としているか、だな」
#マグダレーナ
「〈ファランダレス〉を使って、シャルロットが命を落とす結果になったとして、それでどのようなメリットがあちらに存在するのか」
シャルロット
「さて……そこまでは。もとより、目的意識が明確すぎて不透明な方のこと、どこまで先が見えているか私もわかりませんよ」
ヤンファ
「まァ、言っちまえば信用し切るのは危険だから用心しとけってコトか」
#アラン
「ま、そうだなァ。会談の時から訳分かんねー事ばっか言ってんだし」
#アラン
「そーそ、ヤンファの言う通り適度に用心しとけってくらいだな」
ソルティア
「……今の段階では、皇帝陛下が何を考えているかを予想するのは難しいですからね」 と肩を竦める。
エリカ
「……あんまり深読みしても仕方がない、ってことですね」
ヤンファ
「考えすぎてドツボにハマっちまっても意味無ェしなァ」
#フェリシア
「……ともあれ、正式に我々がその任を言い渡されるかどうかも、ネベール砦に行ってからでなければ分かりませんね」
ヤンファ
「ただ、俺が気に食わないのは国が疲弊した状態で戦を始めるっつったことだがなァ」
シャルロット
「そこは、まあ。仕方ないと思いますよ。そうじゃなければ、また延々内争が始まってしまいますし」
#バルクマン
「あのまま蛮族との小競り合いを続けていても、こちらも疲弊するばかりであったのは事実だ」
ヤンファ
「仕方ない、ねェ」 まぁ確かにそうなんだが
#バルクマン
「事実、国としての方針をはっきりと定められぬ故、ここ2年の間は防戦に徹していたからな」
シャルロット
「変に充実した状態になると、心に余裕が出来て“このままでもいいのでは?”っていう保守の考えが自然浮かぶものですからね」
エリカ
「……だからって、無理して変えることもないと思うけど、ね」
ヤンファ
「………」 あの男がその流れすらも掌握していたら、と思ったが口にはしなかった
#マグダレーナ
「保守派という考えを持ちながらも、インミスティまで開拓が進んでいる以上、引き下がるのも容易ではないものがあるからね」
#マグダレーナ
故に自分としても判断を下しかねていた、と。
シャルロット
「ま……あ、そこは今後の話題ですね。今は目先を気にしましょう」
#マグダレーナ
「何にせよ、今はこのくらいにしておこうか」
ヤンファ
「ま、それもそうかァ。やるからには気持ち切り替えて行こうじゃァねえか」
エリカ
「……そうですね」
ソルティア
「えぇ、そうしましょう。まずは移動でしたか?」
#マグダレーナ
「明日、君たちには我らと一緒にネベール砦へと向かってもらう」
シャルロット
そういえば、その……なんだっけえ? 前線砦にあつまるのは連合軍なの?
GM
連合軍だよー。
GM
ルキスラもダーレスブルグも一緒や。
シャルロット
じゃあ指揮系はユリウスなのかな
GM
総大将はユリウスと先ほども言ったった。
シャルロット
いや、今回の作戦単位でユリウスが出てくるもんじゃない気がして無意識に聞き流してたわ……
GM
緒戦は出しゃばらなきゃ>< という理由で出てきます。
シャルロット
そういう。理解。
GM
いやそれだけじゃないけど。
#マグダレーナ
「ネベール砦へと移動を終えた後は、すぐにでも会議に招集され、先程言ったような任が下されるだろう」
#マグダレーナ
「君たちは、今日の内にゆっくりと休んでおいてくれ」 あちらに着いたらなかなかゆっくりと休むのも精神的に難しかろうと。
シャルロット
「了解いたしました。おまかせください、お姉様」
ヤンファ
「あいよォ」
ソルティア
「了解しました」
エリカ
「は、はい」

GM
翌日、君たちは日中の内にネベール砦へと移動を終えた。
GM
砦にはルキスラ・ダーレスブルグの多くの兵士たちが駐屯しており、人の数だけで言うのならばインミスティよりも賑やかだ。
GM
本来の建物だけでは足りず、その周囲に簡易兵舎が建てられたり、いくつものテントが張られたりしているようだ。
GM
その中で、君たちは連合軍の総指揮官であるユリウス・クラウゼの元に呼び出されていた。
シャルロット
「壮観ですねぇ」 そんな風景をほのぼの眺めて歩いて抜ける
ヤンファ
「おォおォ、前線って感じだなァ」 周囲を見て
ソルティア
「何でシャルロットさんはこんなにほのぼのしてるんでしょうねぇ……」
エリカ
「……まあ、いつものことじゃないですか?」
ソルティア
「これから皇帝陛下にお会いするんだから、もうちょっときりっとしていてほしいだけどね……」 はは
GM
そんな様子をまじまじと見ながら、君たちは兵士に案内されて、砦の作戦会議室へと向かう。
GM
やってきた部屋では軍議に使われる、長方形の大きなテーブルの置かれた部屋だ。テーブルを囲むようにユリウス、ベアトリス、その護衛である黒の騎士、マグダレーナ、フェリシア、バルクマン、バルトロメウス、アラン、ランベルト、そして君たちが以前一度会った賢人イーヴ・ルヴェリエの姿があった。
GM
テーブルの上には、レーゼルドーン大陸南部の地図、その上には各軍を示すであろう駒などがいくつも置かれている。また、部屋の奥のボードにもいくつもの資料などが貼られており、この部屋で様々な軍議が交わされていることが理解できる。
ヤンファ
ン?」 意外な顔が一人
シャルロット
「……?」 ヤンファも気になったみたいだ。こっちもおや、という顔を浮かべる
エリカ
(……あれ) 予想してなかった人が。
#イーヴ
「……ン」 君たちの姿を見ると、中指で眼鏡のブリッジを持ち上げて
ヤンファ
「こりゃァまた珍しい客人が来てるなァ」 あの時はまだジャンだったが。
エリカ
「……」 とりあえずぺこりと頭下げます。
シャルロット
もしかして、迷惑かけちゃったかな(バレた、という意味で
#ユリウス
「よく来てくれた、《アストラム》の諸君」 そんな様子を遮るかのように、テーブルに手を乗せ、指を組んだ体勢のままユリウスが言う。
ソルティア
「……?」 予想外の人がいるのに一瞬戸惑いつつ。 「《アストラム》メンバー、参上いたしました」 と挨拶だけしておく。
シャルロット
「……」 私の仕事……。恨めしそうに下から睨んだ後、まあそういうの全部任せればいいかと思い直し
シャルロット
「光栄です」 頭を下げて
エリカ
「……は、はい」
ヤンファ
「は」 ユリウスには相変わらず他人行儀
エリカ
「……」 皇帝陛下の御前だし当たり前っちゃ当たり前だけどなんかこいつ納得できない >キリっとしてるヤンファ
ヤンファ
「どうかなさいましたか?」 くくっと内心笑って
エリカ
「……いーえ」 こいつ絶対心の中で笑ってやがる
ヤンファ
「左様ですか」 とだけエリカに返して真面目な顔してユリウスの話を聞く
#ユリウス
「空いている席に自由に腰掛けてくれ」

各々着席する一同。

#ユリウス
「さて、まずは此処に並ぶ諸氏の紹介から始めた方が良いだろうか」 もっとも殆どは知ってるだろうけど、と言外に。
シャルロット
「ええ。お願いいたします」 どういう経緯で居るのかも知りたい
ソルティア
挨拶をしちゃったので返答はシャルロットに任せる風にしれっとしていよう
#ユリウス
「まぁ、余とエインズレイ宰相、マグダレーナ殿下とフェリシア補佐官、バルクマン殿については説明するまでもないだろう」
#ユリウス
「こちらの者についても然り。余と宰相の護衛を務めてもらっている」 と傍らに佇む甲冑の騎士を示して。
ソルティア
「お久しぶりです、宰相様、騎士様」 礼をしておこう。
#ベアトリス
「……まずは、バルトロメウス殿について」
#ベアトリス
「皆さんも既にご存知かも知れませんが、公都にはバッカス前大使の後任の者が正式に赴任し、既に大使としての職務を始めています」
シャルロット
とりあえず頷いて先を促そう
#ベアトリス
「それにつき、駐在武官も別の者が担当する事となりましたので、元冒険者という経緯もあり、バルトロメウス殿には戦線に加わっていただく事となりました」
ヤンファ
「成程。それはこの上なく心強い」
シャルロット
「……」 どうしよう。この形態(?)のヤンファになれなくて気持ち悪い
エリカ
気持ち悪いよね。
ヤンファ
ひどいワロタ
#バルトロメウス
「改めて、バルトロメウス・アイゼナッハです。至らぬ身ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます」
シャルロット
「宜しくお願いします、バルトロメウスさん」
ソルティア
「こちらこそ、宜しくお願いします、バルトロメウス様」 ぺこりなう
エリカ
「よろしくお願いします」 ぺこり。
シャルロット
所属的にはどこにいくのかしらね
GM
帝国側のフリーに近い位置、かな。まぁアストラムと似たような役目をするかもなって認識でOK
#ベアトリス
「次に、ランベルト教授。教授には、帝国のマギテック協会の代表としてこちらに来ていただいています」
#ベアトリス
「今回の戦いでは、いくつかの魔動兵器の投入が予定されており、それらや他の魔動機械の調整が重要になってくるでしょう」
シャルロット
「……」 それでランベルトさんがきてんのかしらね。ちら、と視線
#ランベルト
「本来ならば、私ではなくドルッケン会長が適任なのでしょうが……何分、彼にも事情があるようでして」 ぎっくり腰とか。
ソルティア
「いえ、とても心強いです、教授。今回も宜しくお願いしますね」 にこっと微笑んで。
ヤンファ
「お互いに事情を理解しているという上でも、都合が良いと思われます」
#ランベルト
「ルキスラ帝都マギテック協会副会長ランベルト・ロートシルトです。改めてよろしくお願い致します」
シャルロット
「宜しくお願いします」 不用意な発言は(爆)死に繋がる。今日のシャルは良い子(笑顔で黙っている
エリカ
「よろしくお願いします」 と今度は博士に。ぺこり。
#マグダレーナ
「イーヴ殿については、君たちは一度会っているはずだね」
ソルティア
「えぇ……一度お世話になったことがあります。子供達は元気ですか?」 とか軽く問いかけつつ。
#イーヴ
「ああ、お陰様でね」
ソルティア
「それはよかった。やんちゃが少しは治っているといいんですが」 小さく微笑んで。
#イーヴ
「子供は無邪気でやんちゃなくらいが丁度良い」 まぁあれは行きすぎていたけど。
#マグダレーナ
「彼には、私との個人的な交友もあり、またルキスラ帝国側にも元〈蒼き雷の剣亭〉所属の冒険者という繋がりもお持ちだ」
#マグダレーナ
「公国で起こった一連の事件について話し、協力を依頼した所、アドバイザーとして今回連合軍に協力してくださる事になった」
ヤンファ
「………」 イーヴ、か。またこの男と会うとは思っていなかったが……これは良い機会かもしれないな
エリカ
「……」 嫌いではないけど、苦手な感じの人なのよね。
ヤンファ
「成程……ヤンファ・シャンリークと申します。お見知り置きを」 バレてるかバレてないか知らないがイーヴには改めて名乗った
シャルロット
「……」 なんだか申し訳なさそうな顔をしている。隠居していたかったろうに
#イーヴ
「殿下」 申し訳なさそうな顔をしているシャルロットに。
#イーヴ
「私は賢神の使徒として、必要と判断し、自らの意志で此処に居ます。どうかお気に病む事のないよう、お願い申し上げます」
#イーヴ
当然、隠居をしていたいという気持ちはあるのだろうが、それを踏まえた上で、と。
シャルロット
「……そうですか。ご迷惑おかけするかと思いますが」 よろしく、と頭を下げる
#イーヴ
「いえ」 眼鏡のブリッジをくいっとあげて。
ヤンファ
「………」 俺も新しい眼鏡欲しいなァ
#ユリウス
「……さて、そんな所で紹介は完了か」
#ベアトリス
「では、次は明日以降の戦いにおける作戦と、それぞれの役割についてのお話をさせていただきましょう」
ソルティア
「はい、よろしくお願いします」
#ベアトリス
「これまでも、このネベール砦から北では、蛮族軍との小規模な戦いが繰り返されている事は既に聞き及んでいると思います」
#ベアトリス
「明日より、その状況を打破し、蛮族軍の前線砦であるロース砦を攻略する為に、本格的に進軍を開始します」
#ベアトリス
「ロース砦に駐留している蛮族軍の将は血気盛ん。事あるごとに、自ら前線へと赴くような者です」
シャルロット
「……」 わ、わたしは出ませんよ。そんなことしませんもん
ソルティア
よくPPをマイナスにするくらいっすよね
#ベアトリス
「こちらが多くの兵を投入すれば、それに応じて敵軍も打って出てくる事でしょう」
#ユリウス
「連合軍は、基本的に敵軍と正面からぶつかる」
#ユリウス
「数では互角、個体の能力はあちらに分があるが、練度はこちらが上。が、こちらにはそれに加えて魔動兵器を投入する」
ヤンファ
「………」 ルキスラらしいやり方だな
シャルロット
「魔動兵器、というと?」 なぎはらえ!
#ユリウス
「ドゥームやクィンドゥームといった、基本的な魔動兵器を小型化させたものだ」
シャルロット
「使役できる固体が戦力となるほどあるんですね……」 さすが、と呟いて
#ユリウス
「伊達にアル・メナスの遺跡の発掘に注力していた訳ではない」
ヤンファ
「ルキスラ帝国が誇る屈指の技術を拝見できるということですね」
#ランベルト
「……とはいえ、今回の戦いにおいてはあくまでおまけ程度のものだと思っておいてくれ」
ソルティア
「……今回においては、と言う事は……」 これから進化系が出てくるのか……
#ランベルト
「時間が許せば改良も可能だろうが……なかなかその時間はないだろう」 少なくとも戦争中は。年単位には続かないし。
ソルティア
「そ、そうですね……」 魔動機に疎い&ガン怖いだから魔動機って嫌いなのよねー、とちょっと汗かきつつ答える。
#ユリウス
「君たちには、それとは別に動いて欲しい」
#ユリウス
「戦場の合間を縫って、あるいは状況次第では裏を駆けて、敵軍の将の元まで駆け抜け、それを討ち取ってもらう」
シャルロット
「砕いて話すと、過程は任せるので敵将を倒せ、ということですかね」
#ユリウス
「ああ、単刀直入に言えばそれだけのことだ」
エリカ
「……」 簡単には言うけど。
#ユリウス
「とはいえ、少なからず邪魔は入るだろう。その為に、君たち4人だけに任せる、という事はない」
シャルロット
「私たち4人に加え、露払いの小隊をいただければ……相対も容易になるでしょうね」
#ユリウス
「ああ」 頷いて
シャルロット
「……」 そういう意味では、もう1グループ冒険者チームを用意するのも、いいのか。検討しておこう
#ユリウス
「まず、敵将を討ち取る為の部隊として、君たち4人に加えて」 アラン、マグダレーナ、フェリシアを見て
#アラン
「おォ、俺かフェリ公か姫サンを連れてけってよ」
エリカ
「……その三人から、って」
ソルティア
「凄い三択ですね……」 主に一番最後が。
#アラン
「だろ?」

▼NPCデータ

アラン・ディーリアス
器用度 30
敏捷度 36
筋力  21
生命力 23
知力  15
精神力 17

HP 68+2  MP 17+2
ファイター     10
スカウト       7
セージ        5
エンハンサー     3

戦闘特技
1.《武器習熟/ソード》
3.《防具習熟/非金属鎧》
5.《武器習熟Ⅱ/ソード》
7.《回避行動》
9.《マルチアクション》
ex.《挑発攻撃》
《タフネス》
《トレジャーハント》
《ファストアクション》
《鋭い目》
秘伝/CA
《猛鬼嘲童》
練技・賦術
【ガゼルフット】
【アンチボディ】
【ストロングブラッド】
装備
〈静流底深〉
〈カイトシールド〉
〈風切りのサーコート〉
〈聖印〉
〈ひらめき眼鏡〉
〈幸運のお守り〉
〈サーマルマント〉
〈多機能ブラックベルト〉
〈軽業のブーツ〉
〈キングロバーの指輪〉
ほか
〈静流底深〉

基本取引価格:40000

知名度 19 形状 蒼い透き通った刃を持つ直剣 カテゴリ〈ソード〉S
概要 静かな流れは底が深い 製作時期魔動機文明○
効果
智者は語らず
 宣言特技を宣言せずにこの武器で攻撃を行う時、追加ダメージを「連続で宣言特技を宣言しなかったラウンド数」点だけ上昇させます。
 この効果は、最大「4」点まで重複します。
 一度でも宣言特技を使用すると、カウントは再び「0」に戻ります。
用法必筋命中威力C値追加D
備考
1H 20 +1 30 +1 魔法の武器
2H 20 +1 40 +1 魔法の武器
フェリシア・エアハート
器用度 30+1
敏捷度 33+1
筋力  16
生命力 20
知力  19
精神力 21

HP 50     MP 39
シューター     10
フェンサー      8
マギテック      6
セージ        5
エンハンサー     3

戦闘特技
1.《武器習熟/ソード》
3.《両手利き》
5.《二刀流》
7.《射手の体術》
9.《魔法拡大/数》
ex.《マルチアクション》
《鋭い目》
秘伝/CA
《デュアルアクション》
練技・賦術
【キャッツアイ】
【ガゼルフット】
【メディテーション】
装備
〈フリッサ+1〉
〈マンゴーシュカスタム+1〉
〈デリンジャー+1〉×4
〈転換の首飾り〉
〈韋駄天ブーツ〉
ほか
《デュアルアクション》 必要名誉点:30
基礎特技《両手利き》 前提《両手利き》 術者限定1Hの近接武器
+1Hの〈ガン〉
概要近接攻撃と射撃攻撃を同時に扱う
効果  一回の主動作で、近接攻撃と射撃攻撃を両方行います。
 この時、命中力判定に+2のボーナス修正を受けますが、《二刀流》を習得していない場合、命中力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
マグダレーナ・イエイツ
器用度 32+2
敏捷度 14
筋力  31
生命力 26
知力  16
精神力 21

HP 71+2  MP 45+2
ファイター     10
プリースト:ザイア  8
レンジャー      5
セージ        5

戦闘特技
1.《魔法拡大/数》
3.《防具習熟/金属鎧》
5.《防具習熟Ⅱ/金属鎧》
7.《MP軽減/プリースト》
9.《魔力撃》
ex.《かばう》
《タフネス》
《治癒適性》
《鋭い目》
秘伝/CA
《流水》
《不動堰》
《魔法圧縮/数》
練技・賦術
装備
〈バスタードソードカスタム+1〉
〈タワーシールド〉
〈イスカイアの魔導甲冑〉
〈奇跡の首飾り〉
〈サーマルマント〉
〈シャイニングリング〉
〈ブラックベルト〉
〈韋駄天ブーツ〉
〈信念のリング〉
ほか
流水(りゅうすい)》 必要名誉点:20
基礎特技《かばう》 前提なし 術者限定〈盾〉
概要《かばう》を行なっても回避力判定を行える
効果  この秘伝でかばった対象が攻撃された時、使用者は通常通りに回避力判定を行うことができます。
 同時に、「かばって攻撃を受けた、あるいは回避した回数」点だけ、次の手番での近接攻撃の追加ダメージが上昇します。
 この秘伝は、PPを「1」点消費します。
不動堰(ふどうせき)》 必要名誉点:30
基礎特技《かばう》 前提なし 術者限定〈盾〉
概要対象が攻撃される直前に《かばう》
効果  この秘伝の習得者は、PPを「1」点消費することで、かばうことのできる範囲内に居る味方が攻撃に晒された時、その対象を自分に変更します。
 この時、回避力判定を行うことはできず、自動的にその攻撃は命中します。また、この特技は常に効果のある特技として扱われます。
《魔法圧縮/数》 必要名誉点:30
基礎特技《魔法拡大/数》 前提なし 装備限定なし
概要複数回魔法の行使判定と威力の決定を行う
効果  1体の対象に対して、複数回魔法の行使判定・威力の決定を行い、その内の任意のひとつを採用します。
 ひとつ回数を増やすごとに、消費MPが倍増します。
 この秘伝を使用すると、PPを「1」点消費します。
ヤンファ
先制とる人、魔法ダメージ与える人、ブレスくれる人か
シャルロット
「お姉様を最前線に連れて行くとか、無いでしょう」 今日のお前が言うな
#マグダレーナ
「いや、どの道出る事になる」
ヤンファ
「そのようにおっしゃるシャルロット様も無理をなさらぬ様、お願いします」
#フェリシア
「……その3名の内、あなたたちと同行しない2名と、バルクマン、バルトロメウス殿、そしてそちらの騎士殿を加えた5名で、皆さんのバックアップを行います」
#ユリウス
「誰を共に連れていくかは、そなたたちに一任する」

 プレイヤー陣、誰を連れていくかしばし相談の後……

ヤンファ
「……アランは別働隊の斥候として不可欠。マグダレーナ様がシャルロット様と一緒に出るのも躊躇われるものがあります」
#アラン
「やめろォ!!」 鳥肌が。
エリカ
「アランさん落ち着いてください」 キモいのは同意するけど。
シャルロット
「……」 あ、アランも気持ち悪いと思ってたんだ。同情の視線
ヤンファ
「……何か不自然なことでも?」 ククク
#アラン
「死ぬかと思ったわ……」
エリカ
「死ぬなら作戦が終わってからにしてください」
シャルロット
「そういえばフェリシアさんと一緒に戦ったことってないんですよねー」 気が緩んできた。
ソルティア
「シャルロットさん、緩んできてますよ」 顔とか。
ヤンファ
「言い方が少々悪くなりますが、消去法となればフェリシアが我々について頂くのが賢明かと」
#フェリシア
「……」 ぞわわわわ
エリカ
「……とりあえず、フェリシアさんが、っていうのには賛成します」 はい。
ソルティア
「そうですね、銃での攻撃と言うのは僕らには無い要素ですしね」 でもこっち向けないでください
#フェリシア
「……そ、そうですね」 こほんと咳払いをひとつ。 「では、私がみなさんと同行させていただきましょう」
#ベアトリス
「では、別働隊の一がシャルロット殿下、ヤンファ殿、フェリシア殿、エリカにソルティアで構いませんね」 敢えて二人には殿は付けずに。
ソルティア
「はい、その五人で良いと思いますよ、ベアトリスさん」 ちょっと砕けたいつもの呼び方してみた。
シャルロット
「では。残りのメンバーで後方支援……と言う形になりますか」
#マグダレーナ
「私、アラン、ハウル、バルトロメウス殿、騎士殿でバックアップを行おう」
ヤンファ
「では、そのように」
シャルロット
でもお姉様、出てくる理由ってなんなの?
#マグダレーナ
「……ん、いくつかあるが」
#マグダレーナ
「一番は、私も君と隣に立って戦いたいという約束かな」
シャルロット
「……もう」 そんなところを律儀に護らなくてもいいのに
#ユリウス
「では、これから作戦時における全体の動きを」 と、テーブルの上の盤を使って説明を始めるが、まぁそこはゲーム的にはぱっと省略されるところだ。
GM
と、他になければそんな感じで次の場面へ移るぞ。

GM
会議が終わると、続々と皆が席を立っていく。
GM
そんな中、最後に席を立とうとしていたベアトリスに、ソルティアが声を掛ける所から始めよう。
ソルティア
「あ、すみません。ベアトリスさん、少しいいですか?」 と声をかけるのだ。
#ベアトリス
「……おや、ソルティア。どうしました?」
#ベアトリス
とんとんと書類を整えながら、顔を上げて。
ソルティア
「えぇ。アカシャの事で相談がありまして……」
#ベアトリス
「アカシャの事で? ……ああ、確か今はインミスティの神殿に居るのでしたね」
ソルティア
「はい。あの子も努力が実って、後は神聖魔法を授けられればシスターとして認められる事になりまして。その事なんですが」
#ベアトリス
「あの子は、何事にも一所懸命でしたから。それが認められるのも当然ですね」
ソルティア
「その神聖魔法を授ける術……【レベレイション】でしたか? それを行使出来る方がいたら、紹介願えないかと思いまして……」
#ベアトリス
「啓示の奇跡、ですか。それでしたら、許可をいただけるのでしたら私がしても構いませんが」
ソルティア
「お願いできますか? 既に許可は得ているようなので……」
#ベアトリス
「私でよろしいのであれば。アカシャの事は、貴方程ではないにせよ、それなりに長い間様子を見させてもらっていますから」
#ベアトリス
「その彼女に授ける事が出来るのならば、私としても嬉しい限りです」
ソルティア
「そう言ってくださるのでしたら、宜しくお願いします。アカシャもきっと喜びますよ」 と笑顔になって。
#ベアトリス
「では、この戦いが終わって落ち着いたら、一度インミスティまで戻って、儀式を行うとしましょうか」
ソルティア
「はい、ありがとうございます」
#ベアトリス
「ふふ、一刻も早く今回の戦いを終わらせねばならぬ理由が出来ましたね。私は戦いにおいては後方に控えるのみになりますが、どうか無理をせぬよう、頑張ってください」
ソルティア
「ありがとうございます。僕も早くこの戦いを終わらせたいと思いますよ……彼女(アカシャ)には心配をかけとおしですから」 と苦笑して。
#ベアトリス
「ええ、早く安心させてあげてください」
#ベアトリス
「それでは、その為にも今日は早く休んだ方が良いのではありませんか?」
ソルティア
「それもそうですね。では、ここらで失礼させてもらいます」 ぺこっとお辞儀して。
#ベアトリス
「ええ、しっかりと英気を養っておいてください」
ソルティア
「はい。ベアトリスさんも、余り根を詰めすぎない様に……」 と気遣いつつ去るのだ。
#ベアトリス
「ありがとうございます」 目を閉じて微笑んで答えて。

GM
さて、ではそれとは別の場面。
GM
会議からしばらく後、イーヴが一人のタイミングを狙って、彼に宛てがわれた部屋にやってきた……で大丈夫?
ヤンファ
OK
GM
では、今その部屋の前としよう。
ヤンファ
コンコン、とノックし
GM
元々静かなのが好きなのもあってか、彼の部屋は砦の中でもかなりひっそりとしている部分だ。
#イーヴ
「どちら様でしょうか」
ヤンファ
「《アストラム》所属、ヤンファ・シャンリークです」
ヤンファ
「お時間がございましたら、お話をと」
#イーヴ
「君だけ、か?」
ヤンファ
「はい」
#イーヴ
「分かった、入るといい」
ヤンファ
「はっ。では、失礼します」 ガチャリとノブを回して部屋に入る
#イーヴ
部屋の中は、さっぱりとしている。目を引くのは、テーブルなどにうず高く積まれた書物くらいか。
ヤンファ
パタン、と静かに扉を閉める。閉め際に廊下に誰もいないかを眼と耳で確認しつつだ。
#イーヴ
椅子に座って本を読んでいたが、それを閉じて立ち上がり、ヤンファをソファへと促そう。
#イーヴ
特に誰も居ないようだ。
#イーヴ
「そこに座り給え。すまないが、茶などを出す用意はない」
ヤンファ
「お気になさらず」 と頷いて椅子に座り 「……ご無沙汰しております、と言ってもお気付きにならないでしょうか」
#イーヴ
「その話し方には大分無理があるだろう。自然体で構わない」 言いながら、机を挟んで反対側に座ろう。
ヤンファ
無理があるってワケじゃァねえんだがなァ」 これも仕事のうちだ。唐突に砕ける
#イーヴ
「腹を割って話すのが目的であれば、君も本来の姿で居るべきだろう」
ヤンファ
「カッカッカ、違いねえな」 笑いつつ 「ま、あの時村に来た面子が一人欠けてるって時点で判断できるか」
#イーヴ
「ああ、その他声や仕草など多くの判断材料があるが」
#イーヴ
「一番は既に聞き及んでいる事だ」
ヤンファ
やっぱ、まだ交流を続けてンだな」
#イーヴ
「マグダレーナ殿下とは、時折連絡を取らせていただいている」 そう大した交友関係ではないが、と。
ヤンファ
「ま、それなら話も早くて助かる」
#イーヴ
「それで、君は何を聞きに来た」
ヤンファ
「単刀直入に訊く」   「《黄金戦役》で何があった?」
#イーヴ
「ふむ、想像以上に単刀直入だな」
#イーヴ
「そうだな強いて言えば、何も無かった
ヤンファ
「……はァ?」 何も無かった、だと?   「どういうこった、虚ろを掴まされたってのか?」
#イーヴ
「いや、世間に伝わっている通り、領袖である“黄金”ドゥラージュは〈蒼き雷の剣亭〉の冒険者により討たれ、ルキスラ帝国が勝利を収めた」
#イーヴ
「それだけの事だ」
#イーヴ
「だが、その事実に疑問を持った者が居た」
ヤンファ
「………」 眼を細める。本当にそれだけなのか
#イーヴ
「その疑問を持った者たち、という事と君が考えている事が繋がって来るのではないかね」
ヤンファ
「………」 ふむ  「……“無毀なる紅玉”」
ヤンファ
「いや、アイゼル・バーガンディスっつった方が馴染みがあるか」
#イーヴ
「ああ、当時とは二つ名が変わっているからね」
ヤンファ
「そうなのか?まァソイツは良い」 続けて 「あの女に三度程会った。どうも何かしらの事情があって動いているようでなァ」
#イーヴ
「彼女たちはその《黄金戦役》に対する疑問を追っているのだろう」
ヤンファ
「あァ、もちろん俺もそう見てる」
ヤンファ
「一回目に会った時、お前のトコに来てただろォ。なら、お前も何か知ってるんじゃァないか」
ヤンファ
「そう思って訪ねてきたワケだ」
#イーヴ
「残念ながら、その詳しい内容までは私は了知していない」
#イーヴ
「君の言う通り、彼女が私の元を訪ねて来た事はあの時以外にもあるがね」
ヤンファ
「……そうかァ」
#イーヴ
「……ただ、そうだな」
ヤンファ
「……ン」
#イーヴ
「私としても、《黄金戦役》について疑問を抱いた事はある」
#イーヴ
「ドゥラージュは、蛮族の中でも特別に傑出した人物だった」
#イーヴ
「もし彼女が、周到に準備を整えていたのならば、ルキスラ帝国は勝利を収めることが出来ていたのかと思う程にね」
ヤンファ
「………」 ドゥラージュ。調べた中にはそこまで詳しい人物像は記述されてなかったが…
#イーヴ
「彼女の戦いに対する感情の根源は、復讐心であったようだが、それでも自軍に下る意を示したものであれば、人族であろうと迎え入れた」
#イーヴ
「“ドゥラージュの11人”と呼ばれる幹部たちの中にも、人族は2,3名存在していた」
ヤンファ
「……そうなのか?」 意外そうに
#イーヴ
「私は、事実を語っている」
#イーヴ
「復讐の対象である人族を受け入れるだけの度量、伯爵位を持つ程の実力、携えた黄金の剣、その他戦争に関する智略も、恐ろしい程だったと言えよう」
ヤンファ
「………」 やはり、実際に見た者の言葉は文献とは違う
#イーヴ
「だが、現実はルキスラ帝国の勝利に終わった。厳しい戦いではあったが、ドゥラージュの能力を考えれば、あっさりと言える程に」
ヤンファ
「ルキスラ側の何かしらの工作があった、とでも言うのか?」
#イーヴ
「具体的にどのような事があったのかは分かっていない」
#イーヴ
「が……私と恐らくアイゼルとラーエルも、同じ疑問を抱いたはずだ」
#イーヴ
「“ドゥラージュはもっと自分に優位に事を運ぶ事は出来なかったのか”とね」
ヤンファ
「……」 ラーエル。その名も耳にしたことがある。同僚なのだろうな
ヤンファ
「……ソイツを、あの女は追っている、か」
#イーヴ
「ああ。尤も、本当にそうであったなどという確証はないだろうが」
ヤンファ
「いや。一人がそう思うなら兎も角だぜ?」
ヤンファ
「今回参謀として呼ばれたお前に、他の経験豊富な冒険者たちが疑念を抱いてるんだ」
ヤンファ
「何かしらが隠されてる。俺はそう思ってる」
#イーヴ
「……ふむ、そうか」
#イーヴ
「ならば、今度彼女たちに会う事があれば、直接聞いてみるといい」
#イーヴ
「私に聞くより、有益な情報が得られるだろう」
ヤンファ
「他にも事情アリって感じだから姿を見せるかどうかも怪しいがなァ」 肩を竦め
ヤンファ
「ま、そうさせてもらうぜ」
#イーヴ
「……まぁ、表にあまり出てこない理由については存じているが、それも私から君に言う事ではないな」
ヤンファ
「気にならないっつーと嘘になるが、そっちまで訊くのは野暮そうだしなァ」 遠慮しとくぜ、と
#イーヴ
「そうしてくれ」
ヤンファ
「あァ。とにかく話してくれて礼を言うぜ。知らん、帰れ、って突き帰されることも考えてたぐらいだからなァ」
#イーヴ
「それでも構わなかったのだがね。君には一度下手なモノマネをされた恨みもある」 眼鏡のブリッジをry
ヤンファ
「オイオイ結構根に持つなァ……」 お手上げのポーズだ
#イーヴ
「冗談だ」 目は笑ってないが。
#イーヴ
「ともあれ、私が一刻も早く隠遁生活に戻れるよう、君たちの働きには期待させてもらおう」
ヤンファ
「その辺は任せとけよ。あんまり帝国の言いなりになり続ける気も無いんでなァ」
#イーヴ
「それについては、コメントは控えておこう」 一応どちらの勢力でもないのでな。
ヤンファ
「そうかィ。ま、サクっと済ませるトコは済ませるつもりだぜ」 と言いつつ席を立つ
#イーヴ
「さ、話が済んだのならば、誰かの目につかぬ内に行きたまえ」
ヤンファ
「あァ、邪魔したな」 それだけ言って踵を返した